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【挑戦】漫画のクオリティを落としてみた結果

「かいちの幸せの見つけ方」というボクの漫画がある。
Twitter上で何度もバズっているボクのコンテンツだ。



この、かいちの幸せの見つけ方、
基本的に1話フルカラー4ページ

制作するのに約8時間かかる。


以前、質と量どっちをとるか
という話をした。


かいちの幸せの見つけ方は「質」のコンテンツ。
毎日更新はとてもじゃないができない。

以前挑戦したときは9日で終わった。


一方で「量」のコンテンツとして「かいちの挑戦」という漫画がある。
ボクの日常を切り取って送る漫画だ。1ページ30分でサクサク描ける。



しかし、量のコンテンツをいくら更新しても、現状はあまり変わらなかった。


その結果を踏まえた上で、どうするかと考えたときに出たのが
「質と量、両方やる」という答えだった。


質と量、両方やる。
具体的にどうするのかというと、

毎日更新する軽いコンテンツ「かいちの挑戦」を更新しつつ、
週1くらいのペースで質のあるコンテンツを更新していく

そう考えていた。


しかし、ここで思い改まる。


それじゃあ遅い。


量のコンテンツはウケない。
拡散されない。

拡散を狙ったコンテンツは週に1本
それじゃあ遅いと思ったのだ。

すでに人気作家で、コンテンツにも充分チカラがある。
とわかっているなら、週1更新でも問題はないだろう。

しかしボクはまだ人気作家でもなんでもない。
ましてや、来月をしのげるかわからないほど不安定な生活だ。


週1で出したコンテンツが当たるかどうかなんてわからない。
当たるかどうがわからないコンテンツを週1で仕掛ける余裕はボクにはない。

そう思ったのだ。

ボクの中で、「質と量、両方やる」の定義が
量のコンテンツを出しつつ、質のコンテンツも出す

から

質がある程度保たれたコンテンツを量産する

に変わった。


ボクのコンテンツの中で、質がある程度保たれているものが「かいちの幸せの見つけ方」だった。

更新すれば、ある程度拡散されることはもうわかっている。
あとは大きくバズるかどうかの勝負。

しかし、このコンテンツを量産するのは厳しい。


そこで、

「かいちの幸せの見つけ方」の作画クオリティを思い切り落としてみることにした。


ボクの見立てでは、Twitter漫画の反応に作画クオリティは関係ない。
絵がたいして上手くなくても、バズる漫画はバズる。

そう認識していながらも、いったんフルカラーまで上げた作画クオリティを、下書きレベルまで落とすというのは、なかなかプライドが許してくれなかった。

ちょっと悩んだが、ボクの現状を考えると、そんな流暢なことは言ってられない。


とりあえずやってみた。
ボクの得意技である。


結果はどうか。


本日(2020/01/22)の時点で72リツイート、217いいね
数字的には、直近に投稿したものと変わらない。

大きくバズったわけではないが、少なくとも作画クオリティは拡散に影響しないことを確信した。


直近の「かいちの幸せの見つけ方」の数字(左:リツイート数 右:いいね数)

スクリーンショット 2020-01-22 15.27.24


もう少し継続して、結果を見守ろうと思う。

バズりまくって、フォロワーさんがたくさん増えて、仕事もわんさかくればいい。そんな邪心を胸に秘めながら。

質と量、両方を保ちながらコンテンツを出すのは容易ではない。
しかし、それくらいやらないと、ボクに未来がないことは感じている。
だから今回も、とりあえずやってみたのだろう。


この他にも、新しいコンテンツを作った。

「高校野球でド下手がレギュラーを取るまでの話」


かいち@漫画家:毎日18時漫画投稿
@KAICHIRO_ISHII

高校野球でド下手がレギュラーを取るまでの話 1



こちらも実験的に始めた、量と質を保ったコンテンツ。
この話はまた後日しようと思う。

これらの他にも、いろいろと打っていこうと思っている。
一刻も早く、現状から抜け出すために。

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