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航空管制官採用試験に受かるためには

はじめまして。
2023年度の航空管制官採用試験に最終合格した者です。
24歳で、大学は、2022年に卒業しました。
管制官の受験自体は、2度目になります。
私は、この試験をほぼ一人でしていたので、ずっと不安を抱えながら、大丈夫かな、と思いながら勉強を続けてきました。
もし、そのような方がいたら、もう少し手を伸ばしてみよっかな、あきらめないで頑張ろうかな、と思って励ませたらいいな、と思い、note を書こうと思いました。

自己紹介
・高校 都立
・大学 国立大学 教育学部 卒業
・2022 3次試験 席次落ち
・2023 最終合格 (席次もクリア)

まず、航空管制官は、国家公務員ですが、試験の内容が独特です。そのため、他の一般職や総合職の方と同じものを勉強すると、足りないものもあるし、十分すぎてそこまで必要ないものがあると自分なりに解釈しております。

例えば、憲法。
憲法の参考書がある人は分かると思うのですが、かなり分厚く、これ全部の判例を覚えるのか?と一気にげんなりしそうな量ですよね。
私が言うと、航空管制官になるためには、すべて事細かに暗記する必要はないと感じております。
私は、法律を全く勉強してこなかったので、法律とは何ぞや、ということで、一通り軽くは判例を読んで、内容を一通り理解することからスタートしました。
法律を大学で学んでいるという人は、雰囲気が分かっていれば、問題集を回していけば問題ないと思います。
軽く理解できたら、深い文言は多少分からなくても、問題集があればそれを解いていきます。
何が言いたいのかというと、テキストに載っているマイナーな判例などは、管制官の場合、ほとんどでないと思ってもらっていい、ということです。
それを、暗記しようと思うとかなり時間もとられてしまいますし、他の適性分野への時間が回せなくなります。


このように、管制官は重要視している分野を優先的に勉強していくことが重要だと思っています。

1、英語
2、数的処理
3、空間能力
5、航空図暗記
4、憲法、世界史、地理、物理、生物、倫理、

5,4は入れ替わりがあると思いますが、このような順位で優先的に勉強することが求められます。

自分には何が足りないのかをしる、どこまでできていて、どこが足りないのか、何が苦手なのか、それは優先順位は高いのか、このようなことをまずは意識することが大事だと思っています。

勉強にまず取り掛かりたいと思って、やみくもに勉強してしまった結果、私も時間を無駄にしてしまいました。

もう少し、過去問をじっくり見て、自分の立ち位置を把握しておけばよかったと後悔しています。

過去問は、人事院から無料で取り寄せることができます。私は、12年分取り寄せました。これは、結構後々のリスニングや英語面接のときも役に立つので、持っておくといいと思います。

おそらく、管制官になりたいと思っているけど、何をすればいいのか、具体的に分からない、大学に入ったばかりだけど、これから何をすればいいのか、分からない、とにかく情報が少ないと思い、不安になることがあると思います。

私が今思うことは、英語はやっておいて損はないです。
できれば、英検1級まで取得しておくと、ほんとに楽になると思います。
本番の試験は、英検準1級と1級に間、1級に近いくらいだと思ってもらっていいと思います。
A4びっしりの長文読解が13問ほどあります。気が遠くなりそうですが、それを処理していかねばなりません。

体力も必要ですし、かなりの英語力が求められます。形式や内容がとても英検に似ていると個人的に感じたので、私は、英検1級のテキストを使って勉強していました。内容は、科学、政治、世界史(アメリカのマニアックな歴史も出てた)等分野は多岐にわたる点でも、英検と似てます。toeicのテキストはあまり使いませんでした。(全然やるのはいいと思います。とくにリスニング)


このような感じで、少しですが、管制官の試験の雰囲気を書きました。
次は、もう少し分野別に書いていきたいと思います。
何か書いてほしいこと、分からないから詳しく教えてほしいことなどがあったら、聞いてください。








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