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リネン(麻)

リネンシャツなどの春夏物によく使われる素材であるリネン。着心地が良く涼しく着ることができる。リンと麻の違いは、麻とは植物から作られる繊維の総称であり、リネンはその中の1種類である。*原料はフラックスという植物
麻には複数個種類あるが、衣類に使われる素材はリネンもしくはラミーと呼ばれる物。麻100%の表記の場合は、どちらかが使われていると考えられるのだそう。リネンに比べラミーの方が個人的には多少ゴワゴワ感がある。

リネンの主な特徴

•丈夫で長持ちする
 リネンは他の天然素材に比べ丈夫で最も耐久性に優れている、更に水に濡れることによって更に強度が増すという特性。
•汚れにくい
 生地に含まれる物質(ペクチン)によって汚れが染みにくくまた、汚れた際も落ちやすい。抗菌性もあるため、清潔に保つことができる。また、羽毛立ちが少なくポリエステルなどの化学繊維より静電気を起こしにくい。
•肌触りが良い
 サラッとした肌触りと使い込むごとにいい感じになっていく。洗うたびに柔らかくなる印象
•吸水性が良い
 先の記事で述べたコットンの4倍の吸水性を持ち、また濡れてもすぐに乾く。撥水性も他繊維に比べ優れている。
•通気性がよい
 リネンの繊維は中が空洞で空気が入っているため、夏は熱を逃し涼しくする。

一方で、洗濯をするとシワになりやすく、また色落ちをする可能性もあるため、十分な注意をして洗濯、乾燥をさせることが必要。僕自身は、リネンシャツなどは手洗いで洗い、形を整えて乾かしている。また、コットンの製品に比べると多少値段も高いイメージがある。