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【骨格筋】小胸筋の解剖学


小胸筋の解剖学

この記事は小胸筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は小胸筋の情報をまとめました。


基本情報


概要

  • 浅胸筋(大胸筋・小胸筋・前鋸筋・鎖骨下筋)のうちのひとつです

  • 小胸筋の下を 腕神経叢、腋窩動脈、腋窩静脈
    が通っています。

  • 小胸筋は胸郭上部の大胸筋の下にある前胸部の薄い三角形筋です。

  • 努力吸気の間、肋骨の挙上を補助し肩の動きを助けます


正面
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
側面
(引用:同上)

起始

  • 第3~第5肋骨

停止

  • 肩甲骨の烏口突起

起始停止
(引用:同上)

支配神経

  • 内側胸筋神経
    (C8~CT1)


正面
(引用:同上)
側面
(引用:同上)

血液供給

  • 胸肩峰動脈

  • 胸筋枝

(引用:同上)

機能

  • 肩甲骨の下制

  • 肩甲骨の外転

  • 肩甲骨の下方回旋

  • 肋骨の挙上


下方回旋
(引用:同上)
下制
(引用:同上)


メモ

  • 小胸筋が単独で動いた場合は、肩甲骨の下方回旋及び下制動作が行われますが、
    外転動作はわずかにしか関与しません。

    • しかし、小胸筋と前鋸筋(ぜんきょきん)が共同して動いた場合は肩甲骨の外転動作に大きく関与します。

    • 何故なら前鋸筋が肩甲骨を外転させながらもわずかに上方回旋するのに対し、小胸筋は肩甲骨を外転させながらわずかに下方回旋するからです。

    • つまり、この二つの筋肉が同時に働くことにより、上方回旋と下方回旋の2つの動きが相殺され、結果として小胸筋は単純な肩甲骨の外転という動きに大きく関与するのです。

まとめ

今回は小胸筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。


参考

https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_4.html#A04_4_01_006

https://www.visual-anatomy-data.net/muscle/detail_022.html

https://www.kinken.org/k10630.html

https://muscle-guide.info/pectoralisminor.html

https://kinniku-no-hanashi.com/2018/02/26/syoukyoukin/

https://www.youtube.com/watch?v=E7dL04D4rTA&list=PLyL_ly572nTPFIE3jgJPKN6yO7OlOXwvU&ind

https://www.youtube.com/watch?=E7dL04D4rTA&list=PLyL_ly572nTPFIE3jgJPKN6yO7OlOXwvU&index=10







引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)





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