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悪心・嘔吐に関する鍼灸治療の知識チェック問題集


悪心や嘔吐はさまざまな疾患や状態で見られる症状であり、鍼灸治療が有効とされています。この問題集では、悪心・嘔吐の発症機転や関連疾患、治療法についての知識を確認できる4択問題を提供します。解答と詳細な解説も含まれているので、鍼灸師を目指す方や国家試験の対策に役立ててください。



問題1

悪心と嘔吐の発症機転に関与する中枢部位として、どれが含まれないか?

A) 延髄
B) 中脳
C) 小脳
D) 第4脳室

回答: C) 小脳

解説: 悪心と嘔吐の発症機転に関与する中枢部位には、延髄、第4脳室、橋、中脳がありますが、小脳は含まれていません。

問題2

機能性ディスペプシアの定義に最も適切なのはどれか?

A) 上部消化管の内視鏡検査で器質的疾患が確認できる疾患
B) 上部消化管の内視鏡検査で器質的疾患が確認できないにもかかわらず、胃や十二指腸由来の症状が続く疾患
C) 胃内視鏡検査で胃潰瘍が確認できる疾患
D) 胃酸が食道に逆流する疾患

回答: B) 上部消化管の内視鏡検査で器質的疾患が確認できないにもかかわらず、胃や十二指腸由来の症状が続く疾患

解説: 機能性ディスペプシアは、内視鏡検査で器質的疾患が確認できないにもかかわらず、上腹部の症状が続く疾患です。

問題3

悪心・嘔吐の予防・治療法として推奨されていないものはどれか?

A) 行動療法(リラクセーション、催眠、音楽療法)
B) 鍼治療
C) ストレス管理
D) 過剰な薬物使用

回答: D) 過剰な薬物使用

解説: 悪心・嘔吐の予防・治療には、行動療法や鍼治療、ストレス管理が推奨されていますが、過剰な薬物使用は推奨されません。

問題4

鍼治療で悪心・嘔吐に効果的な経穴はどれか?

A) 内関
B) 足三里
C) 合谷
D) 三陰交

回答: A) 内関

解説: 悪心・嘔吐に対して効果的な鍼刺激経穴は「内関」です。

問題5

ディスペプシア(Dyspepsia)の語源として正しいのはどれか?

A) ラテン語の「dis-」(困難)と「pepsis」(消化)
B) ギリシャ語の「dys-」(不良、困難)と「pepsis」(消化)
C) フランス語の「dis-」(欠如)と「pepsis」(消化)
D) ドイツ語の「dys-」(不良)と「pepsis」(消化)

回答: B) ギリシャ語の「dys-」(不良、困難)と「pepsis」(消化)

解説: 「ディスペプシア」はギリシャ語の「dys-」(不良、困難)と「pepsis」(消化)から派生しています。

問題6

胃食道逆流症(GERD)の特徴として正しいのはどれか?

A) 胃酸が食道に逆流する疾患
B) 上部消化管内視鏡検査で器質的疾患が確認できない疾患
C) ストレスが主な原因とされる疾患
D) 消化不良が主な症状の疾患

回答: A) 胃酸が食道に逆流する疾患

解説: 胃食道逆流症(GERD)は、胃酸が食道に逆流する疾患です。

問題7

悪心・嘔吐の症状が発生する原因として、次のうちどれが直接作用によるものか?

A) 脳圧亢進
B) 中毒
C) 胃の機能低下
D) 脳内出血

回答: C) 胃の機能低下

解説: 直接作用による悪心・嘔吐の原因には、内分泌疾患や代謝異常が含まれますが、胃の機能低下も含まれます。

問題8

生活習慣の改善方法として推奨されるものはどれか?

A) 就寝前の大量の食事
B) ストレス管理
C) 暴飲暴食の推奨
D) 胃酸を促進する飲料の摂取

回答: B) ストレス管理

解説: 生活習慣の改善方法には、ストレス管理やバランスの取れた食事が推奨されますが、就寝前の大量の食事や暴飲暴食は推奨されません。



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