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くらふとまんしっぷ

#マーケティングのこと

2020年2月7日(金)の夜にお邪魔してきました。
Minimal's Table:商品開発プロセス体験会 with 中川政七商店


今日の日中にたまたまTwitterで追加募集の投稿を見かけて。
Minimal好きだし、中川政七商店も好きだし。
(好きとか言って、ずっと「なかがわせいしち」だと思ってました。。
ごめんなさい・・正解は「なかがわまさしち」です、覚えました)
緒方さんのこと一方的に尊敬しているし。
今日ひまだし・・行くしかない!ということで即決◎

ミニマルのチョコレートやガトーショコラの試食ができただけでも満足なのに。。
興味深く、面白く、有難いお話もたくさん聞かせていただけて。
なんならご両名と直接お話もさせていただけて。。
お口も心も頭も大満足でした!

せっかくnoteも始めたことだし。
会場もピースオブケイク社のオフィスだったし。
自分用の備忘録的要素が強めですが、記録に残しておこうと思います。
(前置きが長くなりました)

●クラフトマンシップ

この記事のタイトルにもした「クラフトマンシップ」という言葉。
今日のお話の中で、ご両名から繰り返し出てきたワードでした。

中川政七商店がやっている事は、
 ・クラフトマンシップの価値を向上すること
 ・クラフトマンシップの価値を最大化すること
とおっしゃられていました。

Minimalの山下さんは、
モノづくりの過程で大切なステップのお話の中で、
 ・クラフトマンシップの拡大
とお話されていました。
(このお話の詳細はのちほど)

両社に共通するキーワードは色々ありましたが、
私にはこの「クラフトマンシップ」が一番印象に残りました。

●クリエイターの熱量を劣化させずに伝える

このお話は、中川政七商店の緒方さんが言われていたこと。
緒方さんは「コミュニケーション本部」の責任者さんなので、コミュニケーションの文脈で言われていたことです。
(緒方さんのご経歴等はググってください、たくさん出てきます)

中川政七商店の職人さんやデザイナーさんは、想像も絶するような熱量でモノづくりに取り組んでいて。
そのプロセスを経て生み出された「モノ」をどうやって顧客に伝えるか?
そのミッションにおける最大の課題がコレだそう。

緒方さんがお話してくださった解は、「自分たちが一番のファンになる」でした。
(きっと解は他にもあるんだろうな・・と思いつつ)

すごくシンプルで、ともすれば当然に聞こえちゃうけれど。
やっぱりそうなんだなーって思って。
「ファン」であることって、そちら側に行っても大切なことなんだなと再確認できました。(よかった!)

もう一つ言われていたのが・・「おこがましさを正しく持つ」

おこがましい【痴がましい・烏 滸がましい】
①分不相応である。さしでがましい。出過ぎたことだ。
②いかにもばかげている。全くばかばかしい。 

この言葉も確かになーなるほどなーと納得感がすごくありました。
うっかりしていたら忘れてしまいがちだけど、すごーくすごーく大切な視点だなと思って、、忘れないようにしよう!と心に刻みました。

●企業コラボで大切にしていること

今回のお題が、Minimalと中川政七商店がコラボした「仕事の時間のチョコレート」だったので企業コラボのお話も聞けました。

緒方さんがお話してくださったのは、、
 ・自社だけではできないことができる
 ・コラボ相手の会社と共鳴している
この2点でした。(もちろん大前提となるものは他にもありつつ)

山下さんも同じようなことを言われていて、、
 ・コラボする相手は「人」で決めます

企業コラボって色んなメリット(とデメリット)がありつつも、
旨みだけに目が眩んでしまうと結果として「いいコラボ」にはならないから難しいよなと思いつつ。。
「いいコラボ」ができれば、それはとても素敵なことだなと思っていて。
できれば「いいコラボ」を今後たくさん創っていきたい!という願いがあるので、このお話は大変参考にさせていただきます!と思いながら聞いておりました。

●コンセプトとシーンを明確に

こちらは商品開発プロセス体験のお話の中で言われていたこと。
個人的に「商品開発」にはめちゃめちゃ興味があるので、大変面白かったです。
きっと「商品開発」に限らず、ゼロからイチを創る過程では共通して言えることなんだと思いました。

「コンセプト」と「シーン」ってめちゃくちゃ大切だなって。
頭では分かっていたけれど、そのレベル感を触りとはいえ見せていただけて、なんとなく感じることができて。
語彙力が皆無ですが、、すごーく勉強になりました。

正直、このレベル感を突き詰めることができるのか?
って自信がないけれど。。
でも、ここまで目指さないといけないんだって思えた事が、先ずはスタート地点だと信じて。
実践に臨んでいけたらいいなと思いました。
(見る聞くとやるでは全然違うんだろーなー・・恐怖・・)

●モノづくりは「言語の網目を細かくしていく作業」

こちらは山下さんがおっしゃられていたお言葉。

芸術的な意味での「職人の仕事」は、再現性がない一点モノ。
それはそれで価値があるモノである事は間違いないんだけれど。
ここではあくまでも「ビジネス」のお話なので、「職人の仕事」を再現し、拡大再生産する事が求められる。
そのために辿るプロセスを表現した言葉でした。
(すみません・・細かく説明するのが面倒になってきた・・)

ヒントは「なぜ?」を考えるということ。
コラボレーションによって鍛える事ができるというお話も面白かったです。

●成功のサイズは自分たちで決める

これは会が終わった後に山下さんと少しお話させていただいた時に言われていたこと。
確かになーなるほどなーと納得感が高かったお話で、会社やビジネスだけではなくて、個人にも言えるお話だと思いました。

「成功」って一体どうなったら「成功」なんだろうね?って話です。

この世の中で上を目指せばキリがない訳で・・
もちろん、ただ猛烈に上を目指し続けるって選択も素晴らしいし。
丁度いいというか、心地いいというか。
そんな地点を目指して、到達したならば、それを維持するという選択も素晴らしいことなんだと思うんだよね。

そうじゃないとキリがないし。
満足しない人生より満足した人生の方が、きっと幸せなんじゃないかな・・と私は思うのです。
まあ、私の個人的な話をしてしまうと、そもそもまだ「満足」のレベルにも到達できていないので、まだまだ精進するしかないのですが。。
とはいえ、現時点で辿り着いている現実にも「満足」というか「感謝」はしていて、幸せだなーと思えているので大丈夫。(なにが?笑)

そんなこんなで、最終的に個人的な話に脱線してしまいましたが。。

とてもとても学びと刺激に溢れた金曜日の夜でした。
「音楽」だけじゃなくてもやっぱり「LIVE」が一番ですね。
何事も自分で体験しないと知れないこと、理解できないこと、感じれないことばかりです。

超余談ですが、、
緒方さんも山下さんもめちゃめちゃお人柄が素敵でした。
語彙力がないので適切な表現がみつかりませんが、、
「感じのよい人」と感じられる人を信じたい。
そして、私もそう感じてもらえるような人間でありたい。

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