自分の恋人になる
前回、感情の起伏が激しい女性のお話を書きました。女性にはこういう傾向の人が一定数いるよね、という意見があることも書きました。
わたし自身もわりと感情の起伏があるタイプです。そして、ずっとそれは良くないことだと思ってきました。実際、感情の浮き沈みによって振り回される人からしたら、たまったもんじゃないですよね(笑)。でも、感情そのものは悪いものではないはず。喜怒哀楽は人生を彩るものだと思っています。
そして、もっと若い頃は、感情は自分の中にあって自分のコントロール下にあらず、だったのですが、歳を重ねるうちに感情との付き合い方が多少うまくなりました。
感情と付き合う方法のひとつとしてオススメしたいのが、自分で自分の恋人になること。私が私の彼氏として、私を大切にしたり、慰めたり、励ますのです。
例えば、早くお風呂に入って寝たほうがいいけど、面倒くさくてグズグズしてる時とかありますよね。その時に、「もう、仕方ないなあ。お風呂いれてきてあげるから、早く入ってあったまっておいでよ」っていいながら、自分でお風呂に湯をはって、自分で入るのです。同じやり方で、いつもより丁寧に化粧水をはたきこむことも、寝る前にハンドクリームを塗ることもあります。大切な彼女(私)のために、彼氏(私)が言ってあげるイメージで。
なにか失敗したときは心から励まし、仕事で困ってるときは全力で応援し、世界中から石を投げられても味方だよって言ってあげるのです。彼氏(私)が彼女(私)に。改めて文章にすると非常にバカバカしいですが(笑)。
これ、要は家族や彼氏、夫などの他人に幸せにしてもらうための回りくどいアレコレをやめて、自分で自分の恋人になって、自分を幸せにしてあげようということです。
自己肯定感を高めようとか、自分を大切にしようと言われても、それがなかなかできないのがこのタイプの人なんですよね。だから他人からの関心を感じられないと不安になってしまい、感情が揺れたり、関心を引きつける行動に走ることもあります。
そんな人こそ、ちょっとバカバカしいと思いながらでいいので、まずは自分ひとりで二役やってみるといいと思うのです。恋人に言ってもらいたいこと、やってもらいたいことを、恋人という設定の自分に言わせてみるのです。
やってみると分かると思うのですが、自分を幸せにするのは、単なる行動です。だれがやるかは、実はあんまり関係ありません。家族でも、恋人でも、伴侶でもいいのです。でも、一番自分の気持ちをよくわかっていて、早く、的確に行動してくれるのは誰でしょうか。
そして、過去にどんなことがあっても、これから行動することで、誰だって幸せに近づくことができるとも言えます。そういうことに気がつく練習として、自分の恋人になってみるのはわりといい方法だと思うのです。
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