見出し画像

「『結婚する』目的ってなんだろうね」って言ったら

あけましておめでとうございます。かいだこです。
初詣の列に友人と並んでいて、ふと
「『結婚する』目的ってなんだろうね」
って言ったら、
「そういうこと言ってると一生結婚できなさそう」
って返されました。事実かもしれない。つらい。

それでも、僕は思うのです。
"ちゃんとした"結婚をするためには、自分にとってどういう結婚が「"ちゃんとした"結婚」であるのかを、きちんと考えておかなきゃいけないと。
考えすぎて、自分にとっての理想の結婚を夢見すぎて、それしか見えなくなっちゃった挙句に「一生結婚できない」なんてことも、あるだろうけど。逆に、「どのポイントは譲れないか」「どこのポイントは妥協できないか」を考えておくことは必要だと思うのです。
……ふつうの人はこんなことごちゃごちゃ考えないで適齢期に手近にいる人と勢いでくっつくってことも理解してる。理解してるけど。きちんと解きほぐしておかないと勢いも出せないと思うんだよ~~~~。

"結婚"の目的

考えるには文章として出力しておくのが一番。ということで、書きながら思考をまとめていきます。
そもそも、人はなぜ結婚するのでしょうね。

前提として、
「人はひとりでは完璧な生き物ではない」
というのがあると思います。
一番わかりやすい例としては、「人はひとりでは子どもを作れない」というのがあります。現代においては、子をなすには、男性と女性がひとりずつ必要です。
もちろん、子をなすだけが人生じゃありません。
そして、ふつうの人生を送るにあたっては、やらなくちゃいけないことがたくさんあります。
衣食住を確保するためにお金を稼いだり、家をきれいに保ったり、日々の糧を口に入れられる形に調理したり、近隣住人と良好な関係を保ったり。特別なことじゃなく、ただふつうの人生を送るだけで、これです。
でも――これが全部ひとりでできる人なんて、ほんの一握りでしょう。能力的にはできても、可処分時間のキャパシティ的に無理だったりするかもしれません。別なことをしたい人は、これにプラスアルファでやらなければならないことが山のようにあるのですから。

だから、人は、協力するのでしょう、きっと。
古くは男が狩りをし、女が料理をしたように(ほんとなのかな?)。
今では夫が仕事をし、妻が子育てをするように(一世代前のモデルかもしれない)。
人がひとりで生きていくのはたいへん難しかったから、「結婚」という、運命共同体を構築する制度ができた、とだと思います。

……もっとも、今はそうじゃなくなってきているのかもしれないけれど。
社会が高度に発達し、食料の保存・運送技術が臨界点に達し、高品質なものが安価に手に入るようになった現代の日本では、もはや、生存そのものだけなら、ひとりでも十分可能になってしまいました。
あるいは、「社会と結婚できるようになった」と言ってもいいのかもしれません。

結婚しなくても幸せに生きられるこの時代で

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、
あなたと結婚したいのです。」

ちょっと前に話題になった名コピー。
そうなんですよ。「結婚しなくても幸せになれる時代」なんです。もう。

もはや結婚は、必須ではない。

じゃあ、何のために「結婚」するかって?
その人と結婚したら、より遠くまで行けるなあって、そう思うからじゃないですか?
誰でもいいから誰かと結婚して子孫を残したいだけとか、とにかく身の回りの世話をしてくれる相手が欲しいとか、とにかくお金を稼いできてくれる相手が欲しいとか、そんなんじゃなくて。

その人とならどこまでだって一緒に歩んで行けると思うような、信じられるような、そんなふたりで結婚したら。お互いの運命を分かち合えたら。
色々あっても、きっと、最期には笑って死ねるんじゃないでしょうか。幸せだったなって。

なんかふわっとした話になっちゃったな。
今年はこの話題を深掘りしていく年にしたいと思っているので、マガジンにでもまとめて、ちょっとずつ続きを書いていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?