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オランダでシャワールーム水漏れ発生!下階のダイニングルーム水浸し

*2017/2/15記

「ドンドンドン」
20時過ぎに突然鳴り響く音。

我が家のドアベルがバッテリー切れだったため、直接ドアをノックされました。
こんな時間に誰かと思えば、下の階に住む夫婦の旦那さま、J。

「すっごい水漏れしてるんだけど。
シャワー浴びた?」

顔面蒼白。
「は・・・い。」
やっとの思いで口から出せました。

確かに、私が浴びて、その後パパと息子が浴びました。この1時間くらいの出来事です。

慌てて、Jのお家へ入らせてもらうと、ダイニングルームの天井から水が染みだし、床にまで流れ落ち、大きな水たまりを作っていました。

「やっば〜本当にこんなことってあるんだ」
というのは私の心の声でした。

これまで10軒以上のマンションやアパートに住んできましたが、水のトラブルは日本では一度もありませんでした。

ここオランダで人生初の体験です。

頭の中を「家財保険」とか「補償」とかって言葉がよぎっていきます。賃貸契約の時に、そんなこと書いてあったかな。。過去の記憶ををぐるぐる検索。

奥様のMが「こんなにひどく水が漏れてくるのは初めてよ」
と言いました。

え?
それって、私が外国人だからおっきく請求するつもりですか?
加害者のくせにすぐに被害妄想に陥りました。

普段から会えば挨拶する仲ではあるのですが、ご夫婦の表情はかたい・・・そりゃそうですよね。
とはいえ、普段通りシャワーを浴びただけだから、全く原因がわかりません。

話を聞いていくと、
どうやら2年前に私のハウスオーナー、Bが住んでいた時にも同じ箇所から水漏れがあったそう。

おそらく同じ原因だろう、とJに言われたので、
「ちょっと上に戻って確認してくるね」
と言い、即座にBに電話!

ハウスオーナーである彼は、私が話した一部始終を聞いて、明日の朝来てくれることになりました。

「不便をかけてごめんね」
とも言ってくれたので、とりあえず私たちの金銭的な負担は免れられるのだと勝手にほっ。
外国で面倒なことにはできる限り関わりたくないのが本音です。

水漏れのあった部屋に戻ると、すぐにBからJへ電話がかかってきました。
なんだ〜二人は連絡先を交換済みだったんだね。
そんなことも知りません。

オランダ語で色々と話し合っています。うん、この方が絶対解決まで早い!
勝手に納得。

翌朝、ハウスオーナーが仕事へ行く前に来てくれました。
スーツのジャケットを脱ぎ置き、
「ここだと思ってたんだ」
とマイナスドライバーでカリカリし始めたのは、
シャワールームと壁の隙間を埋めていたシリコンゴムの部分。

どうやらそこが劣化して、水が流れ込み、下の階の天井から染み出していたみたいです。

水漏れって、排水管が原因とも限らないんだね・・・
なんだか気が抜けました。

水漏れした翌々日、陽気な修理のおじさんが来てくれて、その部分に新たなシリコンゴムを注入して無事に終了です。

ぶ厚く入れたから、しっかり固まるまでシャワーは浴びないで、とのことだったので、結局2日間シャワー無しの私たちファミリー。

でも、いいんです。海外ではこのくらいの不便しょうがないと思わないとやってられません。
ただでさえ、年季の入った古い住居。もし間違いなく古いであろう排水管が原因であれば、2日どころじゃ済まなかっただろうし、この水漏れが私たちのせいになることもなかったのでこちら的には無事解決です。

賃貸契約などの際には、そういったトラブルについての記載もきちんと確認しておくほうが良さそうです。家財保険などは銀行にプランがあったりします。

それでも、もうあまり経験したくありませんけどね。

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