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「陰徳」であなたがマインドフルネスかどうか分かる
陰徳を積む
みなさんは今年の目標はもう決めていますか?
いろんな目標があると思いますが、僕は習慣化したいな思っていることが一つあります。
それは「陰徳を積む」です。
「積陰徳」とも言います。
なぜかというと、この「陰徳を積む」ということが、マインドフルネスにすごく深く関わっているのではないかと感じたからです。
まずは「陰徳」とは?というところから紹介していきますね。
陰徳あれば陽報あり
「陰徳」とは、人に知らせずひそかにする善行、かくれた善い行いです。
これに対して、世間によく知られるようになる善行、誰かから直接「ありがとう」と言ってもらえるような善い行いは「陽徳」、「顕徳」と言うそうです。
中国のことわざに「陰徳あれば陽報あり(陰徳陽報)」ということばがあり、「人知れずいいことをすれば、よい報いが現れる」と言う意味があります。
ですので「陰徳」はそんな価値観を含んだ言葉でもあります。
多くの偉人や成功者も、陰徳を積むことを心がけていたと言う話もあります。
僕も、かつて子供の時代に、「いいことをすれば、周り巡って自分に返ってきますよ〜」と言われたことを覚えています。
ただ、「いいことをすれば周り巡って自分に返ってくる」だけでは少し不足しています。
「陰徳」と言うには、人知れず密かに行う必要があるんです。
「陰徳」と「陽徳」が明確に区別されているわけです。
では、なぜ人知れず行う必要があるのか?と言うことを僕なりに考えてみました。
これにこそ、マインドフルネスが隠れているように思います。
心の余裕や承認欲求と関係が深い
人知れず徳を積むことが重要な理由は大きく2点考えられます。
①心に余裕がある
誰もみていないようなところで人知れず善い行いができるということは、それだけ心に余裕がある言えます。
心理的な余裕がなくて心ここに在らず、マインドレスな状態では決してできないことです。
逆説的に考えると、陰徳を積むことができるということは、心にある程度の余裕があり、どちらかと言うとマインドフルな状態に近いと言えます。
②他人の目を気にしない(承認欲求を捨てる)
あえて人知れず行うということは、他人の目や評価を気にしないということです。
人前で行う善行が、全て他人の評価を期待して行われるものではありません。
けれども、他人の評価や見返りをいっさい期待していないとは言い切れないと思います。
証明できない、と言った方が正確かも知れません。
他人の評価や見返りを求めていなくても、それを他人に証明することは難しい、だからこそ偽善なんて言葉があるのだと思います。
その点、人知れず行う善行であれば、誰にも知られずにやるわけですから、見返りを求めていないことは明らかです。
マインドフルネスの7原則に、「とらわれないこと」があります。
見返りや認められたい欲求にとらわれてしまってはマインドフルネスとは言えません。
そういった承認欲求にとらわれず、今、この瞬間にだけ意識が向いていると言う点では、陰徳を積む瞬間こそ、マインドフルネスなのかも知れません。
積陰徳を簡単に実践できる例
積陰徳、徳を積むことに少し興味を持っていだだけたでしょうか?
では例えばどういうことが陰徳なのか、ここではいくつか事例を紹介したいと思います。
①職場や外出先のトイレを奇麗にする
もちろん、人に見られていないところで行いますので、個室のトイレだとやりやすいですね。
また、次の人が取りやすいように、トイレットペーパーの先を三角に折ってセットしておくことも陰徳と言っていいのではないでしょうか。
②職場や外出先でゴミを拾う
ゴミや小さなチリは、いたる所にも落ちているものです。
そういったものを拾ってゴミ箱に捨てる。
特にゴミ箱周辺には、ゴミ箱に入れ損なったゴミなどがよく落ちていますので、これを拾ってゴミ箱に入れるのもいいですよね。
③他人の幸福を心から願う(慈悲の瞑想)
心の中で、自分以外の幸せを願うこと。
マインドフルネス的には、慈悲の瞑想ともいいます。
心の中の声は誰にも知りようがありませんから、これも陰徳と言えます。
あえてしっかりと時間をとって、心の声で反芻するように祈ることが大事だと思います。
以上3つを紹介してみましした。
①、②については、既に習慣付いていて、無意識にやっている方もたくさんいると思います。
特に3つ目の、他人の幸福を心から願うということは、意識的に行わないとできないことですし、慈悲の瞑想につながりますので積極的にやりたい所です。
僕はまだまだですのでこの3つだけでも毎日心がけてやっていこうと思ってます。
ということで、今回は積陰徳とマインドフルネスについて紹介させていただきました。
この内容はこちらのvoicyから音声で聴くこともできます。
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