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宇佐神宮 その1 【大分県宇佐市】

僕は消防団(田舎なので今でもあります)の幹部を仰せつかっていた時期があり、その幹部旅行が大分でした。僕が行きたいと言ったわけでは無いのですが、宇佐神宮が行程に入っていました。ヨシッと思いました。宇佐神宮は普通に調べると八幡神社の総本宮ですので、当然、御祭神は応神天皇(誉田別尊)になっています。お母さんも(神功皇后)三乃御殿に、息子(仁徳天皇)も若宮神社として敷地内に祀られています。ただ謎の多い神社で後付けの感が強いですね。その一端として第二乃御殿には比売大神が祀られており、由緒には宗像三女神のこととなっています。ただ、それも後付け感が強く、実際何の神様をお祀りしているのか分からないのです。第二乃御殿というと横とか脇とかに祀られているのかと思いきや、中央なんです。つまり真ん中に誰か分からない神様が祀られています。そのヒントとなるのが下宮の存在です。下宮は別名を御炊宮(みけみや)と言います。神社や神様に詳しい人ならピンとくると思います。ミケ(御饌)と言えば、豊受の大神、宇迦之御魂、と言った稲を司る神様ですよね。伊勢神宮の外宮も豊受の大神が御祭神です。と言うことは主祭神は伊勢神宮と同じ天照大神?実際、宇佐神宮は天皇の皇位継承にも深く関わり、宇佐神宮のご神託で皇位継承者が決まると言うこともあったようです。その為、弓削道鏡を皇位につ付けろというご神託が出るという大事件も起こります。これだけでも宇佐神宮と皇室の繋がりが普通の神社とは異なることが分かります。もう一つの謎は、参拝の仕方です、普通は二拝二拍手一拝ですが、宇佐神宮は出雲大社と同じ二拝四拍手一拝なのです、理由は分かっていません。
これだけでも宇佐神宮への興味が湧きます。
まだまだ神=宇宙人の説が頭の中の大半を占めている時期で(今でも信じている部分は多々ありますが)御祭神も不明、ウエツフミ(上記)が発見された県でもあり、益々興味がそそられます。ひょっとするとウガヤフキアエズ王朝の頃から有る神社で、神武東征で正当化している皇位を認めさせるために八幡神社の総本宮ということになったのでは?だから皇位継承にも口を出せる(怨霊を懼れた?)のではないかとも思えます。
前振りが長くなりましたが、次回に実際に宇佐神宮を訪れたお話しをしたいと思います。

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