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世界史探求 テーマ別の参考文献リスト13 戦争の歴史

「戦争の社会学」(橋爪大三郎.光文社新書.2016年)戦争を克服し、平和に生きる希望をもつためにも、戦争の知識は必要だということで、戦争を社会のノーマルな出来事として学びます。戦争から目を背けてきた人のために古代から現代までの戦争を書いています。
「戦争の常識」(文春新書.2005年)兵器、軍隊、兵制、作戦など、戦争に関わる基本用語を説明しています。


「地政学入門 改版 - 外交戦略の政治学(中公新書.2017年)現代の地政学の開祖と言われるマッキンダー、ドイツ地政学のハウスホーファー、アメリカ地政学のマハンなどの考え方と、地政学の歴史を書いています。
「戦争学概論」(講談社新書.2005年)地政学で国防を書いています。
「図解クラウゼヴィッツの戦争論」(中経文庫) 
「感情の地政学 恐怖屈辱希望はいかにして世界を創り変えるか」(ドミニクモイジ.早川書房2005年)9.11事件など恐怖で動く米国、移民などの他者への恐れで動く欧州、西洋への屈辱で動くアラブ・イスラム世界、中印を中心に急激な経済成長で希望を持つアジア。
「資源の戦争」(岩波.2012年)
「地政学の逆襲」(カプラン)ジャーナリストですね。
「新しい地政学」(細谷雄一.北岡伸一.東経)
「13歳からの地政学」(田中孝幸.東洋経済.2022年)著者は記者なので、専門の学者ではありません。


「戦場へ行こう」(雨宮処凛.講談社.2004年)平和な日本を出て自分探しをする本
「平和は「退屈」ですか 元ひめゆり学徒と若者たちの五〇〇日 」(岩波現代文庫.2015年) 戦争の経験を語り継ぐことを書いています。
「内心日本は戦争をすればいいと思っているあなたへ」(保阪)
「なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか」(光文社新書)

「14歳からの戦争のリアル」(雨宮処凛.河出書房新社.2015年)アジア太平洋戦争、イラク戦争などを体験した米軍、日本軍の元兵士、戦場ボランティア、紛争解決人、韓国兵役拒否亡命者にインタビューをしています。
「兵士というもの ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理」(みすず.6264円.2018年) 殺害に慣れていく、道徳も法体系も存在しない、何をしてもいいとなると人は残虐化する。海に爆弾投下すべきなのに住宅街に投下、児童疎開船を狙い爆撃は楽しい、村人一人以外を皆殺し、ユダヤ人を酸で溶かすということもしました。
「戦場の現在 戦闘地域の最前線をゆく」(加藤健二郎.集英社新書.2005年)ジャングル戦から市街戦までチェチェン、コソボ、ボスニア、ニカラグア、イラクと15年以上にわたり、最前線を歩き続けて見えてきた戦場の素顔
「戦争で死ぬ、ということ」(岩波新書.2006年)
「現代の戦争被害 イラクからコソボへ」(岩波新書.2004年)ソマリア、イラクを例に挙げています。
「戦争と飢餓」(コリンガム.2012年)
「戦争の現場で考えた空爆・占領・難民」(彩流社.2014年)カンボジア、ベトナム、イラクを例に挙げています。

「戦争のつくりかた」(マガジンハウス)
「戦争の掟」(スティーヴ・ファイナル.講談社.2009年)傭兵たちの戦場を描いたピュリッツァー賞の受賞作品です。
「民間軍事会社の内幕」(菅原.ちくま文庫)
「戦争サービス業 民間軍事会社が民主主義を蝕む」(ユッスラー.日経評論社.2008年)
「アーニーパイルが見た戦争」(芙蓉書房)ピュリッツァー記者J・トービンの評伝です。
「戦争特派員」(中公)スペイン&エチオピア
「ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争」(高木徹.講談社文庫.2005年)
「報道写真と戦争」(1930年-1960年)
「戦争とプロパガンダ1.2」(Eサイード)
「戦争と放送」(吉川弘文館)
「戦争はどのように語られてきたか」(渡辺京二.河出書房.2015年)
「誰も戦争を教えてくれなかった」(古市憲寿.講談社.2013年 文庫化で「誰も戦争を教えられない」に改題)
「戦争記憶の政治学 韓国軍によるベトナム人戦時虐殺問題と和解への道」(平凡社.2013年)
「戦場カメラマンの仕事術」(渡部陽一.光文社新書.2016年)

「戦争とトラウマ」(吉川弘文館.2017年)
「戦争と文化的トラウマ」(竹島正)
「戦争トラウマ記憶のオーラルヒストリー」(中尾知代)
「戦争における「人殺し」の心理学」(ちくま学芸文庫.2004年)殺人をしないような安全装置が人間には備わっていますが、殺人を可能にした後の心理的代償について書いています。
「帰還兵はなぜ自殺するのか」(亜紀書房)
「帰還兵の戦争が終わるとき」(トムヴォス)

「戦争の物理学」(白揚社)兵器の変化

「正しい戦争は本当にあるのか」(ロッキングオン)
「正しい戦争という思想」(勁草書房.2800円)
「なぜ国々は戦争をするのか(上下)」(国書刊行会.2016年)
「戦争の条件」(藤原帰一.集英社)
「勝者なき戦争 世界戦争の200年」(大月書房.2015年)

「戦争と検閲」(岩波新書)
「反戦と戦争責任」(三一書房)騙すものだけでは戦争は起こらない、一人一人の責任だと書いてあります。
「われわれの戦争責任について」(カールヤスパース.筑摩書房.2015年)「ルポ戦争協力拒否」(岩波新書)
「誇りを持って戦争から逃げろ」(ちくま新書.2006年)
「戦争する国しない国」(青木書店)
「集団的自衛権と日本国憲法」(集英社新書)
「戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島」(小林よしのり.幻冬舎新書)

「敗北の文化‐敗戦トラウマ・回復・再生」(法政大学.2007年)
「戦争の記憶 コロンビア大学特別講義 学生との対話(講談社現代新書.2019年)
「悼むひと: 元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー」(生きのびるブックス.2023年)

「平和構築」(岩波新書)
「新しい平和構築論―予防外交」(明石書店)
「和解過程下の国家と政治」(アジア研)
「職業は武装解除」(瀬谷ルミ子.朝日新聞出版.2011年)アフリカ、西アジアでの経験を書いています。
「武装解除」(伊勢崎賢治.講談社新書.2004年)
「ガルトゥングの平和理論」(ガルトゥング.ノルウェイ人.法文化社.3465円)非暴力的な平和構築のための提案の種を撒け
「構造的暴力と平和」(ガルトゥング)
「暴力の哲学」(2016年)一般的暴力の拒絶はより大きな暴力を招き得る「平和学をはじめる」(晃洋書房.2004年 第二版)軍事化、南北問題、環境、人権、ジェンダーの5つの領域と平和学の関係
「平和主義とは何か」(中公新書)

「戦争と外交」(ダイヤモンド社)
「軍縮問題入門 第四版」(東信堂.2012年)
「軍縮の政治学」(坂本義和)
「ミサイル不拡散」(松本太・文春新書.2007年)
「兵器市場」(TBSブリタニカ)
「武器ビジネス 上下」(原書房.2015年)

・「空爆之歴史 終わらない大量虐殺」(荒井信一.岩波新書.2008年)
「戦略爆撃の思想 ゲルニカ・重慶・広島」(前田哲男.2006年)
「大空襲と原爆は本当に必要だったのか」(グレイリング.2007年)
「ナパーム空爆史」(Rニーア.太田出版)
「空爆論 メディアと戦争」(吉見俊哉)

「ぼくらの戦争なんだぜ」(高橋源一郎.朝日新書.2022年)ベストセラーです。戦前の教科書や小説、詩集を読み解くことで、当時の戦争に対する価値観、感覚がわかってきます。
「戦争はいかに終結したか」(2022年)日本 湾岸戦争 ドイツ共和国 アルカイダの例を挙げて、妥協して現在のダメージを減らすのか、徹底して未来のダメージを減らすのかを問うています。

□世界の戦史
「歴史」(ヘロドトス) 別名「ペルシア戦争史」
「歴史」(トゥキディデス) 別名「ぺロポンネソス戦争史」
「英仏百年戦争」(佐藤賢一.集英社新書)
「クリミア戦争上下」(ファイジズ.白水社.2015年)
「レクチャー第一次世界大戦を考える 複合戦争と総力戦の断層」(人文書院.2011年)
「八月の砲声」(バーバラ・タックマン.ちくま学芸文庫)大地次世界大戦の起因と序盤を描きます。
「第一次世界大戦」(リデルハート.)ドキュメンタリー風定番書)
「第一次世界大戦」(ちくま新書)
「塹壕の戦争1914-1918」(タルディ・ヴェルネ)
「敗北者たち 第一次世界大戦はなぜ終わり損ねたのか 1917-1923」 (ローベルト ゲルヴァルト.みすず書房.2019年)
「スペイン内戦1936-1939上下」(みすず書房)
「冷戦 (上)-第二次世界大戦終結からキューバ危機まで (下)-ベトナム戦争からソ連崩壊まで」(中公新書.2023年)
「果てしなき論争」(マクマナマン.共同通信)ベトナム戦争の当事者です。
「フランス現代史 隠された記憶:戦争のタブー」(ちくま新書.2017年)
「湾岸戦争」(Pサリンジャー&Eローラン)
「戦争の読み方 グローバルテロと帝国の時代に」(加藤朗.2008年)
「イラク戦争と占領」(岩波新書)
「10代が考えるウクライナ戦争」 (岩波ジュニア新書.2023年)

□日本の戦史
「戦争の日本史4 平将門の乱」(川尻.吉川弘文館.2007年)
「西南戦争」(中公新書.2007年)
「徹底検証 日清・日露戦争」(半藤一利.文春新書)
「日露戦争第一二部」(半藤一利..)
「ノモンハン戦争」A(岩波新書。モンゴル人分断中心に。ブリヤート・外蒙古・内モンゴル・満州を日露中が分け合う)
「ノモンハン事件」(平凡社新書)
「シリーズ日本近現代史5満州事変から日中戦争へ」(加藤陽子.岩波新書.2007年)
「日中戦争1937-1945」(殲滅戦と消耗戦の戦略の衝突。講談社現代新書)「日中戦争の全貌」(森山康平.河出文庫¥780.2007年)
「日中15年戦争史」(大杉一雄.中公新書.1996年)
「日中戦争」(臼井勝美.中公新書.1986年.新版2000年)
「満州事変はなぜ起きたのか」(筒井清忠.中公選書)
「帝国と立憲 日中戦争はなぜ防げなかったのか」(坂野潤治.筑摩書房.2017年)
「日中戦争と銃後」(井上寿一)
「歴史と戦争」(明治からの150年史 半藤一利.幻冬舎新書.2018年)
「戦争の話を聞かせてくれませんか」(新潮文庫.2005年)アジア太平洋戦争を語ります。
「1★9★3★7イクミナ」(辺見庸2484円.2015年)あなたならその状況で殺さないのか?戦争が悪いと全責任転嫁はおかしいと言います。
「日本人はなぜ戦争へと向かったのか?上(pp250.¥1400)・戦中(pp196.¥1300)・下(pp236.¥1400)」(NHK出版.2011年)
「さかのぼり日本史2昭和 止められなかった戦争」(加藤陽子.NHK出版.2011年)庶民・軍人・文化人から見た。
「論点別 昭和史 戦争への道」(井上寿一.講談社現代新書.2019年)
「戦争体験の戦後史」(中公新書)
「日本人の戦争観」(岩波現代文庫)


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