見出し画像

伝説の7大投資家(グレアム編)

こんにちは。

かいです。


今回は前回に引き続き、「伝説の7大投資家」を読んで参考になったところを箇条書きにしてまとめたものを紹介します。



ベンジャミン・グレアム

バフェットが「生涯の師」と呼ぶ投資理論家。割安株志向の「バリュー投資」の創始者。

グレアムの教え
① 株式は単なる紙切れではなく、その企業の一部である。
② 市場の変動を敵視せず、親しく付き合う。うねりに乗るのではなく、当初の方針を愚直に貫く。
③ 安全域を考慮する。

この原則をしっかり守れば「誰でも大きな資産を築けるし、少なくとも貧乏になることはない」

「投資とは、詳細な分析に基づき、元本の証券性を確保しながら、適正な収益を得るような行動である。これらの条件を満たさない行動はすなわち投機である。」

「投機」と「投資」を区別することは些細なことのようで実はとても大きな差になって表れる。一方の投機かは一時的に驚くほどの成功を収めることはあっても、山谷の落差が大きな人生を送り、悲劇的な結末を迎えることも少なくない。

投資をすることと、事業を行うことは同じ行為であるにもかかわらず、ビジネスの成功者たちがその持てる能力を生かすどころか、成功の条件さえ無視しているのがグレアムには信じられないことだった。

「自分が何をしているのかを知れ-おのれの事業を知れ」

投資で成功するためにはまずはその企業をよく知ることだ。

投資とは自分の大切なお金をある企業に預けることであり、お金を預ける以上、その相手は信頼に足る相手でなければならない。

投資で成功したいのなら、自分が経営者あるいは上司であれば当然するであろう注意を決して欠いてはならない。

投資が株券ではなく企業の一部を所有する行為だとすると、その企業を経営するのと同じような注意が欠かせないというのがグレアムの考え方。

「真の投資家にとって、株価変動の持つ意味はひとつしかない。相場が急落すれば抜け目なく株を買い付け、急騰すれば売却するチャンスなのだ。それ以外の時には株式市場のことなど忘れ、受け取る配当金と企業業績に注意を注いでいた方が良い結果につながるものなのである。」

投資家であるためには日々の株価変動など無視して、真のチャンスと呼べる時だけ株価を利用すればよい。それが長い目で見れば利益をもたらすことになる。

グレアムの言う「安全域」は、主観的な判断や希望などではなく、「統計データから得られる単純かつ明確な数学的論証に基礎を置いている」ものでなければならなかった。
安全域には裏付けが必要。

グレアムの手法は財務諸表などの詳細に分析して持てる資産などに比べて時価総額が安い企業を見つけ出し投資することだった。

成功には正しい原則とやり通す人格が欠かせない。

「投機をしたければ、最終的におそらくカネを失うであろうことを覚悟し、すべてを承知の上でやりなさい。そして必ずリスクをさらす金額の上限を定め、投資プランとは全く別個のものとして取り組むのである」

「知っている」と「実行している」の間にはとても大きな溝がある。「何もしない」と「やり続ける」の間にも大きな溝がある。

グレアムが考える成功する条件
① 正しく考えること
② 独力で考えること

成功者は「みんなの声」に逆らってでも「内なる声」に忠実に前に進むことで成果を手にしている。時に孤独に耐え、信念のみを頼りに進む勇気が求められる。

投資の世界でみんなの声に逆らって何かをするのは大きな勇気が必要だ。

「本当の投資家であれば、自分が群集とは全く逆の売買をしていることに充足感を覚えるものなのである。」

何かをやるときに「みんなの声」が絶対に正しいとは限らない。

大切なのは安易にみんなの声に従うのではなく、確信が持てるまでしっかりと分析することだ。

継続的にへいきんいじょうの有益を上げたいなら、投資家は以下の方針に従うしかない。
① 本質的に安全で将来性のあることをする
② ウォール街では一般的ではないことをする

バフェットの投資術を学ぶにはグレアムの理論をよく知ることが何よりも大切なのである。

まとめ
投資と投機は全くの別物。
投機をするなら、掛け金をすべて失う覚悟が必要。
投資は元本割れをしないように意識しつつ、利益を出せるように行動すること。

投資は長期投資が王道かつ最強。

投資で成功するためには、他人の意見に流されず自分の頭でひたすら考え行動する。
群衆と違う行動をしているときは大きな成功を得やすい。
ひたすら努力を続け、正しい原則に忠実でそれをやり通せる性格なら、株式投資で成功する。

7人の伝説の投資家たちは、それぞれ異なる意見を持っているが、根本的に重要と考えていることは同じ。
それは、自分の頭で考え行動すること。そして自分で考えて決めた行動は、他人に何と言われようと愚直に貫くこと。


以上です。


昨今「バリュー投資」に関する本も出ていますが、その投資法の創始者は、バフェットの師匠であるグレアムだったんですね。

勉強になりました。

次の記事は、フィリップ・フィッシャーについて紹介します。


【広告の配信について】

https://note.com/kai_nkslionは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにクッキーを設定したりこれを認識したりする場合があります。



もしよろしければサポートお願い致します。 サポートしていただいた金額は、優良な記事を書くための勉強代に利用させていただきます