見出し画像

司法制度によって、家庭内暴力ではなくなってしまう。                       母親を破壊するために利用される子ども。

⚠️注意⚠️
この本文中には、気分を害されるであろう生々しい表現が含まれていることを、事前にお知らせいたします。なお本文中において取り上げている署名活動が発生した家事事件については、現在解決に向けて進んでいることも、あわせて事前にお知らせします。

⚠️以下の本文は現実にフランスでChange. Org に掲載された署名活動を、日本語に訳したものです。共同親権のフランスで実際に起きている現状をご覧ください。

この署名活動は、法務大臣、男女平等大臣、子ども担当大臣に対し、家庭内暴力事案への対応を改革するよう求めている。

私たちは、心理学者、精神科医、代議士、教育者、DV虐待被害者保護団体、幼児教育の専門家、弁護士、市民である。何千人もの子どもたちの人生を壊滅させている社会的惨劇対し緊急の対応を求める。

私たちは、母親や父親によって、子どもが道具化されている事実を否定しない。

私たちは、道具化された子どもたちが、副次的ではあるが、別居後に起きる家庭内暴力において、ほとんど体系的に父親によって子どもが利用されているという事実を遺憾に思う。

児童保護団体やDV被害女性保護団体は、この種のケースが増加し、実際に子どもを保護することができていないことに懸念を表明する。


否定、攻撃、被害者と加害者の役割の逆転

(DARVO)


DV加害者がよく使う手段に、「DARVO」と呼ばれるものがある。被害者と加害者の役割を逆転させて、否定し、攻撃することを表す英語の頭文字をとったものだ。この「DARVO」は、加害者の操作を特定するために、多くの国で注目を集め始めている。

実は、DV被害者の中には、加害者から警察や児童相談所に誹謗中傷されたことがよくある。このように、一般的な男性が女性に対して暴力をふるう状況を「親の争い」として認識されてしまう。

離婚後、DV加害者は、よく、婚姻中に被害者に対し行使していた支配力を、子どもを利用することで継続しようとする。DV加害者の一般的な手段は、子供の親権(監護)に関する手続きを通じて母親の信用を落とすために、被害者を「片親疎外」していると非難することだ。

科学的データに基づかない「片親疎外」という概念は、1980年代に男性権利活動家であり、物議を醸した精神科医であるリチャード・ガードナーによって作られた。

彼は著書の中で、小児性愛と近親相姦を肯定し、この二つの「行為」が、今後咎められないように求めることを明確に宣言している。

そして、この片親疎外の概念に明確な注意喚起がなされなければ、DV加害者側によって組み立てられた「融合」理論に置き換えられ、家族問題に対応する心理・法律専門家は、面前DVあるいは直接のDV被害者である子どもに起こる症状や証言が、母と子の愛の絆によるものに過ぎないと矮小化されてしまう。

父権団体の中には組織力を使って、子どもと母親との関係を断絶させるために、子どもに取り返しのつかない精神的暴力を与えるという方法論を指南するマニュアルまで出回っている。

私たちが調査したPauline BOURGOINの事件は、その顕著な例であり、緊急に対処しなければならない司法制度上の災害として代表的なものである。

これは既に多くの人から批判されている「片親疎外」を使用することによって、子どもの証言や身に起きた症状が無視された事件である。


2022年1月、当時2歳半だったPauline の娘Louise に、保育園で、性暴力の疑いが明らかになった:保育士が園で彼女を着替えさせるたびに、彼女の体か震えていたのだ。

保育士は子ども(女の子Louise)が着替えをする時に怯えていること、保育園にそのような子どもはいないと言っている。また、保育士は子どもに誰が(虐待を)している尋ねた。子どもは誰なのか言おうとせず、泣き出してしまう。

その後、子ども(娘)は父親による性的暴行を母親に打ち明け、次に、児童心理学者に打ち明けた。娘の発言は記録される。

娘への性的虐待が暴露なされるやいなや、父親のMarcはすぐに、母親に対して複数の苦情を訴え始める。娘と自分への暴力、母親による子供への洗脳、保育園の保育士全員に対して、夫婦問題を担当する心理学者、児童心理学者など、父親による苦情は広範囲に及んだ。


父親が母親たちを告訴していた間であっても、母親は街を引っ越しておらず、父親のメールに返信していた。それにもかかわらず、父親は母親の「心神喪失」を理由に「未成年者に対する懸念すべき失踪」で母親を告訴するまでに至った。

母親のPauline は子どもを担当する裁判官に手紙を書き、保護を求めた。娘が性的虐待の告白をして以来、虐待を疑っていること、父親から脅迫や嫌がらせを受けていることを強く訴えた。

父親はメールで母親に居場所を言うように嫌がらせにし、保育園に訪れて母親の新しい住所を聞き出そうとした。「週末はずっと市内をうろついているから、そのうち見つかるだろう」と保育士に言っている。

このような状況の中、父親のMarc は子供の一時的保護を行政に要求し、その行政が記載した報告書には「父親は行政サービスに対して、母親から(子供を)守るために何もなされていないと激怒している」と記載されている。

さらに、父親のマークは、小児性愛を擁護し片親疎外を広めることに生涯を費やし、その後、自らの腹部を20ヶ所刺して自殺した精神科医師リチャード・ガードナーによって考案されたPAS(Parental Alienation Syndrome)を提唱する専門家、Paul BENSUSSAN博士の意見書の提出を家庭裁判所と児童裁判所にあえて要求した。

母親のPauline は、娘の父親の親族から数々の虚偽の証言を発見する。母親は、元夫の画策を報告するために、父親が用意した虚偽報告を証明する証拠ファイルをまとめ、告訴した。

それにもかかわらず、家庭内暴力の加害者である父親は問題を起こし続け、保育園と児童心理学者の報告書で、子供の母親の養育資質と、母親との関係において子どもの感情的、精神的安定が証言されているにもかかわらず、2歳半の娘から、母親やその他の家族関係を全て奪い、複数の里親を転々とする事態が起きてしまった。

多くの児童保護専門家は、この家事事件は適切に対処できていないと注意喚起している。

確かに、子どもの両親の経歴はわかりやすい。父親は武装強盗と放火で複数回有罪判決を受け、数年間刑務所に入っている。さらに、父親は娘のLouise が幼い頃から近親相姦的な行為を行っていた。

乳幼児だった娘の口に舌を入れていたのだ。


父親の振る舞いを止めるよう依頼するため、母親が心理学の記事を送ってよこしたとき、父親はメールで近親相姦的な行為を認めた。

母親はこれまで法的な問題を起こしたことがなく、仕事でも社会的にも非常にうまく溶け込んでいる。

司法制度はリソース不足ではないのか?

その答えとして、司法研修所委員会(2021年10月~2022年4月)の報告書があげられる。同報告書には「司法制度はもはやその役割を果たす十分な方法を持たず、複数の課題にかかえている」と書かれている。

Paulineは、治療診断書、暴行のビデオ、元夫のMarc が彼女への暴力を認めている複数の証拠証言を提出した。

反対に、夫のMarc はすぐ、元妻は嘘つきで、すべてを最初から仕組んでいた策士であると反論し、さらに、元妻Pauline によって虐待された被害者として振る舞い始めた。

家庭内暴力の証拠があるにもかかわらず、DVの訴えは性差別による侮蔑に再分類され、単なる法律を適用するだけになってしまう。

虐待的な一時保護か?

今回娘を一時的保護した理由は「家族間の紛争」であり、これはフランスで3番目に多い理由である。

最近のよく聞かれることは、行政が、母親に対して、子どもの保護育成のために、たとえ家族再統合と破壊の報復活動に出てくるような父親のMarcであっても、家族のつながりを子どもの発達段階において要求してくることだ。

娘のLouise は2週間に1回1時間、8月中旬からは1週間に2時間、母親と会っている。

彼女(娘Louise) は3ヶ月の間に4つ以上の里親を渡り歩いた。


母親のPauline は、娘の唇にできた大量のヘルペスに気がついている。娘Louise には、これまで一度も経験がなかった事態だ。娘の唇にできた感染したかさぶたがとても痛いそうだ。前回の訪問で、子ども口の中までヘルペスが広がっているのを確認した。


母親のPauline は訪問の度に、以前は幸せだった娘がどんどん悲しそうなっていることに気づいている。

直前に行われた面会で、Louise は母親に泣きながら初めて、オオカミがとても怖いよ、髪の毛を引っ張ったり、叩いたりすると打ち明けた。Louise は母親に傷口を見せて、クリームを塗ってくれるように頼んだ。

娘のPauline はわんわん泣きながら母親に別れを言い、彼女に再び始まる学校生活では母親の存在を奪われることになる。

家庭内暴力の状況を組織的に否定される

Pauline のように、子供との絆を破壊され、家庭内暴力に苦しむ母親は何千人もいる。子どもたちの発達の結果は壊滅的である。

9月23日、オルレアンでの行動

DV虐待被害者を保護する複数の専門家や団体は、この現状に警鐘を鳴らし、家庭内暴力を防ぎ、近親相姦、虐待被害者である子どもが、行政によって不当に一時保護されないようにするために、9月23日、午前10時から会合を開くことを決定した。娘のLouise 対して行われた行政による一時保護の不服申し立ては午前11時に行われる。

賛同人は以下の通り

Nathalie GLATZ(児童尊厳国際委員会、心理学者、心理療法家)

Homayra SELLIER, イノセンス・イン・デンジャー創設者兼代表取締役社長

Celine (Protéger l'Enfant 代表取締役社長兼創設者)

Noël AGOSSA、AFVF会長

Frédérique MARTZ(Women Safe &Children Institute事務局長、FDD Institute in Reproductive Health所長)

Myriam PIERSON(児童精神科医、トレーナー、法廷専門家、作家)

Danièle ZUCKER、臨床心理学博士、犯罪行動分析家、司法専門家および調査官(特に職場におけるモラルハラスメントおよびセクシャルハラスメントについて)

Laurence ROSSIGNOL、オワーズ県議会議員、元家族・子供・女性の権利担当大臣

Arnaud GALLAIS, Prevenir et Proteger 共同設立者, CIIIVISE 会員

Isabelle SANTIAGO, ヴァル・ド・マルヌ県議会議員、国家防衛・軍備委員会副委員長

Pauline RONGIER(パリ弁護士会弁護士)

Carole CANETTE, フルリー・レ・オーブレ市長

Françoise FERUCELLI(フランソワーズ・フェルチェリ)児童精神科医

Yael MELLUL Femme et Libre代表、元パリの弁護士

Guillaume FERRE(心理学者・サイコセラピスト)

Fatima LE GRIGUER ATIG, 心理学者、精神的外傷、博士号取得者、USAP GHTコーディネーター、女性に対する暴力コーディネーター

Pascale MARTIN(ドルドーニュ地方第一選挙区議会議員)

Serge LOSAPPIO(セーヌ・サン・ドニ法律事務所弁護士)

Jessica STEPHAN, AFVF

Isabelle FILLIOZAT(心理療法士・作家)

Marie Charlotte GARIN、ローヌ地方議会議員、国民議会女性の権利代表団副議長


Jean-François COULOMME、サヴォワ(第4選挙区)選出の国会議員

Emmanuelle PIET, CFCV社長

Andy KERBRAT ロワール=アトランティック(第2選挙区)選出国会議員

Elise LEBOUCHER(サルト4区選出国会議員)

Sarah LEGRAIN, パリ市議会議員(第16選挙区)。

Léo WALTER アルプ=ド=オート=プロヴァンス(第2選挙区)国会議員

Kathya DE BRINON(SOSバイオレンファンス代表)

L'Enfant Bleue創設者、Un Nouveau Jour創設者兼社長、Lorene RUSSELL氏

Antoine GITTON(パリ弁護士会弁護士)

Caroline BREHAT(心理療法士、精神分析医、小説家)

Michelle MEUNIER(ロワール・アトランティック県選出上院議員)

Catherine CONCONNE(マルティニーク共和国上院議員)

Andrea GREV-VINTILA, PhD MCF HDR Social Psychology パリ・ナンテール大学社会科学・行政学部、パリ社会心理学研究室

Alison BLONDY(AFVF副会長)

Anne-Clothilde ZIEGLER(心理療法士、作家)

Capucine LEMAIRE、障害者政策観察所所長

Clémence GUERRAND(MAWOMA社長兼創設者)

Angèle LINARES AFVFコミュニケーション部長

ClaireBOURDILLE,Collectif Enfantiste創設者

Sarah LEBAILLY, Collectif des Mères Isolées 社長

Marie RABATEL(CIIVISE会員、フランス語圏女性自閉症者協会(AFFA)会長

Magali COCAUL-ANDRE, 内分泌学者

Dominique NOUET,(Festiv'elle代表取締役社長)

Greta GUZMAN, 創業者兼プレジデント Vert Violeta

Olivier FIN、DV被害者の紹介

Annie COSSEAU EI, 精神行動学・トランスパーソナルセラピスト

Margaux TERROU, 性科学者、男女共同参画に関する講演会講師

Caroline POIRÉ(ブリュッセル弁護士会所属)

Anaïs DEFOSSE(パリ弁護士会会員)

Yasmina BEDAR(CDP-Enfance)

Isabelle STEYER(パリ弁護士会弁護士)

Sylvie CASTRO(Communicate to Live 代表取締役社長)

Florence ELIEN, 創業者兼社長 Elien Rebirth

Aude FIEVET、心理社会学者、「ル・モンド・ア・トラヴァーズ・アン・レガード」メンバー

Isabelle LELOUCH(アンファンス・アンテグリーテ創設者)

Danièle OBONO パリ市議会議員(第17選挙区)

Fanny BAUER MOTTI(心理学・精神病理学博士、心理学者、精神分析家、作家)

Jessy(カール・アソシエーション創設者兼社長)

Auriane DUMESNIL, Pépites Sexistes 共同設立者)

Rency GERMAIN(I AM - Illegal Adoption World 共同ディレクター)

Guillaume FERRE(心理学者・サイコセラピスト)

DianeRICHARD国民運動「#NousToutes」メンバー

Maëlle NOIR 国民運動 #NousToutesのメンバー

出典

https://www.change.org/p/les-manipulations-des-violents-conjugaux-dans-le-syst%C3%A8me-judiciaire



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?