【まんが少年日々記】54話 ちゅじゅくふぁーすなチャンバラごっこ【コラム】
打たれて痛い思いも忘れて、飽きずにちゃんばらごっこだった。
手作りの刀を振り回し、まんがの主人公に大変身気分。
飽きないどころか感覚は倒錯し、怖いもの知らずだった。
屋根を飛び降り、塀を爆走し、木から木へ飛び移っては、自慢げでいた。
漫画の世界をマネる事に夢中、熱中、興奮状態。
おかげで鮮血が絶えずに、手足傷だらけ。
叩かれ、打撲の青あざや擦り傷は、ガマン、ガマン、勲章、勲章!
まんがの『対戦』シーンの妄想癖は始末に負えない。
なに「またもや母ちゃんの家箒の躾けだな」って