現代文の参考書 目的 選び方 リスト 使い方

この皆伝をフォローすると、新しい記事を書いたときに、その記事がタイムラインのようなところに表示されると思います。上の私の顔、皆伝という名前のあるところにフォローと書いてありますね。そこをクリックしてください。顔のところをクリックすると、ホームに行きます。記事の一覧、分野別のマガジン、投稿順に記事を読めます。


目的

学校で使っている教科書、国語便覧などが使いにくいし、使い方もわからないし、そもそも学習法がわからないという人には、参考書が必要です。文の意味が分からない、とくに評論がわからないという人は、中学の国語から学び直す必要があるかもしれません。パラパラと読んで、理解できるかどうかを確認してくださいね。
読解力のある人でも、文の意味は分かったけど解けないということはありますね。そういう人は解法を知る必要があります。
入試で文法、漢字が多めに出題されることもあります。受験する可能性のある大学の過去問を確認しておきましょう。出題されているなら、参考書が必要です。


選び方

自分のレベルを知りましょう。文学史、漢字はともかくとして、読解、用語は今の自分のレベルにあったものを選びましょう。レベルがあがったら、次のレベルに行ってもいいと思います。
時間がない人は、薄めの参考書を選びましょう。
パラパラと読んでみて、まるで読む気にならないし、頭に入ってこないものは避けておきましょうね。似ている内容のものでも、構成や、文字の大きさ、イラストがあったりと、自分に合っているものを選びます。
読解は、読解の方法を学ぶ目的で使うので、本文が簡単でわかりやすいものがいいと思います。
解法は、いくつか読んでみて、納得できる説明がされていれば、それを選びましょうね。

リスト

読解
中学生のころから苦手だったという人や、受験する大学の過去問を見て、文法なども出そうということなら、基本から学び直しましょう。
「とってもやさしい中学国語 これさえあれば授業がわかる 改訂版」(旺文社.2021)
「とってもやさしい国語 中学1-3年 新装版」(旺文社.2014年)
「中学国語 出口のシステム読解―基礎から入試まで!」(出口汪. 水王社.2007)  
「中学国語をひとつひとつわかりやすく。改訂版」(学研。1000円.2021年)
 お勧めです。品詞、敬語、主語などの要素、小説での気持ちの読み取り方   
 も書いてあります。少し慣用句、四字熟語、故事成語もあります。

「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。改訂版」(学研.1430円。2022年改訂版 2016年初版)解法が主で、テストも付いています。中学では勘で解けていたけど、高校から苦手になった人にはお勧めです
「高校 やさしくわかりやすい現代文 新装版」(文英堂.2016年)基礎の基礎ですね。わかりやすいと思います。読解以外に解法、語彙も付いています。
(「とってもやさしいシリーズ」はいいんですけど、高校の国語だけが存在しません。)

実際に長い文章を読んで学びたい人には
「田村のやさしく語る現代文」(代ゼミ.1996初版?2020年改訂版)これも基礎の基礎です。できる人なら当然わかっていることを説明しています。
「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」(柳生好之.2020)基礎の基礎。できる人なら当然わかっていることを説明しています。
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」(船口明.学研教育出版.2010年)基礎。        

「現代文読解力の開発講座」(霜栄.駿台文庫.2011年)並レベル。
「池上の短文からはじめる現代文読解」(池上.学研プラス.2018年)並レベルですね。 「指示語」があったら、後に内容があることが多いとか、入試で使えることが書いてあります。  
「現代文と格闘する」(竹国など.河合出版.2006年)並レベル。ルールは少なくして、長文で徹底的に体にしみこませようというものです。本文が少し難しいので、個人指導など、丁寧に解説してくれる先生のいる人で、偏差値45-50の人が始めるといいと思います。
「船口の現代文 読と解のストラテジー』(船口明.代ゼミ.2001年)並レベル以上。記述のための参考書になっていて、七題ある模範解答には納得できないところもあるかもしれませんけど、読解としてはいいと思います。

皆伝で学びたい人にはこちらです。700円と書いてあるけれど、720円です。

無料記事から始めたい方はこちらです。

語彙
「現代文キーワード読解」(Z会.2014年)
「読み解くための現代文単語(評論・小説)」(小柴大輔.シグマベスト.2016.935円)キーワード以前に、評論で出てくる当たり前の言葉も知らない人も対象にしています。見出し語は800語。定番のテーマ別に基本が書いてあります。
「読解を深める現代文単語〈評論・小説〉」 (ピアソン桐原.2009年初版.2018年改訂版.935円)
「読解 評論文キーワード:頻出225語&テーマ理解&読解演習50題」 (筑摩書房.2013)

よく出る語句はこちらです。


新聞の社説も読むと知識が増えます。ネット上に大手新聞社の社説をまとめたサイトがあります。
過去問で出たテーマと傾向についても、学んでおく必要があります。受験前に時間がない人は、本で憶えることはやめて、問題集の本文に出てきた言葉だけを憶えましょう。

文学史
過去問で、出題されているかを確認しましょう。早立法青、学習院は出題されることがあります。配点は少ないので、高得点を目指す人で、余裕がある人だけがしましょう。
「早わかり文学史」(出口汪.語学春秋社.1996年.918円.P199)明治以降ですね。暗記のように羅列ではなくて、文章ですね。
「SPEED攻略10日間 国語 文学史」(Z会.2012年.648円.P80)暗記が得意な人にはいいかもしれません。緑色の本です。
「原色シグマ新日本文学史 増補版」(文英堂.2016年.715円)金泥色と言うんでしょうか。

学校で使っていた「国語便覧」でもいいんですよ。
皆伝で学びたいという人はこちらです。

・文法 無料記事です。

漢字
「入試漢字マスター1800+」(河合出版.823円。2011年)四字熟語も付いています。淡い桜色。
「生きる漢字・語彙力」(霜栄.駿台文庫.2006年.972円)基礎。収録語数が多めだと思います。
「大学JUKEN新書 漢字と語彙2400 新装版」(旺文社.907円。2012年)書き1200字。四字熟語300.慣用句250.語彙250。一冊で全てという人向けです。出る順なので、時間がなくても使えます。お勧めです。青い本です。
「銀の漢字」(出口.2010年.648円)時間がない人向け。書き460字。必須漢字と四字熟語160
「金の漢字」(出口.2010年.864円)時間がない人向け。上級編の漢字と四字熟語160

解法
読解力があっても、解法を知らないと解けないのが大学入試の問題です。「現代文の解法 読める! 解ける! ルール36」(中西実.Z会.2013年。972円)評論9、小説3です。基礎の基礎です。
「はじめての入試現代文―正解へのアプローチ」 (木村哲也.河合塾.2018年。 p135 880円)基礎の基礎です。
「現代文解法の新技術」(柴田.桐原.2007年.1350円)並レベル。
「得点奪取現代文記述・論述対策」(河合出版)生徒の解答例とその添削も書かれています。

使い方

参考書はまずさっと読んで、二回目は理解するつもりでじっくり読みます。コツは「来月から塾講師のアルバイトをすることになったから、教えないといけない。完璧に理解して突っ込まれてもいいようにしないといけないぞ」という意気込みで読むことです。これはすべての科目の参考書、問題集に言えることです。繰り返し、理解できるまで読みましょう。理解できないところは、先生に訊きましょう。それでもわからない場合は、人を説得できるような自分なりの説明ができるようにしましょう。
漢字の参考書は、毎日10個以上は進めましょう。観て、見ながら空中に三回書いて、それからノートに見ながら三回書きましょう。そして見ないで、ノートに三回書けたら、憶えたといえます。翌日に3回、見ないで書いて、記憶に定着させましょう。1、2ヶ月ごとに見ないで書いてみましょう。
語彙、用語の参考書は、その言葉を使って話したり、文を作ってみましょう。そうすることで身についていきます。
文学史の参考書は、お風呂に入ったりしているときにでも、明治の文豪10人とか、白樺派の作家とか、作家を五十音順に思い出して、その作品を思い出すようにしましょう。
解法の参考書は、理解しても、身についているわけではないので、はじめは問題集を解くときに、時間無制限で、参考書を見ながら、その解法を使って解きましょう。

少しでもなるほど、役に立ったと思ったら下にある♡(スキ)を押してくださいね。

サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。