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日本一のクラブ経営者 【革命家】七浦隼人と対談


春木:七浦さんはあまりこういうメディアに出ていただける事ないですよね?


七浦:対談は初です。


春木:嬉しい ! 隼人さんについて「どんな方なんですか?」とかめちゃめちゃDMいただいてまして!


七浦:開くんがけっこう宣伝してくれてて〜


春木:僕自身もいいものしか宣伝したくないので、隼人さんの話を僕自身も聞きたいし、多分今見ていただいてる方で、すごく気になっている方もいると思うので、今日は皆様の声を僕が代弁して「革命家 七浦隼人を暴きます!」お願いします!


まずですね、隼人さんとの付き合いは何年ですかね?


七浦:僕…ちゃんと話したのが「Seven house」のオープンの時だから6.7年前くらい。


春木:ここだけの話、6.7年前から革命家 七浦隼人さんをSNSがまだインスタグラムではなくFacebookが流行している時から「隠れファンでした!」ずっと食事誘ってたんですよ! (一同笑い)是非お会いしたい!お話させてくださいと!

今こうして隣でお話しさせてもらってるんですけど、ずっと断られ続けていました泣

こうして7年越しに対談ができてめちゃめちゃ嬉しいです!

そんな経緯があった中で出会った時の心境は???


七浦:正直、最初の見た目が男前で、きっちりしていて「お!」と思ったんだけど、その時の僕自身がまだすごく子供で、あんまりチャラい方にいったらあかん。(今はこんなにチャラいけど)

今はクラブとかを一番力入れてやっているから全然問題ないんだけど、あの時はアパレルとかファッションに一番力をいれてる時だったから、付き合う人もすごく気にしていて、開くんはパリピの象徴みたいなものだから、イメージの問題もあってあんまりつるめなかった。放っておいてもいいような存在だった。

でも開くんが突き抜けていく中で、今となっては放っておけない存在になっちゃって、今は放って置けないし、放っておいたらダメだから、その流れでこの対談につながった。

対談する事に意味があると思う。


春木:隼人さんは本当に人を選ぶイメージがあります。


七浦:(深く頷きながら)うん。かなり。ひどいよ。


春木:誰といるかより誰といないかをすごく意識されている。


七浦:そうそう。20歳から起業しているので、本当に人間関係に苦労してきたから、すごいそこは心配性かな。


春木:そんな隼人さんに僕からいくつか質問させていただきたいと思います!


隼人さんは先程も仰っていたように、20歳の時から起業され、現在も100店舗以上多くの事業をされていると思うんですけど、「起業のきっかけ」と、いろんな分野の事業展開をされてるじゃないですか? このビジネスをしようと言うビジネスポイント、選び方ってどこで判断しているのですか?


七浦:まず、起業のきっかけは、完全に「成れの果て」と言うか、どんな仕事をしても絶対上司と意見が合わなかったり、どっかで上司を見下していたりしてました。16歳の時工場で働いてて、工場で働いてる時も、やり方とか先輩のあり方とかにすごいクエスチョンで最終的に「経営者にしかなれない」なと思った。

別に経営者が偉いとか全く思ってなくて、役割分担だと思っていて僕の会長って立場もただの役割で、だから僕が起業したのは完全に「成れの果て」


春木:事業展開にあたるビジネスポイントは??選ぶビジネスとは?現在は何をされてるんですか?


七浦:ホテル。クラブ。STELLAR HOLLYWOOD(アパレル)。飲食店。スポーツ施設。
南青山ににオーガニックレストラン。Party On tokyo。BARなどやってます



今と今まで考え方が全然違いすぎて、前までは興味のあるものを片っ端からやっていた。例えば服が好き→じゃあアパレルやりましょう。

でもアパレルもやったけど「2億円赤字で辞めました。それでBARやって、BARをやった理由は「ET-KING」のKLUTCHとなんかしようよって「とりあえずBARしよう」となってそんなノリなんですよ。

大体いつもノリでやって飽きて売るなり閉めるなりの繰り返しで本当に深い意味はない。


春木:とりあえずやりたい事をやってみる?


七浦:そう。悪い意味で暇つぶしみたいな。でも最近は適当にやっても正直赤字でないんですよ。本質的なポイント抑えれば赤字のビジネスに絶対ならない。

1000万とか5000万単位でやるビジネスは絶対失敗しなくて、でもそれは良くないと思っていて、お金持ちの人が趣味でBARをやってるとか聞くじゃないですか?それが一番ダメだと思っていて、何故かというと趣味でやっちゃうから別に赤字でも言い訳じゃないですか


春木:そうですね。


七浦:やってる人も、来るお客さんも自分も何のメリットもなくて、ただただ時間を奪われているだけであってお客さんが来て刺激を受けたり楽しいわけがなく、楽しかったとしても楽しさが半減で趣味でやるってことはいろんな人を不幸にして人の時間を奪っていると僕は思うから、そう言う人生はやめようと思ってこれからは真剣になれる仕事だけしよう思って事業を絞ってやっています。

それで今は「THE PINK」に本気で打ち込んでるんですけど、真剣になれる仕事だけするメリットは「大好きなスタッフと毎日会える」これが全てかな
同じマンションに住んでるやつも沢山いるし、「THE PINK」に来たらみんなに会えるし、俺と時間を共有する事によってみんなの成長もあるし俺も元気もらえるし。

春木:確かに仲も良さそうです。こないだインスタに載せられてた、友達と仕事の違いの言葉、仕事仲間は辛いことも乗り越えていける。

七浦:友達は楽しい時だけあってニコニコ笑って終わりじゃないですか、仕事仲間になるとしんどいことも辛い事も全部一緒にやって、結局仕事仲間の方が友達よりも圧倒的に大切で。

僕よく生徒達に言うのが、僕たちは草野球チームじゃない。甲子園を目指してる、日本一を目指してるチームなんだ。草野球だと、集まって試合をして負けた後にファミレス行っておいしいビール飲めるんですよ。負けてもね。


春木:趣味ですもんね。


七浦:でも甲子園目指してたり、全国目指してる人たちっていうのは、負けた後においしいビールなんか絶対飲まない。その違いですね、友達同士で集まった草野球チームか日本一を目指す同じ船に乗ったクルーなのかこれは圧倒的な違いです。


春木:めちゃくちゃ深い。


七浦:だからどんどん喧嘩しろ。甲子園目指してる人だって、とてつもない練習と意見のぶつかり合い、レギュラー争い、監督とぶつかりいろんな中で戦っている。だから僕らも一緒でチーム戦があったり、スタメンがいたりとか、そういうのを徹底してますね。


春木:なるほど。こないだ隼人さんのインスタを見ていてフルダイヤの時計を従業員がつけていましたが。


七浦:これです(時計を見せながら)


春木:オーデマピゲですか? 自分がつけるだけではなく、従業員の方もロレックスをつけたりしてるんですね?


七浦:そうそう、翔太って奴がロレックスを買って、「The Pink」のkazuki部長であったり、けんたとかもみんな1000万近くする時計を買うんだけど、これもすごい大切な事で、これ僕がつけてても「ふーん」って感じじゃないですか?

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会社もやっててお金もやってて、フルダイヤ買っても「へー」くらいなんですけども、スタッフが同じ時計をつけるってことはすごい大きな意味があると思ってて、20代の頃は高い時計ロレックスであったりウブロってスタッフにたくさんプレゼントしてきたんですよ。

頑張ってるね。あげるよって、これから頑張れよって、でもなんかこれって違うなと、やっと最近わかって、釣った魚をあげるんじゃなくて釣竿を与えるべき。

だからフルダイヤの時計を買える環境。稼げる環境を作っていくことの方が、僕にとっても難しいし、買わせるってすごく難しくて。


春木:確かにそうですよね。


七浦:でも逆にそこまで持っていけると、その人と僕との信頼関係ができてその人も贅沢ができて これからはそれを徹底していこうと。

ただスタッフに物はあげない、買えるように持っていく。
ボランティア活動と似ていると思っていて、何でかというと、僕がボランティアし続けて、僕が例えば飛行機の事故で亡くなったとして、それを期待してた人たちの求めているものが止まる。それってそこからどうするの?ってなるじゃないですか。

僕がいなくてもスタッフ達が働いて稼げる環境を作っていく。

だからBarを経営していてもなにもしなくて大丈夫、そしたら僕にも時間が生まれる。


春木:今日の対談過去一深いです。勉強になります!


春木:それでは次の質問に

今「The Pink」さんってオープンして一年く半くらいで、平日に来ても日曜日に来ても雨の日でも並んでるんですよ。
客観的にいろんなクラブを見てきたんですけど、名実ともに日本一だと外から見て思っているのですが、関西は結構独占されていて、クラブ業界が飽和されてる状態でいきなり彗星の如くクラブ業界に参入されたと思うんですけど、なぜクラブ業界に入ろうと思ったんですか?

しかも結構大阪って激戦区だと思うんですけど、その中で挑戦するって勇気もいたと思うんですけど、その時の心境はいかがでしたか?自信とかはありましたか?


七浦:まずクラブっていうのは、一度やってみたかったというのと、過去に一度やった事あるんですよ。ただあるグループの方たちが凄いので、全く太刀打ちできなくて、一回そのまま辞めたんですよ。

辞めた形が今の「セブンハウス」なんですけども。ずっといい箱があればクラブはやろうと思っていました。もう一回挑戦は絶対にしたくて、でもその前に、東京で「バーレスク」のオーナーの内藤良太さんから誘いを頂いて、パーティオンっていう世界初のボックスディスコっていうのを日本でやりましょうと話をいただいてました。

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今はそこを共同経営してるんですけど、クラブでもなくショークラブでもなく、本当に新しい感じでやって、それをやってから、俺はやっぱりクラブ好きなんだなと、「パーティオン」も凄く良いんだけど、あれは内藤良太さんの世界で僕の世界じゃなくって。 余計にクラブがやりたくなった。俺はクラブだなって。

いずれはパーティオンのクラブを混ぜたい。混ぜた上で革命を起こす。その方がわかりやすいのかなーってそれがきっかけです。

僕が思ってるのが七浦隼人シリーズを作らないとダメで、僕がBARをやるんだったらどんなBARを作るんだろう。僕が歯医者さんをするんだったらどんな歯医者さんを作るんだろう。

ワクワクドキドキ期待感を与えないとダメ。
当たり前のように、僕が今まであるような当たり前のクラブを出して爆発的に流行ったとしても、クラブは流行ったとしても、それをオールピンクにしたりとかHIP HOPに特化する事によって、七浦隼人がクラブを作ったらオールピンクにしちゃうんだっていうのが必要なんですよ


春木:ブランディングですね!

七浦:昔、「FYB」って革命を起こしたBARがあるんですけど、そのときに新しいものを思いっきり取り入れたんですよ。吹き出しパネルとかもほんとに流行らせたの僕だし、バギーさんのアートを使ってBARなのにフォトスポット作ったりし、芸能人とコラボしたり結構頑張った。

七浦隼人が20坪くらいのちっちゃいBAR作ってもこんなことしてしまううんかって、僕はそれの繰り返しだと思っててずっとこれからも七浦隼人シリーズを生み出し続ける。


春木:もう100坪以下はやらないんですか?

七浦:やらない。やりたくない。
歯医者さんやるとかだったら100坪以下でもいいかなって思うけど、そらが最終的に10坪とか50坪とかで終わるようなビジネスプランしかないものだったら、夢がないのでやらない。

あとお金も持ちすぎたくないから、みんな僕のことをお金持ちだと思ってる人多いと思うんですけど、思ってるのがより一個二個も少ないくらいお金ないんですよ。高級車買ったり、高級時計買ったりもあるけど、本当にお金がないのがまた良くて。


春木:確かに凄い額設備投資されてますよね?


七浦:そう。今度新しくやるところも月8000万〜1億くらいの売上でとんとんぐらいのビジネスモデルを作りたいと思ってるんですね


春木:(笑)おぉ!凄い!


七浦:リスクが楽しい!100億持ってて10億のビジネスしてもあまり緊張感もないし、僕が100坪以下の店をやらないっていうのは、僕の中の刺激なんですよ。

でもこれで僕が1000万しか持ってなければ20坪の店もワクワクドキドキするからやりますよって話。変に誤解はしないでほしい。


春木:リスクを負って挑戦するって事ですね!


七浦:そうそう。リスクがないとね。


もっと進んでいくと失敗するリスクもでてくるんですよ。
七浦隼人ついに失敗したかと信用を失うリスクもあるじゃないですか?この失敗のリスクっていうのは銀行に関わってきて、僕スポンサーとかも付けないし、全部自己資金と銀行の融資だけでやるので。

ただもっと言うと、その失敗が僕の中の新しいストーリーになるから正直今はもう全部受け入れてます。

次、僕が大っきい勝負をして借金まみれになっても、これは僕の人生のストーリーの一部だから、それに巻き込まれたスタッフも「それはそれでおもろいやん」って、それでもいいから付いてきてなとお願いしてるので、僕は今、会社が全部潰れても10坪の店からお金集めてやっても絶対上手くいくってそれはそれで楽しいスタンスです。


春木:なるほど。凄いなぁ...

「The Pink」は日本一のクラブだと思うんですけど、日本一になるまでに努力した点はどこでしょう?


七浦:努力はめちゃくちゃしてると思うんだけど、実際あんまり気付いてないかも...
一番大変だったとこでいうと、女の子の扱いとバイトの人たちです。
実は今まで女の子を雇ったことがなかったんですよ。でも「The PInk」をオープンするタイミングで、バイトの子もダンサーも女の子が60人増えちゃったからそこが一番テンパってて、今まで男の人には軍事教育みたいなのをやってきたから、それは女の子には通用しないじゃないですか。今は一人一人にDMをまめに送ったりとかしてますね、



春木:よく仕事終わりにしされてますよね。


七浦:そういうのやってる内に、遅刻治らないダンサーがいたりとか、いっぱいいるんだけど、そういう子も「みんなかわいいよね」と思えてきました。

10悪くてもいいところが1つさえあれば、もう我慢できるようになったし、日本一になるためには我慢の連続で9割我慢しないとあかんと思ってる。

結構インスタには華やかな部分ばっか載せるけど、やっぱり苦労も多くて、9割の苦労は日本一になるために当たり前。だから日本一にもっていくまでに一番大変だったのは、ダンサーの教育・管理になりますね。

逆にダンサーをしっかりあそこまでできたから日本一になれた。あれがなければ普通のクラブだし、今いてるピンクダンサーズって言うのは僕は本当に日本一素敵なダンサーだと思ってる。


春木:次の質問になります。
20代の若者が隼人さんみたいになりたいとか、そういう風にリスペクトしてる方が沢山いると思うんですけど、これからを担う若手に一言アドバイスを言って頂けますか??


七浦:まず一つ目は、今に集中して、夢中に生きること、長期的な目標を立てないこと。みんな10年後はとか、大人になったらこうなるって言って、なるやつ、ほぼほぼいないから!


でも目の前のことに集中することによって、いろんなものが見えてくるから。

ピンクの部長のkazukiってやつがいて、彼が20代前半は本当に信用もないし仕事も全然できないし本当にダメなやつだった。
クビにしないとまで考えていたけど、いいところもあったから一回役職にしようって、長年いてるし部長にしてみようって、部長にした瞬間立場が人を育てるじゃないけど本当に別人になって、給料もあがったし信用も稼ぎまくって一番いい状態で30代のスタートをきれたんですよ。

だから何が言いたいかって立場が人を育てるっていうのがあるから、今にしっかり集中して、何かをすぐに始めること。
悩んでる暇があれば行動に移す、行動に移すって事は立場が変わる、環境が変わることによって色んな事が見えてくるから。

用はごちゃごちゃ悩まず動け。動いて今に集中しろ。

やりたい事あるとかないとか、将来こんなになりたいっていうのは9割8割の人が無理くり選んでると思う。
強いて言うならって事を大袈裟に言うてる気がしてて、僕もそうだったし。
でもそんな事はいいから目の前に集中して、行動して自分の立場を変えて20代の人にはそこを追求して欲しい。


春木:今に集中して夢中に生きろ!って事ですね!


最後「革命家」としての今後の生き方を教えてください


七浦:絶対ブレてはいけないのは、自分以上に周りにプラスを与える存在であること。

自分は何のためにいきているとか、深いところで考えていくと、影響を与えるために生きていかないとダメ。

影響を与える立場の人間がどうしていくかっていうのはそこは明確だと思うので、自分に厳しくしっかりやっていこうと思っています。


春木:すごく、すごく学びになる対談でした。


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