なぜプログラミングスクールに行ってITエンジニア目指します!にもやもやしてしまうのか

いろんなところで「ITエンジニアになりたいんですがどうすればいいですか? どこのスクールがいいですか?」みたいな話をよく耳にするようになりました。

僕も聞かれたら答えるのですが、いろんな思いが生まれ、モヤモヤしていたので整理してみました。

■ プログラミングとエンジニアの仕事は楽しい!

プログラミングを最初にやると「Hello World」と黒い画面に表示しましょう、というところから始まる事が多いです。
僕もそうでした。僕は「ゲームを作りたかったのに何だよこれ!」とがっかりしたのを覚えています。
しかし、勉強を続けていくと繰り返しやファイル入出力に触れるとできることが増えてきて段々と楽しくなってきました。

エンジニアの仕事は色々ありますが、最高に楽しいところがあります。
美しい設計ができたとき、綺麗なプログラムが書けたとき、新しい言語やフレームワークを覚えるとき、遅い処理が100倍速くなった時、セキュリティ問題を発見して解決したとき、問題がスッキリ解決できたとき、etc…。

エンジニアの仕事は色んな種類がありまして、人によって楽しいと思うところが違います。
最初はちょっとつらいかもしれませんが何でもチャレンジしてみてください!

プログラミングとエンジニアの仕事はめっちゃ辛いこともある

辛いこと、めっちゃ多いんです。

・3K(きつい、厳しい、帰れない)
・お客さんも何を作りたいかわかってなかったりします
・なのに締め切りだけ決まっていたりします
・バグらせると取り返しのつかないことになったりします
・Excelに書かれたテスト項目を実施するだけの日々もあります
・実はプログラミングは条件判断と繰り返しを書くだけで退屈です
・コードレビューでボコボコにされた挙げ句「もういい俺が書く」と言われて捨てらることもあります
・とてもメンテできないコードになってしまったがどうしようもない
・覚えたばかりの技術なのに「それはもう使われていないよ」ということもあります
・Javaをやっと覚えたのに「来週からC#をやってもらうから覚えてこい」と言われることもあります
・自分より数年も年下の後輩に「こんな事も知らないんですか?」と言われる

病んでしまう人もたくさんいます。体の傷と違って心の傷はなかなか癒えません。
危ないので気軽に近づいてはいけません!

この楽しいと辛いの両方を経験していると、僕は咄嗟には最適な答えが出せず、モヤモヤしていたんです。

■ モヤモヤポイント1: 調査が甘すぎる

この仕事はなんだかんだキツいです。
この仕事が自分にとって幸せなのかを考えないと心の病気になる可能性も大きいです。

年齢はあんまり関係なく、実力主義です。資格もあるに越したことはありませんが「基本はできるんだな」くらいの評価です。
若手であれば、基本情報技術者試験を持っているのは大きなアドバンテージになる思います。この資格は若干古い部分もあるものの、その名の通り、基本的なことが網羅されていてここにのっていることを知らないと恥ずかしい思いをする「基本情報」です。
もし、試験に落ちたとしても履歴書にスコアを書いてもいいかもしれません。自ら勉強して挑戦した証とどの程度できたか、を示すことができます。

自分で調べて、勉強して、解決する能力が求められます。
なのに「何もわからんがとりあえずコードスクールに行こう」という心意気にモヤモヤしてしまうのです。

調査して自分が何をしたいのか考えてみましょう。
・エンジニアはどんな仕事なのか
・どんな職種があるのか
・自分には何が向いていそうか、何が向いていなさそうか
・興味ある会社はどんな技術を使ってるのか

■ モヤモヤポイント2: やってみない

「Rubyってどうなんですか?」みたいな質問も良く耳にします。
良い時代になったもので、今は無料で試せるものがほとんどです。試してみましょう。
(昔は高いコンパイラを買うところからだったんですよ…)

「xx 入門」みたいなキーワードで探してみるもよし、本屋で自分に合いそうな本を買って見るもよし。Webだとハズレも多いですから注意が必要です。
コードスクールに行くよりずっと安く済むので失敗してもさほど痛くありません。

やってみた結果、頓挫したり使わなかっとしても無駄ではありません。
プログラムの考えは大体同じで、次々新しい言語やフレームワークが登場しますが、過去の知識がベースになっているものばかりです。

きっと躓きます。そんなとき相談に乗ってくれる人がいるといいですね。
それがコードスクールの先生でも知り合いでも良いと思います。
その時、なぜこの言語を勉強したいのか、どんな仕事をしたいのか、どうやって、何にこまっているのか、整理して質問できると的確なアドバイスが貰えると思います。

自分で調べて手を動かさずにコードスクールに馬鹿にならない金額を払って人生の重大な決断を他人に委ねるというのはもったいないです。
小さく挑戦して小さく失敗していきましょう。

■ まとめ

モヤモヤポイントに書いたことはエンジニアになったらずっとつきまとってきます。僕も調査、情報収集は欠かしませんし、知らないことは挑戦しています。
実は、調査してやってみたらITエンジニアとしてスタートしていたといっても過言ではないんだよ!ΩΩΩ<な、なんだってー!?

・調べよう!
・やってみよう!
・躓いたら相談しよう!

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