現代文の問題集 目的 選び方 リスト 使い方

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目的


①参考書で読解、解法を理解したけど、まだ身につけていないので、演習を通して身につける。
②読解、解法を身につけたけど、難しい本文、設問にも応用できる力をつける。

入試問題については解かなくても、夏までには目を通しておきましょうね。文学史が出題されるとか、記述式があるということを知って対策をする必要があるからです。

①②の次に、過去問を解くことで、その大学の特徴に対して、自分の足りない点を把握します。例えば、長文が長くて、設問が多いので、時間までに終わらないということがわかると思います。対策しましょう。
基本的には、(たぶん来週紹介する)裏技のテクニックを使って、早く解答するとか、設問を先に読むとか、設問が10まであったら、漢字や文学史などの知識問題を除いて、配点の高くないだろうなと思う4、5、6のうちで、難しそうなものを跳ばす、捨てるとか、そういうことを考えて、実践することになると思います。古文が得意なら、そちらを先に解いてもいいと思います。

選び方 

その問題集がどんなレベルなのか、解説を多めに必要としている受験生向けなのか、記述対策なのかということが書いてあると思います。
読解や解法を身につけるための訓練なら、本文も設問も簡単なものを選びましょう。
現代文が苦手な人は、薄い問題集を選んで、ともかく一冊解き切ったという実績を持つことで、自信につなげていくという手もあります。

既に身についているなら、難しい本文、設問にも応用できる力をつける必要があります。一読して難しいなという本文のものを選びましょう。

解説を読んだときに、その解説に納得できるものを選びましょう。

 

リスト


■漢字
「上級入試漢字-国公立入試対策」(ピアソン桐原)
漢字は東進データベースから、志望校のレベルに近い大学を選んで、漢字だけを解答するのでもいいと思います。

■解法
入門編 現代文のトレーニング[改訂版]」(堀木.Z会.2004年)
「段落の問題」、「指示語の問題」「空欄補入の問題」などの7章構成で、解放の説明と、オリジナル問題を19載せています。 「必修編」「記述編」「私大編」 などがあります。

■読解
他の参考書で理解した読解法、解法を、実戦で身につけるために使います。
12題あると、基礎なら2ヶ月、共通テストレベルの人なら1か月で終えるかな。もちろん、その後も繰り返し読んで、その分野ごとの用語や概念を身につけたり、解くことで、解法を身につける必要があります。

「基礎をしっかりつかめる 高校トレーニングノート α 現代文読解」(受験研究社.2022年)
見開き2ページで、左に短めの本文、右に問題があるという構成です。

「出口の現代文レベル別問題集3標準」
3は共通テストのレベルです。レベル別に①~⑥があります。
「全レベル問題集 現代文」(旺文社)
1-6まであります。どれも12題なので、少なめですね。
「新・現代文レベル別問題集1-6」(東進ブックス)
どこに線を引くかが書いてあるので、プロの読み方がわかります。参考書に近い使い方ができると思います。
「マーク式基礎問題集 現代文 七訂版」(河合塾.2020年初版)
基礎と言っているんですけど、大体偏差値58ー60で、最後の二問は偏差値65くらいですね。
「標準問題精講 現代文」(旺文社.2015年初版)
40問あって、量は多いです。記述中心で、各々4題くらいです。偏差値55-65くらいですね。

どんな問題集にも、解説を読んでいて、これはおかしいと思うことはあるし、たいていは、2問くらいは解答を間違えていることもあります。どんな問題集にもたいていはあるので、気にしないようにしましょう。その2問を除いた解説に納得できて、自分が使えて、得点できるようになれそうな問題集を選びましょう。

■読解と解法
「船口の最強の現代文記述トレーニング」 (大学受験Nシリーズ.船口昭.学研.2018年)
7題と少ないんですけど、読解と解法を理解したけど身についていない基礎の人にはいいと思います。採点基準があるので、自分採点しやすいとは思います。
「入試現代文へのアクセス 基本編 」(荒川久志.河合塾.2013年初版)
練習問題4、本編12題。
「入試現代文へのアクセス 発展編」(荒川久志.河合塾.2013年初版)
すこし難しいレベルです。中堅大学、偏差値60くらいかな。最後の二問は64くらいです。小説と評論を載せています。
「入試現代文へのアクセス 完成編」(荒川久志.河合塾.2013年初版)
難しいです。難関大学向けです。

難度があがると、本文のレベルがあがります。長文化して、見慣れない言葉が使われるようになります。設問は、指示語の解答の場所が後ろに変わります。傍線部の解答を探すときに、直前ではなくて、二か所に分裂していたり、二回の言いかえを経ていることがあります。

「柳生好之の現代文 ポラリス」(角川)
「入試精選問題集7現代文4訂版」(河合.2009年初版)
中堅大学~難関大学までのレベルです。25題あります。

「上級現代文ⅠⅡ」(ピアソン桐原.たぶん最新版は2001年)。
記述式で、国公立向けです。採点基準があるので、自分採点しやすいとは思います。Ⅰが黒い本で、36題あります。Ⅱが赤い本で、20題あります。

使い方

その問題集に、使い方が書いてあると思います。
基礎レベルにある人で、参考書なしで問題集をする人は、先にその問題集の解法と解答を読んでから、解いても構いません。つまり長文付きの参考書として使います。
参考書で解法を理解した人で、まだ身につけていない人は、参考書を見ながら解いても構いません。
過去問の場合は、解答を解答欄に書き込まないようにします。二回目に、答が目に入ってしまうことを防ぐためです。過去問は今の実力を知るためにも必要だからです。
一般的な問題集は線を引いたり、印をつけるほうがいいと思います。前回、どこをどう間違ったかを思い出すためにも書き込みのあった方がいい場合あります。

解き終えた問題集の解説を読みましょう。その解説を理解して、その通りに解き直します。どんな参考書も三回は繰り返すことが必要です。解法と用語などの知識が定着するからです。二回目、三回目と、早く解けるようになると思うので、たいていの人は受験までに三回目をする時間もあると思います。一回目に二ヵ月かかった問題集でも、二回目は1ヵ月で解答できるかもしれませんからね。
本文と設問と、どっちを先に読むかというようなことは、別の機会に書きますね。


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