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ラクロスを学生で終えるのはもったいない

今回は私の経験から「社会人でラクロスを続ける意味」について自分なりの考えを書かせてもらう。
2つあるのだが、

・学生の時にはなかなか巡り会えない出会いや発見があり、それを経てラクロスが楽しくなった。

・社会人として生きていく中のコミニュティーの1つとしての役割。

今回は「学生の時にはなかなか巡り会えない出会いや発見があり、それを経てラクロスが楽しくなった」を書かせてもらう。
もう一方はまた今度。

「奇妙な縁」

社会人でラクロスをすることは、私だけではないかもしれないが、「奇妙な縁」や出会いがかなりある。
少し私の話をさせてほしい。

2013年の春に社会人になった私は大阪に配属された。
縁もゆかりも無い地でしばらくラクロスのラの字も無い生活をしていた。

そんな中、うちの代のキャプテンが大阪に配属されたことを知る。
彼はACL(Alley Cats Lacrosse)にいたので、暇を持て余していた私は彼の試合を見に行っていたが、オーストラリアにラクロス留学すると言って2013年シーズンで彼は大阪を去ってしまった。

これでラクロスとも縁が無くなるかと思いきや、2013年の関東学生リーグで母校が快進撃を見せていることを知り、相変わらず大阪で暇をしていた私は何度か東京へ試合を見に行っていた。
結果として彼らはその年、創部初の関東決勝まで行くという文字通り歴史を残した。

諸々がきっかけになり、もう一度ラクロスがしたくなった私は関西2部チームのFacebookページに片っ端からメールを送り、左大文字ラクロスクラブの練習に参加させてもらい、その途中でGOLD ZEALERの人に出会う。
そして、GOLD ZEALERでも練習に参加させてもらうようになり、2014年から所属することになる。

その後、2018年の春に東京に異動になり、今のTokyoLacrosseClub、TLCに所属して今に至る。

振り返るとこんな感じではあるが、ここには「奇妙な縁」や出会いがいっぱいあった。


2013年の私は知る由もない。

8年後の今、あの時大阪を去ったうちの代のキャプテンと関東の執行部で仕事をしていることを。

歴史を残した代の子達と共にリーグ戦を戦っていることを。

しかもお互い、いろんなチームや時を経た末にだ。


学生時代、共に過ごした人たちと巡り巡った先に何かの縁でまた出会い、また頑張ることになるのはとても面白い。

ちなみに、私をGOLD ZEALERに誘ってくれた人が実はTLCのキャプテンだったのも「奇妙な縁」なのかもしれない。


「場所も世代も肩書きも超越する」

GOLD ZEALERではいろいろな出会いがあった。

関東の超有名校や関西のトップ校、関西の3部校など出身も違う。
自分達の代の引退試合となった対戦校の選手がいたりした。
私のような箔のない選手もいれば、ユースや全日決勝経験者、U-22、日本フル代表とも出会ってきた。

学生の頃には自分が絶対出会わないような人達ばかりだったし、いろんなことを教えてもらった。
今でもGOLD ZEALERの人達と一緒にプレー出来たことを光栄に思っている。
仕事もある中でキツかったことも多かったが、本当に楽しかった。

学生で他大学や他地区の人達と一緒にプレー出来ることは、そんなに多くないと思う。
ユースや代表なら他校と一緒にプレーすることは頻繁にあると思うが、それ以外の人達だとなかなか多くないのではないだろうか。
共にプレーする中でどう考えてるとか学生時代どんなことを教えられてきたかを知れることは、とても興味深かった。

仮に同じ大学だったとしても、年次が離れるほど学生時代に一緒にプレーは出来ない。出来たとしても短いことが多い。
実際に私の大学で2個下の子がGOLD ZEALERにいた。当たり前だが知っているよりもはるかに上手くなっていて、感動したのを覚えている。
また、TLCでも年次の離れた母校出身の子たちとラクロスをしているのだが、なんとなく自分達の頃から引き継がれている部分と今の世代の進化が垣間見えて感慨深いものがある。

また、同期や後輩などと別チームで真剣に戦うことが出来るのも社会人ならではである。
去年の敵が今年の味方であり、去年の味方が今年の敵だったりするのも楽しいものだ。

「場所も世代も肩書きも超越する」出会いの中で、ラクロスが楽しくなっていった。

学生時代だけではわからないこと

このnoteを書く為に社会人でのことを振り返ったが、学生の頃の自分からは想像もしない日々を過ごしてきたんだなと思う。

そう考えると、
学生時代だけではラクロスの楽しさの一部しか見えていないかもしれない。
もちろん見えている人達には広く見えているだろうが、みんながみんなそうでは無いと思う。
学生を卒業して全てを終えるのはもったいないのではないだろうか。

学生時代で培ったものや出会ったものだけでなく、さらなる出会いや巡り合わせが社会人でのラクロスでは待っているかもしれない。実際私がそうだったように学生の頃よりもラクロスが楽しくなるかもしれない。

仕事の都合や怪我、家庭などでやりたくても出来ない人やそれぞれの考えがあるからしたくない人達もいると思う。
私がこんなnoteを書けるくらい良い思いをしているのもあるが、あえて言わせてほしい。


「ラクロスを学生で終えるのはもったいない」




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