【就活テクニックだけを磨いてはいけない理由】

 僕は、学生に後悔のない選択をしてほしいと思う。

 赤の他人の人生に干渉しようとするのを不思議がる人もいるが、助けを必要としている学生がいるのは事実だし、社会人になって自分のキャリア選択に後悔を感じている人がいるのもまた事実だ。

 キャリア選択に後悔を感じるなら、社会に出た後でも転職、起業または留学など望むキャリアを掴むアクションを起こせばいい。これは正論だけれど悩める社会人の多くは、目まぐるしく日々が過ぎていく中で、忙しさを理由に動かなくなり、そのうち結婚や出産というライフイベントが発生し、安定を選んでしまう。これはこれで家族と幸せに暮らすことができるし、良き人生だと思う。ただ一方で挑戦したい心を封じ込めてしまっている。これは一つのパターンだが、これが本当に自分がやりたかったことなのだろうかと日々悶々としている社会人は非常に多い。

 なりたいビジョンややりたいことが不明確なまま就活の小手先だけを磨き、企業に入社してしまうのがひとつの要因だと思う。

 偉そうに語っているけれど、かくいう僕も就活前にやりたいことなんて考えたこともなく、まして毎日飲み歩く典型的なダメ大学生だった。大学入学がゴールになってしまい、肝心な大学時代は遊び呆けてろくに勉強しなかった。

 そんなダメ大学生の僕でも就活ではかなり努力した。自己分析を徹底的に行い、毎晩友達と面接練習をした。その結果多くの大企業から内定をもらった。行きたい企業にも行くことができた。努力をすればするだけ成功する確率を上げることができる。もちろん努力の方向は重要で、方向を見誤るといくら努力しても報われない。

 内定に近づくためにはテクニックはかなり重要だし、それを磨けばやりたいことがわからなくても運良く内定を得られるかもしれない。しかし内定はゴールではない。自分のやりたいことと仕事がマッチしていないと、大企業に入社できたとしてもワクワク、情熱、やりがい等は感じられない。満たせるのは社会的承認欲求だけだ。それでも良いという人は、テクニックだけを磨けば良いと思う。だがこれから40〜50年の人生を捧げるキャリアなのだから、どうせ働くなら「やりがい」を感じられる道を選びたいはずだ。

 就活で追求すべきことは、自分が心から望む「やりたいこと」や「なりたい姿」を捉えることなのだ。そのために自己分析が必要だ。「やりたいこと」や「なりたい姿」は暫定的でも構わない。将来的には変化するかもしれないから。ただ今、この瞬間に考えに考え抜いて、最大限の答えを出すことが、後悔のない選択のために必要だと思う。そして、その答えを実現させる確率を最大化できる企業を選ぶことが就活だ。大枠でもビジョンをしっかり定めれば、もう道に迷うことはない。あとは狙いを定めた企業から内定をもらうために、ひたすらテクニックを磨けばよい。定めたビジョンは、必ずしもサラリーマンである必要はない。デザイナーでもフリーのエンジニアでも起業家でもいい。

 まずは自己分析を徹底的に行ってやりたいことやなりたい姿を見つけよう。そのうえでESの見せ方、面接対策等、必要なテクニックを磨いていこう。そのための支援を僕は喜んで行う。後悔のない選択をする人が1人でも多くなるように。

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