【骨格筋】大胸筋の解剖学
大胸筋の解剖学
この記事は大胸筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は大胸筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
大胸筋は厚い扇形の筋肉で前肩帯から伸びて、胸郭上部を覆っています。
それは肩と腕の動きを補助し、鎖骨部・胸肋部・腹部の3頭から構成されています。浅胸筋(大胸筋・小胸筋・前鋸筋・鎖骨下筋)のうちのひとつです
前胸部の上半を占め、胸部の外形をつくる筋で、男女差が大きく男のほうが発達します。広背筋とともに上腕を内転しますが、屈伸については拮抗します。
起始は3頭に分かれ、停止部は扇の要のようにねじれています
起始
鎖骨部
鎖骨の内側半分
胸肋部
胸骨および第2~第4肋軟骨
腹部
遠位胸骨
(第5および第6肋骨)外腹斜筋筋膜
停止
鎖骨部
上腕骨の大結節稜(上記画像参照)
胸肋部
上腕骨の大結節稜(上記画像参照)
腹部
上腕骨の大結節稜(上記画像参照)
支配神経
鎖骨部
脊髄神経
(C5~C6)
胸肋部
脊髄神経
(C7~T1)
腹部
脊髄神経
(C8とT1)
血液供給
鎖骨部
胸肋部
胸筋枝
胸肩峰動脈
胸肋部
胸肩峰動脈
胸筋枝
腹部
腹部
胸肩峰動脈
胸筋枝
機能
鎖骨部
肩関節での腕の屈曲
胸肋部
肩関節
水平内転と内旋
腕の内転
肩甲骨
下方回旋と外転
下制
腹部
肩関節での腕の内転と内旋
メモ
大胸筋のねじれは4足歩行時代→直立2足歩行の変化によって起こったといわれている
ねじれが解消されているときが最も筋出力を発揮するといわれている
ねじれによって効率的な腕の上げ下げができる
起始部の表面に稀に 胸骨筋 という筋が見られることがある。(
日本人の約10% ) 」
まとめ
今回は大胸筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_4.html#A04_4_01_002
https://www.visual-anatomy-data.net/muscle/detail_041.html
https://www.kinken.org/k10620.html
https://muscle-guide.info/pectoralismajor.html
https://kaibougakulabo.com/daikyoukinn-matome
https://kinniku-no-hanashi.com/2018/02/26/daikyoukin/
KJPs&list=PLyL_ly572nTPFIE3jgJPKN6yO7OlOXwvU&index=5
引用
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)
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