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株式投資について②

こんにちは。
かいです。

本日は株式投資の基礎について紹介したいと思います。


目次
1.そもそも株とは
2.短期投資と長期投資
3.単利と複利
4.複利の力を使って長期投資
5.まとめ

1.そもそも株とは

株とは、株式会社の構成員としての地位や権利のことです。

すなわち、株を持っているということは、株式会社のオーナーになることを意味します。

オーナーになると何ができるのか。

①会社の経営方針に口が出せる。(議決権を行使できる。)
②会社の利益を配当として貰える。(配当金)
③会社の優待制度を利用できる。(株主優待)

オーナーになると上記の事ができます。
ただし、株の持分に対してのみしか権利を行使できません。

たとえば、100株しか発行してない会社の株を50株持っているAさんと、40株しか持っていないBさんではAさんの方が10株分、立場が強いです。

したがって経営方針に対立が生じた場合は、Aさんの意見が優先されますし、配当金や優待はAさんの方が10株分多くもらえます。

これが株式会社の仕組みであり、株の特徴です。


2.短期投資と長期投資

1では株式会社の仕組みや株の特徴について説明しました。

この章では、株式投資の具体的な中身について説明します。

まず株式投資には、短期投資と長期投資の2つの種類があります。

短期投資は、キャピタルゲイン(※)を主たる目的とし株を短期間のうちに売買する投資方法です。

たとえば、100円の株を100株買って120円になったら100株売るとします。

100円×100株=10000円(取得時)
120円×100株=12000円(売却時)

そうすると2000円分利益を得たことになります。

逆に100円で買った株が90円になって売った場合は、1000円分損することになります。(キャピタルロス)

以上の通り、売買を繰り返し行うことでキャピタルゲインを得ることを短期投資では主たる目的としています。

一方、長期投資は、インカムゲイン(※)を主たる目的とし、長期間株を保有することによって利益を得る投資手法です。

たとえば年間3%の配当金がもらえる企業があるとします。

その企業の株を10万円分買うとします。
配当金の額を企業が変更しない限り、ずっと年間3%分(3000円分)貰うことができます。

短期投資は短期間のうちに、多額の利益が狙える特徴があり、長期投資はじっくり時間をかけて利益を得る特徴があります。

短期投資が狩猟型で、長期投資が農耕型とよく例えられたりしています。

(※)キャピタルゲイン: 株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のこと。
(※)キャピタルロス: 株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差損のこと。
(※)インカムゲイン: 株式や債券などの資産を保有中に得られる収益のことです。
例:配当金、株主優待


3.単利と複利

この章では、単利と複利について説明します。

「単利」とは、2年後、3年後…と運用期間が伸びていっても、もとの金額のみに利息がついていく仕組みのことです。

例:100万円を単利3%で3年間運用する。
1年目⇨103万円
2年目⇨106万円
3年目⇨109万円

「複利」とは、運用で得た利息を元本にプラスした「元利合計額(元本+利息)」を新たな元本とみなして、利息がつく仕組みです。

例:100万円を複利3%で3年間運用する。
1年目⇨103万円
2年目⇨106万900円(計算式:103万円×1.03)
3年目⇨109万2727円(計算式:106万900円×1.03)

このように、初年度は単利と複利で差はありませんが、2年目以降で徐々に差が大きくなっていきます。

まだ3年しか計算していませんが、複利で20年とか30年運用すると単利の時と比べて数百万円以上もの差が生まれます。

複利運用はよく「雪だるま式に増える」と言われますが、上記の説明から具体的なイメージが想像できると思います。

それほど

複利の力

が凄まじいことがご理解いただけましたでしょうか。


4.複利の力を使って長期投資

では複利の力を使って長期投資をした場合、どのようになるのか説明します。

先ほど、短期投資は短期間で多額の利益が狙うことができ、長期投資はじっくり時間をかけて利益を狙うと説明しました。

これだけ聞くと、短期投資の方が良いと考える人が多いと思います。

しかし、複利の力を使えば長期投資は短期投資に勝るくらい大化けします。

具体的にどのようにして複利の力を使うのかというと、

株の配当金を再投資する

という方法です。

具体例として、
年率3%の配当金が貰える企業に100万円投資をしたとします。

そうすると、配当金のお金でタダでその企業の株を買え、タダで買った株からさらに配当金が貰えるというサイクルが生まれます。

これが、長期投資の複利の力を使った運用です。

具体例では、株価の変動を考えていませんが、仮に買った株の価格が上昇すれば、配当金+キャピタルゲインも得られるという、二重に美味しい現状が起きます。

また仮に株価が下落しても、配当金の額が減額されなければ、ずっと持ち続けて再投資を繰り返すことによりドルコスト平均法(※)を利用でき、株の平均取得単価を下げることができます。
株の平均取得単価を下げることによって、いずれはキャピタルゲインも得られるという可能性が高まります。

(※)ドルコスト平均法: 価格が日々変わる金融商品を一度に購入するのではなく、一定額ずつ分けて購入することで、平均買付単価を抑える方法。
具体例:2019年1月の株価⇨100円
2019年2月の株価⇨50円
2019年3月の株価⇨150円
毎月1株ずつ買った場合、
(100円+50円+150円)÷3=100円

3月のみ3株買った場合、
150円×3÷3=150円

このように買う期間を分散することにより、リスクを減らす方法をドルコスト平均法と言う。

5.まとめ

短期投資はハイリスクハイリターン
長期投資はミドルリスクミドルリターン

私は長期投資で複利の力を最大限使えば、長期的に見て、短期投資よりもリスクを抑えた上で、短期投資よりも稼げると考えているので、

配当金を用いた再投資型の長期投資

をオススメします。


参考文献
「世界一わかりやすい金利の本」 上野泰也 2018年4月発行
https://a.r10.to/haeDmc



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