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地震に強く安心できる家とは


今年元旦からのあの
石川県能登半島の地震が発生

私の住んでいる
福井県福井市内でも
揺れが震度5で揺れました。

揺れがすごく外を出てみると、
地面が揺れていて
電柱は揺れて
駐車場の車がすごく
揺れているんです。

こんな経験は初めてでした。

その影響で能登エリアは
家屋が倒壊してしまい
今も悲惨な状態です。

この寒空でこれから
雪が降る2月だというのに
この傾向を見ると本当に心が痛みます。

この度の「令和6年能登半島地震」で被害を受けられた皆さま、また、
被災地に所縁の深いご関係の皆さまに、衷心よりお見舞い申しあげます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。


地震が多い国日本

さて日本は地震の多い国らしいのですが

住まいの安全な家とは
どんな家なのか
そしてどのように作れば
安心なのかを
自分の長年の経験から
自分なりに考えてみました。

今回の地震で倒壊した家をよく見ると

昔からの家屋が多く

土台がしっかりしていなく

ただ単に外壁と屋根を

新しくしたような

家がほとんどのようです。

これは地面が揺れれば

当然の如く柱がずれて

崩れ落ちる物理的な要素があります。

現代の家は基礎がしっかりしていて

緊結されていますから

柱がずれることはほとんどないのです。

そんなことから

多少の地震に対しても

強い耐震性を持った家を

造らなければならないことが

大事な要素です。

この能登地震では

最新の耐震性を持った家も

倒壊しているほどですが、

これは流石にどんな強い耐震性の家でも

地面自体が波打つほどの現象である場合は

当然家は倒れてしまい倒壊してしまうのです。


地震に強い家の構造

国内はほとんどが
在来工法での木造住宅が主流です。

そこで当社からの
設計アドバイスとしての意見ですが
過去に当社の設計し
実際建てた住宅をもとに
記事を書いてみます。

まず耐震性をどのようにしたら一番丈夫かです。
住宅の建物は上からの
荷重(固定荷重、積載荷重)と
横揺れとその現象で起こるネジレです。

基礎は通常より幅を太くすること
鉄筋は厳格に太さを誤魔化さないで配置すること。

柱材、桁材、屋根材は通常寄り太めな材料が良い。
流石に構造計算を上回るほどの材料がおすすめです。

地震に一番の設計は 
水平荷重『地震力』と『風圧力』
これに対応するには
建物の壁の耐震力を強めることです。

在来工法なら必ず筋交いざいを入れます、
そして建物外部全てに構造用合板を貼り
耐震力を向上させることです。

ユーチューブ動画で見ても
揺れ実験でこの施工方法が
一番強いデーターがもあります。

筋交いの代わりに
ダンパー金物を
設置したものもありますが

強い自信だと
金物を取り付けた部分が
ちぎれてしまうので、
大きな揺れには最終的に
意味がないでしょう。


耐震性、耐火性、断熱性、気密性を重視

近年、自然災害の頻発や気象の急激な変化など、

住宅に求められる条件はますます厳しさを増しています。

その中で、注力すべき要素は、
耐震性、耐火性、断熱性、気密性です。

これらの要素は単なる快適性だけでなく、

住まいの安全性やエネルギー効率にも直結しています。


耐震性

地震は予測が難しく、

被害を最小限に抑えるためには、

耐震性の高い住宅が不可欠です。

建築士は、地域ごとの地質調査を元に、

最新の耐震技術を駆使して建物を設計することで、

住民の安全を確保できます。

耐震補強や適切な基礎構造を導入することで、

地震による損害を最小限に食い止めることが可能です。




耐火性

火災は住宅における重大なリスクの一つです。

建築士は、非常に耐火性の高い建材や設計手法を用いて、

火災時に建物が安定し、

住民の避難を助けることを考慮します。

また、適切な消火設備や非常口の配置も検討され、

住まい全体の安全性を向上させます。




断熱性

エネルギー効率向上の観点から、

断熱性の確保も欠かせません。

適切な断熱材や窓の配置を考慮することで、

住宅内の温度を一定に保ち、

冷暖房費を削減できます。

これは環境への配慮と

住民の経済的な利益にもつながります。




気密性

気密性は、断熱性と密接な関係があります。

建物全体の気密性を高め、

外部からの気温の侵入や

エネルギーの漏れを最小限に抑えます。

適切な通気設備を導入することで、

住宅内の空気の質を維持し、

住民の健康を促進します。




まとめ

設計にあたる要素は、
単なる美的なデザインだけでなく、
住まいの安全性とエネルギー効率向上に
焦点を当てています。

耐震性、耐火性、断熱性、気密性を

バランスよく組み合わせた
建築設計こそが、
未来を見据えた安心で
快適な住まいを築く鍵です。

ご自身の住まいにおいても、
これらの要素を重視した
建築設計を検討することで、
安全かつ持続可能な
住環境を享受できるでしょう。

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