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のろのろと呪いを解いている

おっかないタイトルを付けちゃってすいません。ええ、「呪い」と「のろのろ」をかけたいという、見切り発車です。でも、呪いって、案外みんなかかってるんじゃないでしょうかね。

私にかけられている呪いは「お前みたいなやつには友だちはいない」です。なにそれ、ひどい!と思ってくれた心優しき人がいたなら、ありがとう。これは私の親が発した言葉から生まれた呪いです。

この言葉だけ切り取ったら、結構ひどいですよ。でも、親子なんて、時にはひどい言葉のひとつやふたつ、応酬するもんでしょう。自分が親になったからこそ、なおさらそう思うようになりました。ちょっとリミッター超えちゃった一言ではあるものの、私たち親子の関係はこれだけにあらず、ということはお伝えしておきます。

で、呪いについてなんですけどね。売り言葉に買い言葉でもらった言葉なんて、水に流したらいいと頭ではすっかり理解しているのに、心の柔らかいところに烙印のように押されちゃって、普段は忘れてるけど、バイオリズム降下中、みたいなときにふとこの言葉がせまってくるんですよねー。これを呪いと呼ばずしてなんと言いましょうか。

そもそも友だちってなんでしょうね。

知人はたくさんいます。尊敬できる人も、好きな人もいます。でも、その中の誰が友だちかは分かりません。知ること、尊敬すること、好きになることは一方通行ですが、友だちというのは双方向だろうと思うと、私が勝手に決めるわけにいかない気がするのです。つまり、インタラクティブなわけですよ。インタラクティブって言いたかっただけですよ、ええ。

そんな余談はさておき。友だちがいるかいないかわからない私は、今日も誰かの建てた家でぬくぬくと過ごし、誰かの作った食材でお腹を満たし、誰かと会話をして生きています。友だちがいるかどうかは分かんないけど、こんな風に誰かとともに生きています。時々呪いに覆い尽くされそうになるたびにこうやって正面突破して、またくじけたり、突破するたび、少しずつ呪いを解いてる気がします。

もし、あなたもなにか呪いを抱えてるならば、一緒にのろのろ解いていきましょうよ。すぐには解けなくても、のろのろ解いていけば、いつかきっと解けるんじゃないかな。そんな気がします。

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