モテなくなっていく
最近、というか、今までずっと、なのですが、「気持ちとは揺れるものだなあ」と思うのです。
ある日、意気揚々としていて、これから先がたのしみでしょうがないと思っていたら、次の日はこの世の終わりのような気がして、なにもかもがダメな気がするのです。明るい気持ちと暗い気持ちが波のように交互にやってきて、感情のジェットコースターをひたすらループしているような感じです。でも、この間、現実にはなんにも起こってなくて、ただ胸の内だけが忙しいのです。
こんなふうに、私はこれまでの人生、同じ地点に立って上を見たり下を見たり、右を向いたり左を向いたりして、一歩も動かず心の景色ばかりみているふしがありました。ところが最近、これからの人生はとりあえず動きだしたいと思うようになりました。
仕事術のひとつとして「走りながら考える」というものがありますが、ずっと立ち止まってた人間なので、急に走ると息切れしそうだから、まずは歩きながら考えてみようと思います。
360度、すべての景色を確認する前に歩き出すと、新しい景色がどんどん増えて、今までのやり方ではまったく追いつかなくなるのだと思います。そんなとき、「こっちは見ないことに決めた」と考えることが大事になるんじゃないかな。年始から「断捨離だ!」と意気込んでものを大量に捨てているのも、これのためです。
そして、ひたすらものを捨てた家の中がとても気持ち良くて、驚いています。いままでどれだけ過多な状況で過ごしていたんでしょうか。自分が思う以上に、わたしが持てるものは少ないということなのかもしれません。この先歳を重ねたら、もっと持てるものは少なくなっていきます。
でも不思議と、歳を取って持てなくなることは、あまりこわくありません。選んで決める力さえもっていたら、いつでも気持ちよく生きていられるような、そんな気がしているのです。
あ、モテないのもあんまり怖くないです(笑)。だって、私の恋人は私だから(自分の恋人になる)。これからも自分で自分をちやほやし続けようと思います。なんてね。でも、「モテる」というのも、もう持たなくていいもののひとつだと思っています。
持てるとモテる、我ながらしょうもないダジャレだなあ(笑)。こんなふうにしめるのがちょうどいいくらいのお話でした。
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