香衣(カイ)

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ヒロイン合わせのチューニング

あぶないあぶない。 ここ最近「ぶつけるならここ‼︎」と 看板が立っているかのように 私に関係あるようで、そうでもない問題が 私にぶつかってくる。 あなたがヒロインなら 私はエキストラの1人よ。 友達役でもないくらい。 嘘が嫌いなのは元々だけど 自分を良く言うのは、まだしも 周りの人を悪く下げてから 自分の意見を通そうとする 視野が狭い人にはがっかり。 全部手元に置きたいから 仕事に私情をかき混ぜて調理してる。 その方が見やすいものね。 私だって学生時代は ヒロイン

    • 生き尽くした皮膚の感触

      欠けたピースは空洞化。 父方の元刑事(捜査一課長)の祖父が 肺ガンになった時のこと。 本人にも、当時中学生の私にも 家族は病気のことを 細かく伝えてくれなかった。 親切さも解るが 何もできない自分に悔しさを覚え、踠いた。 どんな病気か知らなくとも 周りの落ち着きのなさと深刻さに 気付いていった。 学はないが感には敏感。 祖父だって流石に 今までにない苦しみと違和感で 事の大きさは感じていただろう。 ある日 私が寝室で1人で寝ようとしていると 襖の向こうの部屋で寝てい

      • 皺の深みに惹き寄せられて

        老人が好きなことに理由はなかった。 モノを選ぶ時は 機能性よりもデザインで決めるのが イラストレーター(墨絵アーティスト)の父と元スタイリスト(現物理的な意味で大黒柱)の母に育てられた環境で定着していた。 日本人の特徴で 多数の人と同じだと安心する精神は 学校や社会に出てから感じるもの。 親や育てられた環境では 自分から惹かれるもの、惹かれないものが 本能や生理的にあるはず。 同調圧力は個性を殺す。 かと言って常識とのバランスも 世間では必要とされる。 私は32年間

      ヒロイン合わせのチューニング