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【4/17】さんさき坂カフェで哲学的な(?)プログラミング体験教室を開催した話

こんにちは!海ではなく情報の波に漂う貝です🐚

さんさき坂カフェという素敵なカフェで、「プログラミング体験教室」というのを開催したんですが、思ってたよりも参加者の方々に楽しんでいただけて、僕自身もとても楽しかったのでそのレポートです♪

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ところで、まず、なぜ僕にこんな話が舞い込んだかという話なのですが、実はこのさんさき坂カフェはとても面白いカフェで、普段から様々なイベントを開催しているんですね。例えば、ウクレレの会とかボドゲの会とか、デザイン教室などです。僕は「アイルランド音楽🎻」のセッションをたまに開催させてもらってて関わりがあったのですが、そしたらカフェの店長さんがプログラミング教室を開催したいと考えていたときに、たまたまプログラマーの僕がちょうどよく転がっていたという経緯でした笑

ともあれ、こうしてプログラミング教室の先生をすることになったんですが、「教室」とはいえ、カフェですから、集まるお客さんはプログラマーを目指す人たちではありません。「プログラミングってよく耳にするけど、そもそも何ぞ。あのオタクっぽい人たち、パソコンカチカチして何やってんだ??」という疑問を抱えた人たちです。

また、僕も実はバリバリ情報系出身のプログラマーというわけではなく、哲学系上がりのヘンテコエンジニアです笑。なので、むしろ開き直って、第一回のテーマは「プログラミングとは何か」ということについて哲学的に分析することにしました!(もちろんコードもちょっとは書きましたが笑)

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テーマ:「プログラミングとは何か」

最初に、プログラミングについて知っていること、イメージを聞いたらこのような答えが返ってきました。

「新言語」「Webサイトを作れる」「ものを動かせる」「ロボット」「複雑そう」「英数字が並んでる」「小金が稼げる」

たしかに、(最後のは置いておいて笑)どれもプログラミングの一面なような気がします。しかし、これらに橋渡る「プログラミング」とはなんでしょうか。特に現代の文脈では「プログラミング」=「記号や英数字が一杯のコードを書くこと」とも捉えられがちですが、それは本質ではないでしょう。例えば、以下のような「3000円以上買うと怒られる」というコードを書いたとします。

# Python 3
price = int(input())
if price > 3000:
  print("買いすぎ!")

これを実際にパソコンで書くとそれらしく動きました。しかし、これを紙に書いても何も起きません(当たり前体操)。もちろん、コンピュータがこのコードの意味を分析してくれるから、動くんですね。しかし、「意味」って言っても、このくらいのことは人間にもできますよね。

では、プログラミングの本質とは何なんでしょうか?ところで、歴史的には穴を空けたパンチカードを読み込ませるはた織機がプログラマブルなものの起源とされるらしいです。つまり、プログラミングとはコンピュータに限定したものではなく、その本質とは「数学と論理の力で物理的なものをコントロールすること」にあると考えられます。コンピュータはその能力に特化していたに過ぎず、そのため、プログラミングとコンピュータにおいては、数学的、論理的な処理はとても得意で、対して日常言語の意味などを汲み取るのは苦手なのですね。(今はAIも頑張ってるみたいですが)

これは完全に余談だったのですが、数学というのは過度に抽象的なものであるために、現実にはそれ自体として存在しないと私は考えています。椅子が4台あったとして、それは私たちのカテゴライズの結果として、4という数が見出されているだけであって、実際には同じ椅子は存在していません。また「1」や「2」という数字もそれは何か現実の規則に基づいて数学的な意味づけされているにすぎません。なので、ここまであたかも実存的に高度な数学を扱えるコンピュータというのはほんとにすごいものですよね。

まとめ

ということで、こういった話をしたのち、Pythonでちょっとだけ四則演算や変数の代入などを学びました笑。また、終わった後も様々な興味深い質問をしていただき、雑義しましたが、それは来ていただいてのお楽しみということで割愛します。

また、次回もすぐ開催予定なので、こういうヘンテコな教室に興味のある方、是非ご参加ください♪

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