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どの出来事がどんな結果に繋がったかは死ぬ直前までわかりません


本日10月10日が、ご縁あるお二人の大切な記念日ということに氣がつきました。

日本のロックバンド FIELD OF VIEW のボーカル、浅岡雄也さん
週刊少年ジャンプ連載作品「花さか天使テンテンくん」の作者、小栗かずまた先生

今日は
FIELD OF VIEWのファーストアルバム「FIELD OF VIEW Ⅰ」発売から28年
「花さか天使テンテンくん」のアニメ放送25周年

だそうです。誠におめでたいです。

お二人とは、ぼくが「かいち」として活動していた、以前のアカウントの頃に繋がりました。

浅岡さんは、ぼくのエッセイ漫画シリーズ「かいちの幸せの見つけ方」をnoteで読んでくださって、
小栗先生は、……きっかけのきっかけは覚えてないですが(本当にすみません)、確かぼくの方からSNSで絡んで、

どちらの作品も、ぼくが子供の頃によくよくよくよくお世話になっていたので、お二人と繋がれたことは本当に本当に嬉しいことだったのですが、

そんな、お二人と繋がるきっかけとなった「かいち」という存在を、ぼくは消そうしていました。


それまで発表してきた作品のほとんどを非公開にし、SNSアカウントも削除して新しく始めました。

価値観の大きな変化から、「かいち」として発信してきたこと、発表してきた作品が嫌で嫌でたまらなくなり、また、許せなくなり、

名義を本名「石井嘉一郎」に変えての再始動。


当時はものすごく苦しんでの決断だったのですが、

それから一年以上が経った今は心も落ち着いて、「あそこまでやる必要はなかったのでは」と思うこともしばしばです。


過去にしてきたこと全部含めて今の自分なのですから、

アカウントを消そうが新しくしようが、自分のやってきたことは変わらないぞ。と、

その自分でこれからも生きていくし、出逢っていくし、残していくんだぞ。と、

いい意味で、過去の自分を受け入れられるようになってきました。



もちろん、自分の発信や作品で傷つけてしまった人や、反感を抱かせてしまった方もたくさんいるのですが、

逆に、そんな自分を好いてくれた人もたくさんいるわけで、

現に今でも、浅岡さんや小栗先生、そして、今見てくださってる、応援してくださってるみなさんとこうして繋がれているわけですから、

過去の自分を100%悪と断ずることはできないよねと。

と言うかむしろ、善も悪も両面あるのが人間だし、

こんな自分を「百害あって一利なし」と責め立てる世界はこの世のどこにもないよねと、心から思えるようになりました。





「人間万事塞翁が馬」という言葉が、最近はよくよく頭に浮かびます。

高校の頃、野球の監督さんが自分の代の引退の日にかけてくれた言葉で、

意味は、“人間の幸不幸は予想し難い、何が幸せに繋がって何が不幸せに繋がるかはわからない”という意味です。


それまでの自分の発信や発表作品が嫌で嫌で、それの延長線上で活動する自分が許せなくて消そうとした「かいち」という存在ですが、その存在をきっかけに繋がったご縁がたくさんあります。

方や、

石井嘉一郎としてやり直したことで描けた作品もありますし、語れることもありますし、こういったお話をさせてもらうことで距離が縮まった方も幾人かいらっしゃいます。

一概に、やり直さなければよかったと言いたいわけでもなく、これはこれで、大変意義のある決断行動をしたと思ってます。



良かれと思って取った行動が後々悪い結果になることもあるし、その悪い結果がまた後々、いい結果に繋がることもあるし、

どの出来事がどんな結果に繋がったか、それは死ぬ直前までわかりません。

人間万事塞翁が馬。

自分に特別何かあった日というわけではありませんが、ご縁あるお二人、浅岡雄也さんと小栗かずまたさんにとって大切な記念日の10月10日に、そんなことを感じていた今日でございました。




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FIELD OF VIEWは現在、デビュー25周年ベストアルバムを発売中です。
幾つになってもステージ上で全力で歌う浅岡さんにいつも刺激をもらってます。



小栗先生は本日昼12~24時限定でテンテンくんTシャツ全品¥1010引きセール中です。
(ちなみにテンテンくんのち○こは昨今の風潮センシティブなんちゃらによってなくなってしまいました悲)


作品にお世話になっていた方は今一度、ありがとうのお氣持ちを届けてみてはいかがでしょうか。


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ぼくは新刊の予約注文を受け付けております。
締切は10/15まで!!あと5日!!
現在のご注文数:71部
印刷費用を賄うための予約注文です。
ご注文100部いただけたら200部刷ります。
何卒よろしくお願いいたします。




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