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模試で去年よりも成績が悪い なぜ

①成績が上がっていないように思える

②力が付いていないように思える

これは違うことです。

①力が付いていると感じているのに、成績に表れないなら、たぶん調子の波があるからです。冷静に行きましょう。

皆伝 調子の波  - コピー

人によって違いますけど、このグラフで言うと、二年目の春の悪い時は、一年目の夏のいい時と同じくらいですし、一年目の冬よりも下がっています。けど、上昇傾向にあるので、力は付いています。
二年目の秋には悪い時でも、去年のいい時を超えています。
迷わず、今の学習法を続けていいと思います。
模試よりもレベルの低い基礎レベルの問題集をすらすらできるようになっているから、力が付いていると思っている人は注意が必要です。受験する大学が模試レベル、それ以上のレベルなら合格点を取ることは難しいからです。受験する大学にあったレベルの問題集をしましょう。

本番でも、すべての科目が調子がいい、調子が悪いということはないかもしれません。
三科目、五科目の平均で滑り止めの大学をどこにするかは考えましょうね。

②模試とは関係なく、力が付いていないように感じているなら、適切な学習法をしていないということかもしれません。
苦手な部分を避けていませんか?
きちんと、自分の苦手な部分、理解していない部分を完全に理解して、その後で自分のレベルにあった問題集を使って、演習をして、理解したことを出せるようにする訓練をしていますか?
していないなら、すぐにしましょう。

しているのに、力が付いている気がしないなら、過去問を解いてみましょう。昨年よりも得点できていますか?英語の本文や現代文の本文は理解はできていますか?できているなら、力はついていると考えていいかもしれませんね。とにかく学習方法が適切かどうかが重要です。

過去問を解いていると、ハイレベルの大学では得点できるようになっていて、共通テストでは得点が変わらない。こういうこともあります。
今年も基礎からやり直して、去年はしていなかったハイレベルの訓練もしているんだと思います。
そうすると、基礎からやり直していることは必要なんですけど、基礎ばかりを出題する共通テストでは去年9割近い得点をしていた人だとあんまり得点は伸びません。
ハイレベルの大学では基礎もひねって出題するので、基礎をやり直したことで去年得点できなかった問題でも得点できるようになっています。さらに、去年はしていなかったハイレベルの訓練をしているので、ハイレベルの問題も得点できるようになっていると思います。
だから、例えば去年の共通テストで90点、明治大学で75点だった人は、10月くらいに共通テストの過去問で92点、明治大学で85点になっているということもよくあります。

去年の共通テストで70点、明治大学で55点だった人は、しっかりと基礎もハイレベルもしているなら、10月くらいに共通テストの過去問で90点で、明治大学で75点というくらいに、両方で伸びていると思います。

基礎だけをしている人は、明治大学のようなハイレベルの大学では8割を超える得点はなかなかできないと思います。

サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。