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これまでの10年と、これからの10年と

 この記事は、「公務員で綴る Advent Calendar 2023」「公務員で綴る 綴る Advent Calendar 2023」に参加しています。
テーマは”2023年を振り返る”ということで、こんな仕事をした、こんな体験した、こんな人と出会った、こんな本を読んだ、こんないいことあった、こんな失敗した、こんなチャレンジした、一年を振り返って、いま、こんなことを考えている。
などなど、全国各地でそれぞれの街をそれぞれの仕事で支えている仲間たちが、2023年を振り返るリレーブログとなっております。


 このたび、公務員のためのアドベントカレンダーに参加することになり、びっくりしたのが、noteの更新は、昨年のアドベントカレンダー以降初めてであったことです。
この1年いったい何をしていたんでしょうか??
 手帳を振り返って見ると、
・仕事は、業務内容は変わらず、ただし、立場が大きく変わったこと(これは後述します)。
 仕事以外は、
・長野県松本市の田中さんのABD親衛隊業務(1月「公務員のための場づくりのすすめ」3月「参加したくなる会議のつくり方」5月「わたしのコミュニティスペースのつくり方」7月「モモ」10月「女性公務員のリアル」12月「令和時代の公用文書き方のルール」)とサマリー作成業務(2月「参加したくなる会議のつくり方」4月「ふるさと納税担当者になったら読む本」6月「公務員が定時で仕事を終わらせる55のコツ」9月「13歳からのファシリテーション」)
・静岡市の大石さんのお誘いで、しずマニの勉強会等に参加(1月:SOUNDカード、6月:ワーケーション、8月:ストレングスファインダー、10月:RE学びシンポジウム)
・青森大学の佐藤先生のお声掛けもあり、SOUNDカードの掛川市での講座を開催(8月)
・早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会 1月の部会にリアル参加。
・公務員人材開発研究会 リアル参加&イベント参加&事例発表
・吹奏楽団に復活2年目、5年ぶりの定期演奏会出演!しかも娘も一緒。
・プリンセスプリンセスの結成40周年(解散後もう27年たっているけど)のイベントがいくつかあったおかげて久々の推し活。
・前に入っていた吹奏楽団の知人がヨガ教室を始めたので、ヨガにトライ。
・ひょんなことからカーブスに入会。週3くらいのペースで通う。
・毎月「積読解消プロジェクト」と題して、3~4冊課題図書を選定して読むようにし始めた。
・「感謝日記」と称して、毎日3つのことについて感謝を日記風にメッセンジャーグループに投稿するようになった。
・昨年からやっている庁内読書会は休止中、代わりの庁内読書会が11月から開始。
・8月から庁内華道部に入って月に一度のお稽古を始める。

…あ、意外といろいろやっていました。とはいえ、自分から動かしたものは少なく、主に他の人の企画への参加でした。

 それよりは、この1年は、1年という単位より、これまでの10年に区切りをつけて、次の10年に向かっていく1年だったと思います。

①これまでの10年
 10年前は、子どもが2人とも小学校に入って、ちょうど、子育てが第2コーナーを曲がって、家庭と仕事の両立が精いっぱいから少し周りが見え始めたときでした。
 おりしも、企画部門に配属されていたのですが、その時にご一緒させていただいていた先輩方がとても優秀だったことから、「自分、何も市役所の仕事のことわかってないじゃん」と痛感させられることが多々ありました。
 そのため、自分のような人間がこんな企画部門にいてはいけない、もっと、市役所の中でも、いろんな部署にいって、いろんな仕事を知って、いろんな職員と知り合いにならないといけないと思い、異動を希望し、農林課に異動になりました。
 農林課にいる時に、小学校高学年になった子ども達の日々の送迎が必要なくなり、子育ての第3コーナーを曲がったあたりで、早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会に派遣され、全国の意志ある公務員と、素敵な講師陣と知り合うことができ、様々な学びを得ることができました。その時のつながりがきっかけで、地方公務員オンラインサロンや、オンライン市役所等、様々な公務員コミュニティとつながりができました。
 そんな感じで、その後の長寿推進課、教育委員会と、仕事については、プレーヤーとしての自分を公私で磨く10年でした。
 つながり、という意味では、地方公務員オンラインサロンで、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」に推薦した方が見事に受賞されたのも、ひとつの集大成だったのかなと思っています。


②これからの10年
 今年の4月の人事異動で、室長(課長補佐相当)に昇格して、管理職となりました。
 当市は、管理職昇格試験はないので、異動調書を見て昇格を知ったわけなので、心構えも何もなく昇格しました。また、それまでの自分の管理職像として、「ワンマン」なイメージが大きくあり、そうではない管理職になろうと、今から思うと若干の勘違いをすることになり、4月早々大失敗をしてしまい、お叱りを受けることになりました。
 そこから、後追いながら大急ぎで、「管理職とは何か」「マネジメントとは何か」について考えるようになりました。プレーヤーだけでいられたこれまでの10年から、気持ちを切り替えていかなければならない。しかし、その先、管理職になり切った人が、役職を退いた後も管理職から抜けきれないという話も多く見聞きしていたことから、管理職になり切ることの怖さもあり、気持ちに踏ん切りがなかなかつきませんでした。
 しかし、ご縁があって参加させていただいたオンライン勉強会で、女性管理職の先輩方と交流させていただいたり、民間企業に勤める友人の管理職の話を聞いたりする中で、せっかく少しでもマネジメントを経験できるチャンスがめぐってきたと考えれば、役職定年までの約10年間と期限を決めて、思い切ってやってみよう、と腹が決まってきたのは、ようやくこの頃の話です。
 更に、役職定年がくる約10年後からのことも見据えて、いろいろ動いていこうかなと思う次第です。

 ちなみに、先輩管理職のインタビューの役を仰せつかったのも、ナイスタイミングでした。


そういえば、昨年の記録の終わりに、「来年の漢字は種」と宣言していました。
確かに、種はたくさんまいたような気はします。しかし、来年に向けては、いよいよそろそろ、仕事にしても、プライベートにしても、ともに「結果を残す」…種から出てきた芽を育てて、花を咲かせ、実らせていかなければならないと思っています。
 そのためのキーワードをいくつか、忘れないように書いておきます。
・外での学びを本業に活かしていく。
・これまでなかなか取り組めなかった、まとまった勉強や、資格取得にむけて動き出す。
・外の公務員とのつながりはだいぶんできてきたので、次は、外の公務員「以外」の人ともつながっていく。
・育児から介護への心構えの変化。
・文章を書くこと(note)、本を読むことのますますの推進。

※サムネイルは、「種をまく女の子」で某画像生成AIに描いてもらったものです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

ちなみに、今日は、息子の18歳の誕生日です。
おそらく、彼の誕生日をリアルタイムでお祝いできる最後の誕生日になると思います(実際、自分は、19歳以降の誕生日を実家では祝っていないです)。今、絶賛大学受験勉強中彼を支えることが、子育ての第4コーナー回って最後のストレートのラストスパートだと考えています。最後まで頑張れ!


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