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#5 ドイツで救急車をよんだ話

紅葉も終わりがけのドイツからこんにちは。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は先日、耐え難いほどの体調不良になり、人生ではじめて救急車を呼びました。しかも到着したてのドイツで。
ドイツで救急車を呼ぶってどんな感じなのかな〜というのを共有したいと思います。
ちょっとだけ汚い話もあるので、苦手な方は、読み進めないでください。笑
※あくまで私個人の体験なので、ふーん程度で読み進めていただければと思います。

1 体調不良

こちらに引っ越してきてから、疲れもあってか、体調がなんとなく悪かったり、急に熱が出て下がったり、便秘になったり等あったのですが、どれも過去に経験したことある程度の体調不良だったので、家で安静にして過ごしていました。
そんなある日、その日は特段体調も悪くなく、夜ご飯は、パートナーと家で鍋を作り食べていました🍲やっぱり寒くなってくると、鍋が美味しいねなんて言いながら、まぁまぁな量食べました。そろそろお腹が空いてきて、機嫌の悪くなり出した娘をあやしていました。(お風呂に入れてからミルクをあげたかったため)
その時です!なんとなーく、気持ち悪ーくなってきました。あわせて、お腹も若干痛いような…(便意的な意味で)とりあえずトイレに行くか〜と思い、パートナーに「ちょっとトイレ、娘のことお願い」と娘を渡し、トイレに入り、携帯をいじりながら(汚い笑)用を足そうとしていました。5分ほど経った頃でしょうか、段々、吐き気と腹痛が、携帯の画面に集中できないほど強くなり、携帯を置き、私は必死に踏ん張りましたが、踏ん張れば踏ん張るほど気持ち悪い。そして何も出ませんでした。
(元々吐くのも苦手で、人生で一度、ノロになった時しか吐いたことがありません。吐いたら楽になりそうとも思ったのですが、吐けず)
冷や汗を垂らしながら、便器に座っていると、パートナーが、呑気な声で「大丈夫〜?」なんて聞いてきました。(もちろん優しさから聞いているのですが)切羽詰まってる私は「無理、気持ち悪いしお腹痛い、動けない」とめちゃくちゃ早口で伝えました。なぜなら話すのも辛く、できる限りその会話を早く終わらせたかったのです。でもこの時はまだ余裕がありました。話せたんですから。
ここで、パートナーにロキソニンを持ってきてもらい、飲みました。(完全なる自己判断で飲みました。同じような症状の時に、飲んでも良いというわけではありません)
そこから、今度は話せなくなるほど、というか自分が息をしているかわからなくなるほどの腹痛と吐き気がきて、ここで意識が遠のいていきました。そしてものすごい量の冷や汗。着ている服がびちょびちょになるほど。床には私の汗で水溜りができていました。そしてパートナーが「大丈夫!?」と、再度聞いてきた瞬間に、あ、やばい、これ、意識飛ぶわと思い、なけなしの力を振り絞り「きゅう…きゅう…しゃ…」と呟きました。
このくらいから、手足が痺れ、次第に感覚がなくなり、自分の意思では動かすことができなくなりました

2 救急に電話

パートナーが、私のsosを聞き、慌てながらも即座に救急に電話してくれました。初めはドイツ語で話されたようですが、英語でお願いしますと言ったら、すぐに英語で対応してくれたそうです。「パートナーが体調が悪くて、動けなくなっている、今すぐきてほしい」と伝えると「では住所は?」と聞かれたそうです。
(意外に詳細は聞かれないんだ…と後からこの話を聞いて思いました笑英語だったからかな?)
ちなみにこの時、パートナーは112番にかけました。
電話をかけてくれてから、10分ほど経ち、私は「あれ…お腹はまだ痛いけど、吐き気も無くなって、手足の痺れが落ち着いて、意識もしっかりしてきた…」と思っていました。笑

3 救急車到着

電話から20分ほど経ち、我が家に救急隊員の方々3名が到着しました。(うちは結構都会の方ですが、20分程度はかかりました。日本だと5分くらいでくるイメージだったので、もしかしたら少し迷ったのかな?)私はその瞬間、お恥ずかしながら、トイレで下痢をしていました。パートナーと救急隊員が話しているところに、私がトイレから出て「センキューフォーカミング😨」というと、「歩けるやん、それくらいの症状なら救急車は呼ぶべきじゃないで!」と英語で注意されました。笑
私は必死に「いや、10分前までマジで動けなくて、意識なくなりかけたし、手足が麻痺して感覚がなくなって、動かせなくなったんだって!マジで痛かったんだって!(今もまぁまぁ痛いけど、喋れるくらいまでの痛さまで戻った)」と説明すると、「とりあえず、家の中はいっていい?😅」ときかれ、家の中に入ってもらいました。
家の中に入ってからは、血圧、体温を測定され、直前に食べたもの等を確認されました。
一つだけ思い当たったのは、鍋にを入れて食べたことでした。パートナーと自分の分、卵を二つ入れたのですが、私が食べた方の卵は半熟でした。(ただこの卵は、近くのマーケットで買った卵で新鮮なので、生は無理だけど、半熟くらいでは食べれると聞いていたものでした)
このことを説明すると、その卵はいつ買ったの?と聞かれ、2日前と伝えると「普通1週間やそこらの卵を生で食べてもお腹は壊さないよ😅」と、屈強な救急隊員の方に言われました😂
(ちなみにパートナーはなんともありませんでした)
また、ロキソニンを飲んだことを伝えると、食中毒の場合は、ロキソニンがそんなに効かないと思うから、どうかなー的なことを言われました。
また、手足が痺れて麻痺したのは、過呼吸になると、血中の酸素濃度?の影響でそのようなことが起こると言われました。あぁ、あの意識が飛びそうだったのは、過呼吸だったのか、と納得しました。
血圧や発熱状況を見て(また、下痢と腹痛以外すっかり落ち着いてしまってる私を見て)、移動中トイレに行けないのも大変だろうし、明日朝イチで救急の病院へ行くよう指導を受け、3名は帰って行きました。
救急隊員の方々はとても優しく、いつもと違う光景に怖がって騒いでしまった娘にも、きちんと挨拶してくださって、対応も全て英語でしてくださいました。(絶対英語が通じる方が来るかは分かりません)
ちなみに、今回料金の請求等はありませんでしたが、ドイツの救急車は有料みたいです。大きな病気や事故の場合は、保険が適応になるようですが、そうでない場合は高額請求になる場合もあるとかないとか…
それもあって、私が話した隊員さんは、明日救急の病院に行きなさいと助言をしてくれたのかもしれません。

救急車を呼んだ時は、本当に私はもうここで死ぬんだ…と思うほどの痛みだったのですが、来た時にはその半分ほどの痛みになっていて、わざわざきていただいた救急隊員の方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
救急車は、必要とされる方が利用できるよう、緊急を要しない場合に呼ぶべきではないというのは十分承知しておりますが、未だかつてないような痛みを経験した場合、自分で判断することがなんとも難しいと思いました。
(ちなみに娘を出産した時よりも、痛かったです😂というか、出産は痛いだろうなぁと前もって思っていたし、いつか終わりが来るのはわかっているので、我慢できないくらい痛くてもうやめる!と叫びましたが、不安はなかったです。一方、今回は未知の痛みと、あまり慣れていない場所からくる不安もあって、痛みや過呼吸が増長してしまったのかなと思いました)

4 その後と救急医療の連絡先

このような珍体験をした私ですが、その後夜中、レベル8ほどの痛みが30分間ほどもう一度来て、ロキソニンを飲んだら治まりました。次の日の朝、レベル4ほどの痛みが20分間ほどきて、カロナールを飲んだら治まり、その後は痛みがなくなったので、結局病院へは行っていません…
内科に行っても、対処療法みたいなので、また後症状が出たときに行こうかなというのが私の判断ですが、皆さんは個人で判断せず、すぐ病院へ行きましょう。
私は他にも一つ思いあたることがあるので、その専門医へ行くことにします。
早く予約しないとなぁ…

救急隊員さんに、救急車を呼ぶべきかどうか迷った時かけるべき番号を教えてもらいました。
116117で、病状を伝えると的確なアドバイスがもらえたり、土日夜間でも近くのお医者さんを探したりしてくれます。
私も次回はまずこちらにかけてみようと思いました!

5 まとめ

今回は私がドイツで初めて救急車を呼んだお話をしました。健康だけが取り柄で、病気といえば花粉症くらいの私。日本では救急車はもちろん、出産以外入院したこともありません。そんな私にこんなことが起こるなんて、予想もしていませんでした。
今後は何が起こるかわからないので、きちんと非常時に備えて準備しておきたいと思いました😮‍💨
みなさんのエピソードもよければ教えてください!

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