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どれだけ勉強すればいいのかなあ?

質と量に分けて考えましょう。
学習時間はそんなに気にしないようにしましょう。質が伴っていないのに、日に10時間勉強したから大丈夫なんていうことはありません。
日に4時間では少なすぎますけどね。

一日にどれだけ勉強すればいいのか

東大に合格する人は高1から日に8時間は勉強しています。高2もそうです。だから、高3もそのくらいで十分です。
高3から勉強する人は、志望する大学によって、勉強時間は変わります。
それから、進学校であれば、学校の授業が受験対策になっている可能性が高いです。
そうではない学校であれば、予備校、塾に行く必要があるかもしれません。
いづれにしても、12時間勉強すればいいとか、20時間なら大丈夫ということは言えません。先生は日に16時間勉強していたと言っています。けど、ずっと集中しているわけではないそうです。だから、もっと短い時間で集中する方が効率はいいと言っています。
たいていの受験生は時間ではなく質を決めて、その日や週の最大目標の6割から8割をしましょう。例えば、英単語を週に200覚える目標なら、一応200を憶えてテストをします。そして、120から160を解答できたら、合格とします。

月の目標/計画を立てておきましょう。


6月はここまでする。7月はここまでする。
例えば、
現代文のレベル1問題集を大問6まで終わらせる。
漢字は50ページまで憶える。
古文は一ヶ月で助動詞の活用表をすらすら言えるようにする。
常識を憶えて、人に説明できるようにする。
古文単語を憶えて、日常会話で使ってみる。
英単語は1000覚える。
英文法は50ページまで読んで、問題集の該当範囲を解く。
毎日、15分リスニングをする。
世界史の参考書を100ページまで読んで、人に説明できるくらいに理解する。問題集は60ページまで解く。
こうして、勉強時間ではなくて、量と質を目標にします。

さらに、月の目標を三日から一週間単位にも振り分けましょう。
そうすれば、苦手な科目だけ一か月間やらなかったという事態を避けられると思いますよ。

それから、同じレベルの参考書や問題集を何冊も途中でやめて渡り歩くというのは、時間の無駄で、もったいないと思います。皆伝には参考書や問題集のリストを載せているので、目次の記事から探して、しっかり選んでくださいね。

合格の目安を知る

基本的に早稲田大学、慶應義塾大学に合格するなら、
世界史の場合、
基礎問題集、その次の厚めの問題集、厚めのハイレベル問題集という3冊を3回-6回は繰り返して、10割解ける、すらすら解けるレベルにしておけば、合格最低点のレベルに達しているとだいたいは言えます。そのためには、参考書、資料集も理解しておく必要があるんですけどね。
日東駒専レベルなら、基礎問題集、その次の厚めの問題集という2冊を3回-4回は繰り返して、9割解ける、すらすら解けるレベルにしておけば、合格最低点のレベルに達しているとだいたいは言えます

このようにどの科目でも、どの大学を目指すかによって、どの問題集のレベルを9割か10割こなせるようになるまで繰り返して、すらすらできるようにしておくということがわかります。そのあとで、過去問を解いてみて、合格点を取れていればいいんです。これがどれだけ勉強すればいいのかの目標です。100点を取る必要はないし、際限なく勉強する必要もありません。
世界史の場合、古代史や中世史を勉強して、その範囲の過去問を解いて見れば、その勉強の質と量で合格最低点を取れるかどうかがわかって、安心できると思います。現代文や英語は範囲というものがないので、積み上げて、少しづつ得点力をあげていくしかありません。予備校や塾のベテランの先生なら、今の時期にこれくらいできていれば、この大学に合格できる力が付きそうだということは教えてくれるかもしれません。

やみくもに勉強したり、焦ったりしないで、目標を立てて進んでいきましょうね。

サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。