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満たされたビジネスマン

先日、インターネットで見ている限りとてもいいなと思っている人たちのイベントに行ってきました。
小さな会社の社長だという方が、ずらりと並んでいました。
もともと大企業で働いていた人たちが、独立したパターンなのだと思います。
その人たちから感じたものは、
「満たされていないことに対する不安」
でした。

見ているだけで胸が詰まるくらい苦しくなりました。
大企業にいると
スキルを身につけて独立したら好きなことができる。
だから今はここで勉強するんだ。
というような話をよく聞きます。
実際私自身、そういう考え方はとてもアリだなと思っていたこともあります。





ではなぜ、
「満たされていないことに対する不安」を感じたのか。
感じたものに対して論理や言語をつけるのは時に難しく、
時にナンセンスだと思うけれどやってみます。

具体的には
「満たされている状態」を知らない人たちだと思いました。
笑顔が引きつっていて、誰かに認めらえるために取締役という肩書を手にしたのかなと思います。
どこの誰に認められたら、その人は心から笑えるんだろうね。
誰がどうなってくれたら、うれしいんだろうね。
人を変えたいとか、こういう人を増やしたいと思っている人は
サービスを通してそれをすることを遠回りだとは思わないのかな?
直接話して、直接愛をしたほうが、
よっぽど人の力になれると思う。
人が変わるきっかけになると思う。
体も心も何も持っていない”サービス”を人は、どのくらい信頼するんだろうね。
私は、少なくとも”サービス”に出会って感動したことも、変わったことも、ない。
心が揺さぶられるのはいつだって”人や自然”に出会った時だった。





一方で、”サービス”という回りくどいことをする過程には、なぜかお金が発生しています。
私がお金をもらってやっている”サービス”にも、お金が発生しています。
サービスを回すということは、とても頭を使います。
コミュニケーションにも効率化が求められ、
感情は邪魔なので、どこかにおいておく必要があります。
だんだんと私がロボットのように、少なくともこの会社の歯車のようになっていくのです。
感情をなくした私は
「満たされた実感」を見失うのです。

ビジネスを頑張るということは、満たされた実感さえも”どこかにおいておく”
ことなのだと思います。
サービスを追いかけているうちに
満たされていることを見失うのです。





ここまで来てやっと、私が半年以上働いた大企業に
満たされたビジネスマンがいない理由がわかります。

さて、わたしが満たされたビジネスマンになるにはどうしたらいいのだろう。
一旦考えてい見ようと思います。
考えているだけじゃだめだから、やってみようと思います。
一応、名刺的にはビジネスマンなので。

そんなの無理かもしれない。
多くの人が無理としていたことだから。
でも、まあ、死ぬわけじゃないし、
満たされたビジネスマンを目標に、
人間らしさを、おいておかないでいい状態を目標に、
生きてみようと思う。
できたらいいし、できなかったとしたら何を学ぶんだろう。
いい具合に、満たされた状態を保つことができるのだろうか。
もしできたら、私がいる会社はホワイト企業かもしれない。

#毎日更新 #毎日ノート #社会人一年目のわたしへ #大企業

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