初投稿 翻訳家のたまご

はじめまして。
私は、2023年3月に大学を卒業し、4月から翻訳学校に進学した翻訳家のたまごです。
noteでは、翻訳家のたまごの紆余曲折な日常を書き、記録として残していきたいと思います。

4月からどうしよう

翻訳学校での授業は、2月の初めでほぼ終わり。3月には修了式。

しかし、、、、私は企業のトライアル(翻訳と校正力をはかり、企業にとってふさわしい翻訳者か見極める試験)に落ち、しかも3社も。。。
勉強のモチベーションやら、自信やら、あらゆることがポジティブに考えられなくなりました。
今も、かなり引きずっていますが、学校の課題と授業はなんとかこなしている状況です。

学校を修了しても、すぐプロの翻訳家になれるわけでも、すぐにお仕事をもらえるわけでもないですよ~と何かの説明会で言われていたのですが、その時は自分は例外だと思っていました。(楽観主義で、現実に起こってほしくないことから目を背けるのが得意)

学んだことを実践で生かす機会がないのは、とても悲しく、目的を失った気持ちになります。

でも、前に進まないといけない、なぜトライアルがダメだったのか、自分の翻訳には何が足りないのか、翻訳の勉強方法で何か間違っていたことはないか、、、など多面的に考えてみました。

ひとつ、答えが出ました。

私の訳文は、未熟で、不安定なイメージを与えているのかもしれない、と。

翻訳学校の先生からフィードバックをもらうときに、「英文や文法は理解して訳せているけど、文章全体がまだビジネス文書になりきれていない」といったアドバイスをいただくことが何度かありました。

訳文からその人の人となりが分かる、翻訳業界ではよく言われています。

私は、大学卒業後すぐに翻訳学校に進学したので、社会人経験もなく、ビジネスの世界がよくわかりません。訳文にも、そのバックグラウンドが反映され、未熟さ、不安定さが伝わる文になったのだと思いました。

大学卒業後、どこかに就職して、社会人経験を積んでから、翻訳家を目指せば良かったのだろうか、、翻訳学校に行くには若すぎたのだろうか、、、と色々考えました。

だけど、翻訳を勉強したい、翻訳学校に進学したいという気持ちを、何年も我慢することはできなかったと思います。だから、今の選択と現状に後悔はしてません。

今は、日々、新聞を読み、本を読み、活字に触れることを積み重ねることしか、私の訳文の未熟さは、克服できないように感じます。

20代を無駄にしたくないですが、急いては事を仕損じるので、4月からの1年間も、プロになるために絶対に必要な1年になんだと思うようにしました。

1年間翻訳学校に通っただけでは補えなかった部分を、4月からの翻訳勉強2年目に補っていきたいです。

とは言いつつも、まだ落ち込んでいて、人生で初めて心の底から疲れたなあと感じました。1月末までは、課題と授業の必要なことだけして、心の休息時間も取ろうと思います。
 
次からは、将来の計画を書いたり、翻訳の勉強のこと、本や新聞記事のことを書こうと思います。




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