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自分らしく生きること以外の価値なんて

大学3年生のことろのインターンで出会った友達と久しぶりに飲んだ。
彼女は結局別の会社に行ったのだけど、
今は自分が何をしているのかもわからないくらい働いていて、
自分の能力も疑ってしまうくらいで、
やりたいこともわからなくなっちゃったとのこと。
彼女らしさはほとんどなくて、
同じように笑顔もなかった。

「もう、何もわいてこなくなっちゃった。
わたし、大事なものをなくした。」

とても悲しかった。
きっと、組織で働くようになったら、実は誰もがぶつかっているポイントなのかもしれない。
それを、見ないようにしたり、無視したりして、
乗り越えてしまうんだと思う。

やりたくないことを我慢できるようになる能力なんて。
本当に必要なのかな。




人に言われたこと、組織で良しとされているもの
そういうものに自分を合わせていく過程で、
大切な、自分らしさをなくしていくんだ。
手から砂が零れ落ちるように。
そんなに怖くて、悲しいことはなくて。
悲しい。

友達は、一週間会社を休むことにしたらしい。

休みます、の文面を書く元気もなかったから、
彼が書いてくれたらしい。

今週の土曜日、おうちに遊びに行く。
彼女が彼女らしかったころ、
楽しそうにパンを焼いていた。
パンのにおいを思い出したら、
きっと元気になるから。
焼いたこともないパンを焼きに、遊びに行く。
こねることならできる。はず。笑

私たちは、私たちらしく生きること以外にすることなんて、きっとない。
私は、ちゃんと私らしく生きるから、
これからも、一緒に生きていきたい。
だから、おいしいジャムを作って持っていく!

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