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期限を決めてひたすらコンテンツを出していくことでしか成長しないと思った話

おはようございます。漫画家のかいちです。

昨日から、エッセイ『継続できなかった僕が366日の毎日イラスト投稿を達成するまでの話』の連載を開始しました。毎週水曜日、18時に更新していく予定です。

また、来週の月曜日、1月18日からは新作の漫画を毎週投稿していく予定です。

この2つは、今年に入ってからのぼくの新たな挑戦です。去年おこなった、無料で公開していく『短編創作100本チャレンジ』とは違い、しっかりお金につなげようと思って企画したコンテンツでした。

どちらも昨年から少しずつ準備を進めていて、当初の予定では先週から公開していく予定でした。しかし、先週の期限までは完成させることができずにいました。

「しっかりしたものを作らないといけない」という想いから、クオリティをずっと氣にしていて、結局先週の期限までには完成しなかったんです。「本当にこれでいいのか」と、ずっと悩んでいて、何度も何度も修正を繰り返したり、1から作り直したりしていました。いつまで経っても作品が完成させられない、俗に言う『描かない漫画家』状態になっていました。

せっかく短編創作100本チャレンジで完成させることを覚えたのに、お金をいただくを意識したことでクオリティを氣にしだし、終わらないループに入っていたのです。

ぼくはコンテンツを完成させられないことと、自分で決めた期限までに投稿できなかったことで、先週は非常に落ち込んでいました。自己効力感がとてつもなく下がってしまったんです。

そのときの心境を、ぼくの創作活動を応援できるファンクラブに綴っているので一部紹介します。


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(2021/01/08の投稿から一部抜粋)

薄々は氣がついていました。
クオリティを氣にして、コンテンツが出せなくなっていることに。

毎日女子のエッセイも、仮想通貨漫画も、クオリティを氣にして「あーでもない、こーでもない」と言い続けています。以前もそうでした。100本創作を始める前の僕もこんな感じで、作品が完成しない日々が続いていました。そこで始めたのが100本創作です。100本創作ではとにかく完成させることを目的として、次々と投稿していきました。

ようやく〝完成させる〟が身について、今度はしっかりしたものを世に出そうと思ったら、また以前の僕に逆戻り。完成させられない自分。成長したつもりが、全く成長していませんでした。

作品は、完成させて世に出すことでしか成長していかないのだと、そう思いました。昨日の夜、アホたいに反省しました。ここままじゃ理想の自分にはいつまで経ってもなれません。世界中が心を震わすような作品を描ける作家になるためには、今作れるものをどんどん出していくしかないのですね。背伸びしたところで無駄で、「もっと面白く」なんて思ったところで描けなくて、それが今の実力だから今の実力で出していくしかないんですね。

今年の目標は『量』です。とにかく量をこなしていくと、12月31日に決めたばかりなのに、早速目標とは違う行動をとり始めていました。危ない危ない。
量をこなしていきます。

期限決めて、どんどんコンテンツ出していきます。

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〝完成させて世に出していくことでしか成長しないのだ〟と、このとき改めて思いました。クオリティを氣にしてどれだけ書き直したところで、絶対に100%納得することはできません。「もっと面白く」なんて思って作り直しても、〝今〟できないのであればそれが自分の実力です。

完成させて世に出して、反省して、また作って世に出していく、この繰り返しでしか成長いくことはないのだと、無料も有料も関係なく、〝今〟できることを作品にしていくしかないのだと、そう強く思ったのです。

そのときからは、期限を決めてひたすたコンテンツを出していくことに決めました。クオリティは、期限までは精一杯氣にしますが、期限が来たらどういう状態だろうが出していきます。それが〝今〟の実力だからしょうがない。納得がいかず「もっとやれる」と背伸びすれば、待っているのは『作品を完成させられない自分』だけ。それでは成長も何もあったもんじゃありません。

今年のぼくのテーマである『量』を実現させるために、〝期限を決めてコンテンツを出していく〟今年はこれを徹底していきます。不格好でも構いません。それが今の実力だから。今できることを精一杯。その繰り返しで成長していきます。

いつの自分よりも描いて、いつの自分よりも反省して、世界が心震わすような名作をつくれるようになっていきます。


とりあえずは
毎週水曜日18時からのエッセイと
毎週月曜日18時からの仮想通貨漫画

しばらくはこの2つをどんどん投稿していきます。楽しみにしていてください。

今日のお話は以上です。それではまた明日。


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●かいち|漫画家
1991年、秋田県生まれ。20歳から漫画家を目指す。出版社に6年間漫画を持ち込むも実績ゼロ。26歳フリーターという現状に悩み、夢を諦めかけたが、ネットの可能性に掛けて再起。Twitterを中心にネットで漫画を公開。自身が仮想通貨で300万円失った体験を元に描いた漫画『仮想通貨体験記』が話題になり、Google検索「仮想通貨 漫画」のキーワードで検索1位を獲得。Twitterに投稿したエッセイ漫画『成功したいなら、成功している人の意見を真に受けろ』が1.2万リツイートを超え、Yahoo!ニュースに掲載。その他の作品に『Decade(ディケイド)』『かいちの幸せの見つけ方』などがある。


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