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骨抜きの人型

これはかなり辛辣で本質的で悲しい、今のわたしがみている世界。
本当に怖くて、とんでもない世界だから、見ないほうがいいと思う。



毎日何をしているのかわからなくなった
誰に憧れているのかもわからなくなった
なんのために生きているのかもわからなくなった
何がしたいのかもわからない
何が幸せなのかもわからない

気がつけば人のせいにして
生きるのも人のせいにして
生きる理由も人のせいにして
魂はどこに行ってしまったんだろう。



毎日すれ違うのは
人間の人型。
魂が抜けた、骨抜きの人型。
骨が歩いてる
まるで墓場みたいに見える
私も墓場に向かって歩いてる
まだ死にたくないと強く思いながら。
ここにいてはダメだと、強く思いながら。



ちょっと先を行く、人間風の人が
毎晩楽しい風に飲んでいる。
魂が見えない、
ただ、怒り、怖さ、不安であふれた、
愛や、やさしさや、ぬくもりや微笑みとはかけ離れた顔が、何かを話している。
骨抜きのその顔が、ただの顔が、
意地悪そうにこっちに向かって何か話している。
唾が飛んでくる。
口がへの字だなあ。
目から光がなくなっていて
いったい私は何を見ているのだろう。







そうか私が見ているのは、
骨抜きの人型。





残念ながら、私はまだ生きています。
私のために、この世界のために、私を生かそうと愛を送ってくれる存在に出会えたから私は、絶対に死なないと思える。

絶対に死なない。







そうしていつかあなたを救います。
そう遠くはない、ずっと先のいつか。



#毎日更新 #社会人一年目の私 #死

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