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有馬温泉 湯めぐりVR制作と現在のわくわく

コロナが大変なことになってきた2月。私はすぐに運営している語学スクールのリアル生徒たちをリモートスクールへ移行させた。OCULUS GO が発売された2018年よりVR英会話を開校しているので(のちのVR高校)に、VRとオンラインに選択可能という形で現在も運営。生徒たちは、リアルクラスへ戻るよりもリモートスクール希望者が多い傾向。そんなコロナ真っ只中の日本の夏。

https://www.youtube.com/watch?v=74O2BiPgzOI

リモートスクールへの移行に抵抗もなく、すぐに移行することもでき、生活もこれまでネット中心でも問題なく、むしろ大きく舵が切られたこの状況は、世界中の経済の大きなうねりがどこか新しいところへ向かっているんだろうとやや冷静に受け止めていた。私のヨーロッパ生活の計画(ドローンを飛ばしてお城とかをめぐるんだという想像)は一旦リセットゼロに・・・。

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そんな2月の学校休校のニュースと、海外へは行けない、外国からの入国もできないという状況になった時、有馬温泉の御所坊さんから一本のお電話をいただいた。かふあさん、VRのご相談が。ということだった。私は、2016年のPSVRの予約日から、VR映像を撮りはじめていた。VRは楽しいですよ。VRコンテンツを作りましょう。そんな話を4年くらい前に話したことを思い出した。いろんなところで、VR体験してみてねとこの4年、いろんな人へ話をしていた。


さっそく有馬温泉へOCULUSを持って、はじめてのVR体験をしてもらおう。そして、VRにはこんな魅力がありますよということを、言葉で伝えても伝わらないのは分かりつつも、VRとはから始まり、VRでできることをご説明。御所坊さんのしたいことはただひとつ。それなら、これができる。温泉を伝えるならば、こうすればいい、それはできない、これならVRでできる、お客さんはこれならきっと楽しんでくれる、ありとあらゆる4年分の思いをめいいっぱい詰め込んで、これまでVRといってもみんなが素通りしてきたことを、めいいっぱい詰め込んで全身でお伝えした。

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いざ、はじめてのVR体験をしていただく。
ヘッドギアとコントローラーを消毒し、いざ!ちょっと躊躇はするが、これまで作ったVR動画、「VR朗読」をまずは見てもらうことに。つけた途端、あ、これはすごい。と、はじめてのVRをしながら、体全体で表現してくれる。オキュラスをはずして、すぐさま「これはすごい。」

こうやって、有馬温泉 湯めぐりVRははじまった。

撮影をして、編集。10日ほどは寝る暇もなく作業の連日。有馬温泉の新しい試みを撮影にいらしていたメディア取材の数々。Yahooニュースに、テレビに、海外の媒体、様々なところに取り上げられている。生徒や友人から、メールがくる。

と、ざっくり書くとこんな流れであはりますが、ここには様々なドラマが繰り広げられています。撮影の舞台裏や、機材、VR映像を撮る方法などもいくつもいくつもYOUTUBE動画を作ることができます。編集日記まで書けば、その日からすぐにでも、はじめてのVR動画クリエイーターになれる!というワークショップもできるので、気合こそあれば誰にも高いハードルではないはずです。多く方にVRを身近に感じていただきたい。そんな時代も、アップルグラスが発売されれば、時間の問題です。ハードの技術開発者さん、ソフト開発者さんのこれまでの熱い気持ちを想像します。VRやデジタル時代の流れのいろいろは、だいたいは予想どおりになっていて、コロナは想定外だったけれど、デジタル世界とコミュニケーションはさらに加速され、少し戸惑いのある中、こうやって慣れていくのだと感じながら。人は案外、順応の早い生き物です。

これからの世界の動き、経済の流れ、国と国との摩擦など、大きく変化をしようとする模様が日々目に飛び込んできます。巨大な何かが押し寄せてきているものを動かしている人たち、本質をみつめ、今日もVR制作と教育、写真で伝えるという日々は、内容に違いはあるとはいえ、日本中、世界中と同様、進んでいます。こちらに目を通してくださっている方も、この5ヶ月間、さまざまな思いで日々を暮らしていらしたと思います。みなさまにおいても良き日々になることを願いつつ。

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現在、VRリモート空間というアートコラボレーションで、VRコンテンツを制作しています。ずいぶん認知されたとはいえ今はまだまだ見る人は少ないVRですが、お家で過ごす時間の休息になれば幸いです。VRのゲームや3D、チャットやSNS、VTUBERも楽しいですが、ちょっとそれとは違った、VR映像で誰かの住んでいる街を覗いてみたり、知らなかったアーティストさんの音色に耳を傾けてみたり、そんなコンテンツを制作しています。有馬温泉の湯めぐりVRも時間にゆとりのある状態で、WORKSダイジェスト版も作ってみたいと思っています。現在は、新しいエンターテイメントの形を求めて、様々なアーティスト、エンジニア、プログラマーさんたちとVR制作チームを作っていっています。

VRリモート空間企画、最新作は音楽VR  mille baises LETTER とても優しい気持ちになれる音楽なので、どうぞご覧ください。


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