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フランス 被告は45歳 !   同居している17歳の彼女に対するDV の罪で裁判にかけられた。前妻との3人の子供たちは事件の目撃者だった !

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被告となった父親の年齢は45歳。


2022年12月13日(火)、Quimper で、

同棲している17歳の彼女に対する暴行の罪で裁判にかけられた。

父親に前妻との間に既にもうけていた3人の子供たちの前で行われたDVだ。

「DV をした"時の記憶はありませんが、"DVをした "ことを認めます」

2022年12月10日(土)、Châteaulin近郊のPont-de-Buis(Finistère)の自宅で、45歳の父親が同棲している彼女と自分の子供3人、彼女が飼っている猫を襲うという事件だ。

この家族内暴力事件により、父親は即時出頭命令を受け、12月13日(火)にQuimper 軽犯罪裁判所で裁判を受けることになった。

事件のきっかけは、同棲している彼女との言い争いだった。午後9時頃、彼女は父親にお酒を飲み過ぎないよう求めたそうだ。


今の彼女の年齢は17歳

父親は彼女の求めに激昂し、彼女を自宅の壁にたたきつけ、次に、彼女をベッドに放り投げた。



裁判長の発言

「この女性はとても若い。彼女は17歳だ。あなたは1年以上前から彼女と同棲しており、数年前には彼女の母親と一緒に住んでいましたね」

事件関係者はこれに答えた。父親の弁護士は、

「当時、被告は父親のかわりのような存在でした。被告は原告の女性が10歳の時から好意を持ち、2020年に交際が始まっていました」と説明した。


被害女性は丸1日完全に動けないとする診断がされていた。今回の家庭内暴力は、被告父親の5人の子供のうち3人がいるところで行われている。


子どもたちの年齢は8歳、10歳、14歳、彼らは被告父親の前配偶者との間にもうけられた子どもだ。


「あなた(被告父親)の3人の息子は自室のベッドの下に避難しましたね」
 

と裁判長は再度問いただした。

「あなた(被告父親)は子どもたちを浮浪者のように扱ってきましたね」


これは、子どもたちにとって非常にショッキングでトラウマになるような光景である。

検察官の発言。

当時、被告人の父親は警報銃で武装していました。

(注釈:警報銃とは音を発射する護衛の為の銃。フランスでは18歳以上で所持ができます)

父親は警報銃を持っていた。5、6回撃ったと言われている。しかし、本人は何も覚えていない。


「あなたはまた、子猫の首根っこを掴み、壁に投げつけましたね。そして最後には、子猫を蹴ったのですね」

裁判長の発言



被告人の父親は、異議を唱えなかった。彼は調書で2点、言及していることがある。一つ目は、彼(父親)は1年来、働いていない。現在同棲している彼女も同様である。

「これから二度と彼女とは接触する気はありません。そして、アルコールについて、私は治療を受けなければならない」と40台の父親は言い放った。


父親の言及に、検察側は少し不服である。 「父親は、アルコールのせいにしています。隔週で子供を迎えていた時はどうだったのか、何の疑義も問われていません」


懲役1年

被告父親への論告求刑は、3年の禁固刑と拘留の継続、親権者剥奪の決定という重いものであった。


被告父親側弁護人は「あれはカオスのような状況でした。父親は周囲の人を責めています。なぜならあの時父親は酩酊したからです。彼は家庭内暴力で有罪になったことはありません」


被告人父親の弁護士は「熟慮した判決」を求めた。被告から要望されたからだ。

弁護士のクライアントは1年の実刑判決を受け、また、1年の執行猶予が付された。

被害者との2年間の接触禁止、5年間、武器の所有と動物の飼育も禁止された。


裁判の後、父親は刑務所に収監された。



参照


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