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やりたいことがなくても悩まなくていい|やりたいことを気楽に見つける方法

「好きなことを見つけて人生を充実させたい」
「やりたいことを仕事にしたいが見つからない」
「何かやらないといけないと思いつつ何をしていいかわからない」

こういう悩みを抱えてる人って多いと思います。

僕も昔はそうでした。

「好きなことを仕事にできたら最高だな〜」
「毎日朝起きてやる気に満ちた生活ができたらいいな〜」

と思いつつも

「そこまで好きなことってないな〜」
「飽きっぽいし何がやりたいのがわからないな〜」

とモヤモヤして何もしない日を過ごしたこともたくさんあります。

やりたいことがない人は、
やりたいことが見つかれば人生が楽しくなると思っています。

たしかにそのとおり。

やりたいことがない人より、
毎日やりたいことがある人の方が人生は充実します。

しかし、
「やりたいことがなきゃいけない、自分はないからダメだ」
という発想自体が不幸の原因になってはいないでしょうか?

この記事では、
やりたいこと、好きなことがないときの考え方、
そして僕自身が実際にやってみて効果のあった「やりたいことの見つけ方」について紹介したいと思います。


やりたいことなんか考えなくていい


僕は正直やりたいことなんか考えなくていいと思っています。

だって
「やりたいことがなきゃいけない」
「好きなことがないと幸せになれない」
という思考になると、

「やりたいことがない俺はダメだ」
「好きなことがないから人生はつまらないんだ」
という現状否定につながるからです。

これはどんなことにも言えますが、
must(〜しなければならない)、
should(〜すべき)、
という言葉を使うと反対の事が悪になります。

例えば、
「人に迷惑をかけてはいけない」
というmustがあると、
人に迷惑をかける人は「悪」になってしまいます。

こんな感じで、
「やりたいことがないとダメ」
という発想自体が焦りや不安を生み出す源泉ではないかと思います。


「これが正しい」という発想を捨てると気が楽になる

この世の中、唯一無二の正しさなんてありません。

人殺しは絶対的に良くないと僕も思います。

だけど時代をさかのぼれば、
たくさん人を殺した人が英雄になる時代もありました。

つまり、
正しさなんてのは「時代によっていかようにも変わる」ということです。

「やりたいことがなければならない」
「好きなことがなければならない」
というのも決して唯一無二の正解ではありません。

やりたいことがなくても幸せに生きている人はいるし、
好きなことなくても毎日充実している人もいます。

まずは絶対的な正しさを捨てて、

  • やりたいことなんかなくていい

  • 好きなことなんかなくていい

という気楽な気持ちでいることが大切だと思います。
焦っても良いことはありません。

とりあえず
「一人でもいいから良い人間関係を作ろう」
「美味しい料理を食べよう」
「部屋を綺麗にしよう」
みたいに、

“いま自分ができる範囲で人生が良くなりそうなこと”
に集中してみると、意外と毎日楽しかったりします。

僕は夕日を見るのが好きです。
(そうです。意外とロマンチストなんです)

だから晴れた日の夕方は、なるべく夕日を見るようにします。
「うわ〜綺麗だな〜」
と思うだけで、なんか良い気分になるんですよね。

「〜しなきゃいけない」なんていう強迫観念は捨てて
今に集中することが、楽しむことができる


やりたいことを見つけるヒント

とはいえ、この記事のタイトルには

「やりたいことを見つける方法」

というタイトルなわけですから一応紹介します。

ただし、見つからなかったとしても
「はぁ〜俺にはやりたいことがないな〜」
なんて悩む必要はなしです。

だってやりたいことがあれば、
人生が少し楽しくなるかもしれない程度で、
なけりゃないでいいんですから。

一応、この方法は僕がやりたいことを見つけた方法でもあります。

その方法とは、

「あらゆることを不思議な気持ちで見ること」

です。

え?なにそれ?
と思うかもしれませんが、聞いてください。

実は人間の脳って、
疑問を持つと興味のスイッチが入るようプログラムされています

僕はいまでこそ、こうやって文章を書いていますが、
昔は文章を書くことが大嫌いでした。

国語自体が苦手で、
高校時代は赤点をとって夏休みに補習を受けたこともあります。

そんな僕がなぜ文章を書いているのか?

キッカケは、会社の新入社員へ激励のスピーチをしたときでした。

今までも人前で話すことは割とありましたが、
激励のスピーチなんてコトは経験したことがありませんでした。

どんなことを話そうか考えていく中で、

「新入社員は今どんな気持ちなんだろう?」
「もし不安な気持ちがあるとしたら、どう伝えれば解消されるだろう?」


など色んな疑問が湧いてきました。

すると、話し方や人間心理なを調べはじめたのです。

そんなときに出会ったのが「コピーライティング」です。

コピーライティングとは、
言葉で人の心理を動かし、相手の行動を変えるための文章のこと。


スピーチの日までに可能なかぎりコピーライティングを勉強し、
スピーチに応用することにしました。

本番のスピーチでは「不安」をテーマにして、

  • 不安とはなんなのか?

  • 人はなぜ不安になるのか?

  • 不安に襲われたときの対処法

について過去の偉人や自分のエピソードを交えながら伝えました。

最後のメッセージでは、

「不安な気持ちになるのは自分が未知なこと未経験なことに出会ったからです。だから不安になったときは『成長するチャンスがきたな』と思って肩の力を抜いて気軽にチャレンジしてください。成功しようが、失敗しようが経験したこと自体が大きな価値なので。」

かいろう 「栄光のスピーチ」より

こんな感じで偉そうに喋ったことを今でも覚えています。

新入社員研修が終わって数日後、
人事部から新入社員が書いた研修レポートがメールで送られてきました。

今回の研修で学んだ
ビジネスマナー、社歴、目標設定の方法など
新入社員が各々自分の感じたことを書いていました。

その中の、とある新入社員のレポートに
こんなことが書かれていました。

「社会人になり、ずっと不安な気持ちを抱えたまま今回の研修に参加しました。先輩のスピーチで『不安は成長するチャンス。だから気軽にチャンレンジすればいい。』という言葉を聞いて、とても心が救われました…」

これを読んだ瞬間に嬉しさと同時に
「そうだ、自分は人の心を打つようなコトがしたい!」
と気づきました。

最初に疑問をもったことで
コピーライティングに興味を持ち、
やりたいことにつながりました。

疑問を持つのはなんでもいいと思います。

例えば、詐欺のニュースが流れてきたとき、
「けしからん事件だわ」
「世の中物騒だな〜」
というのが多くの人が抱く印象です。

しかし、そこで終わらず、
「なんで騙される人がいるんだろう?」
「どうやったら騙されるだろう?」
「どういう心理になると人は行動するんだろう?」

と疑問形に変換してみる。

すると、
心理学や脳科学に興味を持つキッカケになるかもしれません。

別に疑問を持っても、
それ以上調べたいと思わなかったら途中で辞めて全然OKです。

とにかく数多くの疑問を持つこと。

そしてちょっとでも「知りたい」と思ったなら、
それはあなたにとって興味があることです。

深掘りすることで
やりたいこと、好きなことに発展するしれません。

「疑問」という目で世の中を見てみると不思議だらけです。
毎日1つでもいいので、身の回りにある不思議を見つけてみましょう。

最後に、哲学者であるバートランド・ラッセルの言葉を紹介して終わりたいと思います。

幸福の秘訣はこういうことだ。
あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。
そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、
できるかぎり友好的なものにせよ。

バートランド・ラッセル「幸福論」より


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