母やご先祖様と神様への茶道
うちのヤカンには、カルキを飛ばすため備長炭が入れてある。
それへ前夜に水を溜めおき毎朝、茶道をしている。
茶道とは、ご先祖様や他界した母、沖縄の神様たちや大和の神様たちへ向けて手をあわせ、昨日一日の無事への感謝と今日の一日への見守りをお願いする行為なのよ。
茶道という言葉の響きはたいそうな行為と思われがちだが、いたって重大事なことでもないから。そこんとこ宜しく。
毎朝、ちゃっちゃと朝食を作り、アッチッチのお茶を入れる。
「暑いときは熱いお茶を飲むと毛穴が開いて涼しくなるってよー」と近頃の猛暑には、そんな蘊蓄でアッチーのお茶を湯呑み3個へ注いでニンマリ。
で、「ご飯とおかずも食べてね〜」のひと言添えて頭を下げ茶道終了。
なに「アッチーって、いじめの含みがあるような気がする」ってか。
いじめじゃーないさ〜。笑ってフーフー冷まして飲んでいるぞ。
朝も早よから仕事の前にYouTubeの英語版映画にうつつを抜かすじじー。
「茶道はやったのー。お母さんとご先祖様は待っているのよ〜」
すっぽかしていると、妻の閻魔大王がごときヤイバの声でバッサリ切り付けてくるのである。
峰打ちじゃ安心いたせ。どこぞから聞こえる空耳。
で、「これ観終えたらやるよ〜」とガキのごとき口答えじじーになる。
なに「いい大人が口答えって、ご先祖様が聞いたら嘆くぞー」ってか。
そうね〜。わかっているのよ。でね、心で呟くのさ、寛大なお気持ちでお許しくださいって。ニンマリ。
鬼籍に入った母の茶道の根幹が今でも耳にタコ状態。
茶道は敬いや感謝という気持ちが大切だぞー。とのたまっていた。
その母も日々沖縄線香を数本立ててむにゃむにゃやっていたな〜。
なに「むにゃむにゃやっていた。とは失敬な」ってか。
宮古島の方言で拝むからさっぱり聞き取れんのよ。わかって。
諸君も毎朝のルーティーンにいかがでしょうか。
声に出さなくても、思う側から側でご先祖様や神様たちは、ニヤニヤ見てるのよ。きゃー。
ご先祖様がきっと足繁くやって来て、見守ってくださると思います。
それではこの辺で、〆ようね。
朝の日課のお話でした。
読書に感謝します。拝
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