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【よみがえる遺産】靴ひもを結べた日。

カナヅチ猫さんからバトンを頂きました。私もこれまで他の方を紹介する事は意図的に避けていた部分でしたが、今回はせっかくの機会なのでやってみます。



カナヅチ猫さんは私の中で、とても強い方、という印象です。ここで貼るのはご本人の本意ではないかもしれないので差し控えますが、ご自身に起こった壮絶な出来事を「些末な事だなと受け止めるようになりました」と言ってのけるその強さを、その気高さを、私は見習いたい。

文章からも、優しさが滲み出ていらっしゃいます。

私が現時点で読んでいるカナヅチ猫さんの作品の中で2つ選ぶとするなら、


やはり、写真を使って頂いた事でカナヅチ猫さんに出会う事のできたこの作品。私はささやかなことだけど、確かに必要なことが大好きなので、一読してすぐにあぁ、この方と仲良くなりたい。と思いました。この方は、ちゃんとそこに目線を向けてくださる方だと思いました。是非読んでください。

そして、こちらの作品です。視点が素晴らしいと思いました。比喩表現の上手さも卓越しています。ご自身でも別記事で読んでくれと仰る理由がわかります。

そして、なんと言っても、カナヅチ猫さんの書かれる作品は登場人物が「ふんわり」しています。口調や仕草、その描写の仕方がとても柔らかくて、優しい目をしているキャラクターが脳内に浮かび上がります。男の子も、女の子も。男性も女性も。これは人柄が滲み出ているんだろうなぁとしみじみ思いながら拝読しております。これからも楽しみにしております。末永くよろしくお願い致します。

カナヅチ猫さんから受け取った光輝くバトンを、私の激重感情でどす黒い鉛色に染め上げる作業に移ります。

そして、企画を作って下さったチェーンナーさん、はじめまして。素敵な企画をありがとうございます。

ルールはこちら。

【形式】
・ダッシュボードの<全期間>で一番ビューの多いnoteの画面のスクショを貼る(任意)
・一番読まれたnoteの記事をアップ(これは必須)
・感想、当時の心境、書いた動機、みなさんの言いたいことなどを書く!
・文字数は自由

noteの良いところにPV数がわからないところがあるというカナヅチ猫さんのご意見に猛烈に共感しつつも、ちょっと今回は別の意図があるので私の場合はさらけ出させてください。

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こんな感じであります。

おわかり頂けるでしょうか。ネタバレ全開の「葬送のフリーレン」の感想が断トツ一位です。未だに伸びてます。めっちゃ面白いですこの漫画。完全に新世代の少年サンデーの主力です。皆さん読んでください。

で、ネタバレ全開で話してる記事が一位なので、もう早速漂ってる「これってどうなん?」感。

じゃあ2位の話しよ。と思っても2位はカレーに納豆。カレーに納豆がここまで伸びた=全国に同志達がたくさんいると勝手に解釈して大喜びしてますが、しかし皆さん試してくれよな!はすでに記事で話しておる。

なので、早速ですが私はこのバトンリレーのルールをぶん投げる事にしました。

勝手にベスト3形式にします。そして記事とまるで関係無い話もします。1位の記事のリンク?貼らないです。3位のやつ貼ります。だって3位のやつ読んでほしい。3位のやつの話がしたい。

ここで、先にダッシュボードを公開した理由として、こんな機会でも無いと公開する気にはならない点と、感謝を伝えたいという意図がありました。

ほかの記事は読んで欲しくてハッシュタグを付けまくっていますが、「幼稚園の運動会の練習を見ながら起こった変化」は、たとえ誰にも見られなくても残しておきたいタイプの記事でそっとはじっこに置くような気持ちで投稿しました。これがかなり見られているのです。写真も無くて、ハッシュタグも最低限しかつけてないのに。

この事実を私は、リアクション一切無いけど私の事気に掛けてくれてる方達が結構いるんだ!!と最高に自分に都合の良い解釈をしました。嬉しかったから。

スキとか、コメントとか私と交流してくださる素敵な方達に最大の感謝の気持ちを持っている事は当然です。

だって私無職です。普通なら敬遠します。でも取り繕ってもその内やべえ奴なのはバレるし、嘘を書いたら多分私の方が後々ダメージを受ける。ならもう最初からやべえ奴ですよ。でも面白いもの書きますよ。の姿勢で行こうと思いました。そして、それを、ちゃんとあなたの書く記事は面白いよ。と肯定し続けてくださっている。バトンを貰った時も、ルール説明見てまず思ったことが「繋げるバトン2人までじゃ足りないな」でした。これは奇跡です。奇跡だと思っています。いつも本当にありがとうございます。今後とも何卒よろしくお願い致します。

そして。

そっと置いた記事を、そっと読んでくださっている方々。この方々を私は居ると断言します。だってその方が私にとって力になるから。

今回の企画は、この方々へ感謝を伝えられる最高の機会だと思いました。「読んでくれている」という事実は私にとって絶大な力になっております。

いつも、読んでくださって本当にありがとうございます!これからも面白いもの書くので、どうか読んでくださいませ。

ここからは記事の話を。

葬送のフリーレンが抜群に面白いのには一切議論の余地が無いです。毎週楽しみです。最高です。で、そのネームバリューのおかげでこうして記事が伸びている。私も他の方の考察とか読むの好きなので、漫画の感想ひたすら書けばPVが伸びるのは必然だなと思うのと同時に、私はちょっと悔しくなりました。

この感想のPV数を、私が書いた物語で上回ってやるぜ!!そんな方向に今ベクトルが向いております。モチベのひとつです。これに満足したり、どうしても書きたくなる記事があったらまた感想バンバン書くと思います。というか書きたい。タイムラインに爆撃仕掛けるのお許しください。

フリーレンの1話はここで読めます。2話以降は「サンデーうぇぶり」のアプリで読めます。最新話はサンデー買ってください。超面白いです。

葬送のフリーレンの他に、すでに漫画中毒とも言える方々には察知されていると思いますが、オススメの漫画として「チ。~地球の運動について~」があります。魚豊先生の新連載で週刊スピリッツで掲載されています。今6話です。これは確実に話題になるので皆さん読んでください。面白すぎる。

2話まで読めます。Amazonで単話も売ってます。続きが気になりすぎた人はそちらにどうぞ。

これを読んでいたおかげで逆噴射小説大賞に応募した「◎。。。。◯ ◯ 。。」のタイトルを発想できました。お察しの通り「チ。」は天体の話です。天体と、真理と、命の話です。信念のバトンの話です。是非読んでください。魂が奮えます。あと、スピリッツだとオススメは「バトルグラウンドワーカーズ」。マジで面白いからもっと売れて欲しい。

この方の作品、素晴らしいです。個人的に全部面白い。

不朽のフェーネチカ (アフタヌーンコミックス) https://www.amazon.co.jp/dp/B07F1B1CHL/ref=cm_sw_r_li_apa_9CoOFb7ABWXNP

読み切り作品ですが、これは読んで損は無いです。素晴らしい読み切りです。刺さった方は「辺獄のシュヴェスタ」も読んでください。そちらも面白いです。

漫画の話は無限に出来ますが今回の趣旨と違うのでこの辺で次に行きます。そのうちオススメ読み切り作品紹介とかもしたい。全1巻の読み切り集とか全2巻の打ち切り漫画の名作とか紹介したい。打ち切りだろうが面白い名作はあるんだ!世界にもっと見つかってくれ!その手伝いがしたい。

次に、2位。カレーに納豆。エスビー食品さんの募集要項に家族のオススメレシピとあって、

新聞奨学生として新聞店に下宿していた時に一緒に住んだ方達は、運命共同体に似ていて、あの関係性は先輩・後輩よりもう少し家族に近かった。と思いながら書きました。

渋谷に学校があり、学校の近くの店に配属される決まりなので私の場合は港区に配属されました。配属先の部屋の広さも勤務地によって違うという事実が他の奨学生との話で浮き彫りになりました。6畳だったり、部屋が余ってるから3部屋、計18畳1人で使えるなんて人もいました。私の場合部屋は超一等地なので超絶狭くて2畳半でした。配達先がセレブマンションなので、エントランスで借りたトイレの方が私の住んでる部屋より広かったりしました。笑うしかありませんでした。

この辺の話も、そのうち書きたいです。これは苦労してきた自慢というよりも、貴重な経験をしたよ自慢です。私の話にはよく「部屋」が特別な対象として出てきますが、この辺の興味はこの時に培われました。

あと、運転免許センターに言いたいのは、原付免許の講習の際はスクーターとカブ両方の乗り方を教えといて欲しい。高校の卒業式の次の日にスクーターで原付免許取って、その次の日に研修あるからもう東京に行かないとってなった弾丸スピードの中、乗れって言われたのがカブでした。私のその時の感想は「なにこれ」でした。これの乗り方知らないのだけど。でした。あれは違う乗り物です。説明の慢心ダメ、ゼッタイ。

当時は地獄の面もありましたが確かに青春で、それもいい思い出です。東京から地元に帰る際に一度寄りましたがもうお店は無くなって貸しビルになっていたので、暴露します。

そして、「わからないもの」の時間。


これは超絶口だけ人間だった漫画家志望の私が、自身のデビューを夢見て捻り出した話です。完成させれないんだから、「いつか」は来ないぜ!という気持ちで、すべてさらけ出そうと思いここで出しました。出すことができたのは、読んでくださる方々のおかげです。私は完成できた時のあの感動をずっと味わいたかった。ここで、noteで、やっとそれを味わえた。21年間口だけだった人間は、この場所でようやく物語を完成できました。それは私が喉から手が出るほど欲しいものでした。本当に皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

やる気だけではダメなのです。私はずっと、完成させるという勇気が無かった。根性が、体力が、気力が無かった。

生活における苦労はそこそこして来ました。

でも、残念ながら私は完成させる努力をしてこなかった。練習病に取り付かれて、傑作を描かなければという妄執に囚われていました。今ある力で出す、という勇気が無かった。まだ、まだ、もっと練習して、もっと上手くならないと。私は逃げ癖のある人間です。仕事は続けられる。でもそれ以外は、人とのコミュニケーションは、絵の勉強や練習は、作品に向き合う事は、ずっと逃げ続けた。そして、阿呆でした。私は私をずっと自分で呪い続けていた。自分にはできないという呪いをかけ続けていた。後回しの達人でした。

漫画家の賞レースは、よく受賞してからがスタートラインだと言われます。私は、スタートラインにすら立てていない。競技に臨む為の、靴すら履けていない。完成できた物語が1つも無いのだから。

そんな劣等感がずっとずっとありました。

シネマウマの話と、この話が文章として完成できた時に、公開できた時に、私はやっと、靴を履いて、靴ひもを結べたような、そんな気持ちになれました。

できた。できたじゃん。やっと。できたじゃん。21年かかったけど。できたじゃん。 

その嬉しさは言葉では表現できません。面白いとコメントを貰った時の感動は、言葉では表現できない。どれだけ言葉を尽くしても足りない。

読んでくださった方、感想をくださった方々へ改めて絶大な感謝を申し上げます。この経験があれば、私は胸を張って生きる事ができます。

本当に、本当にありがとうございました。今後とも読んでくださると、とても嬉しいです。

バトン企画なのに、自分の話のなんと長い事か!

自意識が暴走しておる。まぁもういいや。

バトンを繋ぐ話に移ります。

素敵なnoterさんをお二人紹介させてください。なんか確認でチェーンナーさんの記事もう一回見に行ったら、11月2日の追記でバトンはお一人でいいよと書かれておりましたが、いや!2名の方が、お二人のご負担とかバトンに対するプレッシャーが和らぐかもしれん!と思ったので2名紹介させてください。

お一人目

Green beansさん。 


私はこの方のファンです。私がnoteを初めて、最初にスキをつけた記事がこちら。

このお話を読めて良かった!と心から思いました。フォローボタンを押せたのはもう少し経ってからでした。初めたばかりだった私はその時に、誰かをフォローをする勇気が無かった。

フォローを返してくださった時のあの嬉しさは忘れません。ずっと、肯定のコメントをくださった事は忘れません。どれだけ救われて、どれだけ嬉しかったか。

noteにおける私の恩人です。

感銘を受けた記事がこちら。

Green beansさんの文章は何度も読みたくなります。まず、胸に響いた言葉達が、全身を駆け巡って指先まで温めてくれるような感覚になります。人を救う文章を書ける方です。自分以外の人の立場になって、その方の心情を慮ってくださる方です。でも、それとは別に、そっと内面を見せてくださった時の文章も私はとても好きです。

なんでしょうか。記事のタイムラインは確かに均一なはずなのに、Green beansさんの文章は「そっと置かれる」、そんなイメージがあります。私の主観ですが。そして読み心地がとても柔らかい。文字を追うのが心地いいのです。私はGreen beansさんの文章に憧れます。気まぐれ更新万歳。その中で、そっと出される文章が私は楽しみです。読むのが、楽しい。読めるのが、嬉しい。この感情を読者に抱かせるGreen beansさんはただ者ではないです。こんな激重感情をぶつけてごめんなさい。熱烈ファンの一人として、気まぐれ更新、これからも楽しみにしております。いつも本当にありがとうございます。

お二人目

みきかずひこさん


プロフィールがちょっとずつ変化しているの大好きです。今もリンクをコピーさせて頂く際にお邪魔した時、「あ!変わってる!」ってなって嬉しくなりました。

みきかずひこさんとの出会いもGreen beansさんが書かれた記事の中で勝手に私がおこぼれを頂戴しました。

その記事がこちら。そしてこの記事の中に出てくる中村テッセンさんも素晴らしい文章を書かれるお方です。刺さりまくります。皆さん是非読んでください。

中村テッセンさん、どうか記事をご紹介させてください。

私はこの話を読んでこの感情には名前をつけたくないと思いコメント欄にハートの爆撃を仕掛けて退散しましたが、1日経って落ち着くと今度は感想を言いたくなっている。なのでここで言います。素晴らしかったです。読ませて頂きまして、本当にありがとうございました。私も、人ってこうやって巡るんだなぁと思った事があり、感情と非常にリンクしていました。テッセンさんの記事を読めて良かったです。

みきさんのご紹介をするにあたり、このような紹介の仕方はお二人ともにご無礼では無いかと考えもしましたが、私の中でGreen beansさんのこの記事は外せない、そして、記事に触れる以上中村テッセンさんの事に言及しないのもそれはそれで失礼だ!という結論に至りましたので、このような無茶苦茶をする事をお許しください。幸いにして全員繋がっていらっしゃるので、思うままに書かせて頂きました。いつも本当にありがとうございます。

みきさんのご紹介に移らせて頂きます。

何故、みきさんにバトンをお渡ししたいか。

それはこちらの素晴らしい2作品を読むとわかって頂けると思います。

私はまずこの素晴らしい作品の感想欄で、みきさんの「Why」という作品は星新一先生の「愛の作用」のオマージュであることを教えて頂きました。

「愛の作用」を読んだ後、満を持して「Why」を拝読した私は、そのあまりの感情のリンクっぷりに言葉が止まらなくなりました。傑作の作品に出会った時特有の「これは私の事を言ってくれてる物語だ」という感覚を抱きました。

そして、その激重感情をコメント欄で撒き散らかした私に対して、しっかりと向き合ってくださった上に、創作の真髄のひとつの金言を私に授けてくださいました。コメント500文字制限をぶち抜く勢いで創作談義をさせて貰ったのが、本当に楽しくて、本当に嬉しかったです。みきさんが、ご自身の事を開示してくださった事で、これは私も自身の事を言わなければ失礼だ、の気持ちになり、気付けば私は、人様の記事で人生相談めいた、感情の吐き出しを行っておりました。コメント500文字制限で感謝の量を表現しきれないと思うほどに。こんな暴挙を許してくださったのはみきさんの器あってこそです。受け止めてくださり本当にありがとうございました。救われた気持ちになりました。 

みきさんの作品から繰り出されるペースが凄まじい発想力と、その重厚な文体は人生の経験値の差だけでは説明しきれない素晴らしさがあります。みきさんの人を見る眼差しあってこそだ、と感じる事が多いです。今後とも拝読させてください。そして、今後とも勉強させてください。みきさんの作り出すお話と、みきさん自身のお話を、私はもっと知りたいです。いつも本当にお世話になっております。ありがとうございます。

このバトンは、どうかバトンではなく、手紙だとお考えください。感謝を伝える為の手紙だと。その時点でバトンは役目を果たしておりますので、どうか受け取った後、ご都合や気分、誰に渡すかの諸々で少しでもお二人がご負担に感じる事があれば、それは本意ではありませんのでそっと地面に置いておいてくださいませ。また、他の方からバトンがあればそちらを優先してくださいませ。バトンはそこら中で飛び交っておりますので、1つくらい地面に置いたものがあってもいいでしょう。

私の道しるべにします。

投稿前にもう一度チェーンナーさんの記事を確認したら、さらに追記が増えてアンカー宣言なるものができていました。ご負担に感じる方への配慮のようです。素晴らしいと思います。

そして、このいつも読んでくださっている方々を含めた、お世話になってる方達への感謝の手紙を書く機会を下さった、素晴らしい企画の発案者であるチェーンナーさんと、バトンを渡して下さったカナヅチ猫さんに今一度感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました!

重ねて、この長文を最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました!今後ともよろしくお願い致します!

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