高齢者の居場所づくりを目指して
家業イノベーション・アイデアソン2022に参加している家業イノベーターの方々について、みなさんにもっと知っていただくべく、事務局はるかがお伺いして、インタビューさせていただきました🎤
今回は山野英治さんを特集!
家業イノベーション・アイデアソン2022では、新しいコミュニティづくりに取り組む山野さんにインタビューしました!株式会社ライフサポート山野の代表取締役として、日々介護の現場と経営に向き合っている山野さん。今回は安住野を舞台に、山野さんのこれまでと、そこから生まれた想い、これからのビジョンをたっぷりお聞きしました。
>なぜアイデアソンに参加しようと思いましたか?
介護事業者として自分が想い描くビジョンを達成するためには、自分や同業者の力だけでは実現できないという想いがあり。一緒になって取り組んでくれる仲間を見つけたいと思い、参加することを決めました。
実際にこれまで3回アイデア出しをした中で、自分が描いてきたアイデアをいろんな方々に聞いていただき、ビジョンが明確になってきました。
>そもそもなんで介護事業に関わるようになりましたか?
介護事業をスタートしたのは先代です。もともと父の事業を手伝わなければいけないと思っており、大学卒業後水戸に戻って就職。父の事業に関わるとは思っていたものの、経営することになるとは、そのときは思っていませんでした。
先代が「これからは介護事業のニーズが高まる」と考え、始めたのが株式会社ライフサポート山野。創業当初から現場に立っていたものの、想いや理念は持たないままスタートしました。
>想いや理念を持って経営するようになったきっかけは?
現場のメインプレイヤーと経営者の両軸で動く中、とても苦しい時間を過ごしたことがきっかけです。創業して5年くらいは、時間関係なく休みなしで働いてきました。もともと家族経営で働いていたこともあり、そのやり方で経営しようとしましたがうまくいかず、家族から企業へ変化していかなければいけないと考えるようになりました。
実際に経営してみてはじめて、ショートステイという形態の難しさを実感しました。介護業界の中でも、人の入れ替わりが激しく対応が難しいだけでなく、毎日夜間の対応が必要になります。その認知がないまま始めてしまったため、大変すぎて働きたいと思ってもらえない環境になってしまっていました。「自分ががんばるのはいいけど、自分が働けなくなったらどうするの?」という言葉で、今のままではいけないと危機感を持つように。人に任せられる仕組みをつくり、今いるメンバーを守る責任を果たさなければならない。メンバーが幸せになれる仕組みをつくることは、経営者としての役割だと考え、今ではメンバーひとりひとりと寄り添いそれぞれの課題解決に会社として取り組んでいます。
>そんな山野さんが描くこれからのビジョンは?
「いろんな目的でいろんな人が集まれる場所をつくる」
一緒に働くメンバーも、安住野を利用している高齢者も、地域の子どもも大人も、誰もが集まることのできるコミュニティスペースをつくりたい。その場所を活用して、入居している高齢者の方々が地域の方々と交流することができる場所や、外国人労働者の方々が地域と関わりを持てる場所、子どもが多様な言語に触れられる場所、いろんな国の料理を振る舞うことができる場所など、使い方は多様がいい。提供できる場所はあるので、人が集まるコンテンツを提供してくれる事業者さんと連携していきたいと考えています。
このビジョンに共感してくれる仲間と一緒に、アイデアを現実にしていきます!!まずは、この思い描いているものをより多くの方々に知っていただくために何ができるかを、アイデアソン参加者のみなさんと考えていきます。
私はるかがインタビューしてみて
やりたいことやアイデアはたくさんあっても、その想いに共感し一緒に取り組んでくれる仲間を見つけるのは大変。だからこそ、このアイデアソンを通じた異業種の方々との出会いが大事なのだと再認識しました。想いや理念を発信しないと知ってもらうこともできない。まずはこんな熱い想いを持ってアクションしている家業イノベーターがいることを、この記事を通じて多くの方々に知っていただければと思います。
みなさんぜひシェアをお願いします!!
次回vol.4、いよいよ開催!
vol.4では、9〜11月で3回のアイデア出しを経て設定したアクションプランをもとに、家業イノベーターが11〜4月の間で取り組んできた成果を報告します。またその報告をもとに、7月に開催する最終報告の場であるサミットに向けて、さらにアクションを加速するべくアイデア出しを行います!
お申し込み / 詳細はこちらから👇
https://kagyo-innovation-ideathon-2022-4.peatix.com