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モルト粕を使ったビールの紙を使って、活版印刷で遊ぶ

Twitterに投稿しただけだったので、noteにも残しておきます。

静岡県が緊急事態宣言に入る直前、浜松のブリューパプ「オクタゴン」にてビールジャーナリストさんと、活版印刷機で遊んだという話です。

きっかけは2つあって、1つは鴨江アートセンターで行った僕の活版ワークショップに、そのビールジャーナリストさんが参加してくれ、いつか呑みましょうねと約束したこと。もう1つは、クラフトビールのモルト粕を使った紙を開発しましたという記事を立て続けに読んだこと。


あ、社交辞令でなく、彼を誘って呑めってことだなと(笑)。すぐに、クラフトビールペーパーをお取り寄せし、彼と呑む日を決めたのでした。

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「クラフトビールを味わい尽くす」をコンセプトに開発されたこの紙は、ビールを作る過程で破棄されてしまうモルト粕を、クラフト紙に混ぜ込んだ再生紙。

色味や繊維の質感にこだっわって、6%という絶妙な配合。言われてみればビールの色で、ほんのりモルト粕の香りが。

手触りの風合いもありつつ平滑度は高く、印刷しても可読性は高いです。A4の紙とポストカードを買ったのだけど、厚さは110kgぐらい?? 官製ハガキよりかは薄いです。

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せっかくなので、ビールと★のイラスト、LOVE BEERの文字を樹脂版で制作。テキンではなく、米国SIZZIX社から発売されている家庭用ダイカットマシン「SIDEKICK」を持ち込み。インキはスタンプ用を代用。

クラフトビールと食事を楽しんだあとは、活版タイム。版や文字を自由に並べて、くるくるとハンドルを回して印刷。グッと紙に食い込む感触は、活版ならではの心地よさ。版の端っこにインキが付いてしまうのは、酔っているためです。ご愛敬。同じ紙を何回も刷ってイラストを重ねたりと、自由度の高い印刷ができるのが面白かった。

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地元のクラフトビール醸造店でクラフトビールを呑みながら、ビールの紙に、ビールのイラストを活版印刷するという遊びがなんとも楽しい。

今回はビールの紙だったけど、ゾウのうんちを使った紙や、オーガニックバナナの繊維を使った紙などもあり、環境問題を考えるイベントなどで、活版印刷を使うのもありかもですね。

気軽に呑めるようになったら、またしたいなー。

クラフトビールペーパーは、こちらから購入できます。


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