信頼貯金

みなさんは、何か貯めたいものがありますか？
わたしは小さい頃から必要以上のお金に興味がありませんでした。
大学時代は、社会勉強のためと学費以外のお小遣いはなしという状態だったので、アルバイトが欠かせませんでした。
大学でできたお友達はなぜかお金持ちが多かったのです。
埼玉県の公立高校から来たわたしは正直3年半くらいカルチャーショックを受けていた気がします。笑

だから本当に、いろんな景色を見させてもらいました。友達の別荘に旅行に行ったり、友達のおうちがテラスハウスみたいに広くて綺麗だったり、食べたこともないようないいご飯をご馳走していただいたり。
スタバに行くのも当たり前になったし、毎日飲み会で3000円払うのも抵抗が無くなってくるんですね。
しまいには、ちょっと背伸びをして5000円の朝ごはんを食べに行きました。
キツかったです。笑

もともと必要以上のお金に興味がないわたしでしたが、
いわゆるいいもの、一流のものに出会うたびになぜか、お金に興味がないという実感は確固たるものとなっていったのです。

お金があっても、腹の底から喜べる瞬間には出会えないんだなと。
お金を貯めて、一流の毎日を過ごしたとしても、満たされるわけではないのだなと。

リッツ・カールトンのフロアの匂いはそれは最高だったけれど、わたしは冬の匂いで満たされる。
お気に入りの香水がある日は特別な日と決めているから香水もそんなに減らない。
冬の匂いと、特別な日の匂いさえあれば。
わたしは満たされる。

さて次です。
わたし、ためたいもの、あります。
信頼だと思います。

信頼貯金という言葉は、わたしの恩師が教えてくれました。
わたしたちがクラウドファンディング で100人の信頼を得たことを例に挙げてくれました。
お金よりも応援が嬉しかったこと。
その信頼と共に旅した89日間がどれほど輝いたものだったかもわかります。
信頼と愛のおかげだったのです。
実際お金も想定の倍近く集まりました。

恩師はついでに、キングコングの西野のメルマガ会員を例に挙げてくれました。メルマガの会員数は23000人ほどいるみたいですね。月学1000円だったら、十二分に生きていけますね。

わたしはご恩やご縁をとても大切にします。
それこそ、生きる醍醐味であり、
何が起きるかわからないこの世の中で自分を守るセーフティネットでもあると思うのです。
それに人は、人に頼られると嬉しい。
自然体で過ごして、
心から人を頼って、
心から人に頼られて、
そうやって信頼で溢れた瞬間で人生を満たしていきたいのです。

そうやって、信頼してもらえる人になりたい。
評価されるより信頼されたい。
評価するより信頼したい。
評価されるより感謝されたい。
評価するより感謝したい。

今のわたしはお金はあるけど、
毎日自分に嘘をついて過ごしているので、
わたしは今のわたしを信じられません。
わたし自身でわたしの信頼貯金を減らしているのです。バカだなと思います。
幼なじみが、中学の頃廊下の隅っこからバーカホ！って叫んでた時のことを思い出します。笑

お金はあっても、嘘をついて毎日過ごしていたら
わたしの信頼貯金は減ってしまうんだなと毎日実感しています。

だから、素直になりたい。嘘をつきたくない。
それだけに集中して生きてみようと思います。
あとはそうだな、勇気が必要。