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家業イノベーション・アイデアソン Season5 【vol.2】開催!

10/12(火) にオンラインにて、家業イノベーション・アイデアソン Season5【vol.2】を開催しました!

vol.1から約1ヶ月が経ち、前回出たアイデアや家業イノベーターの活動をもとに、さらにディスカッションが加速しました!

今回もグループワークの前に、ゲストスピーカーの方から講演をしていただき、その後各チームに分かれてアイデア出しを行いました。その様子を本レポートでお伝えしていきます!


ゲストスピーカー講演

いばそう企画 有限会社 林三弘さん【葬儀業】|日立市

茨城県日立市出身。高校卒業後はトヨタ自動車で整備士として働く。20歳の時に父親が教育事業を始めたことをきっかけに仕事を辞め、1年後に土浦のガソリンスタンドで働き始める。その後、1年間の修行を経て35歳の時に葬儀事業を継承する。

自分の信念を貫いて、正しいと思う行動を起こす
修行期間を経て葬儀業に参画後、経営に苦しむ父母の様子を見ていてもたってもいられなくなり、半ば強引に家業を継承。最初は父親にも従業員にも認めてもらえなかったが、長い時間をかけて経営状況を大きく改善した。

人の心を動かすには、成果で示す
前時代的で非効率だと感じていた先代のビジネスプランを変え、葬儀屋の"会員制度"という新たなビジネスモデルに移行することを決意したものの、最初のうちは従業員に全く受け入れられなかったそう。
しかし半年が経ち、徐々に会員数が伸びてくると、従業員の間で話題になることが増えた。新たなビジネスモデルと顧客の増加に伴い、財務的にも会社は安定し、さらに新たな取り組みを実行できるようになるという好循環が生まれ始めた。

こうして、最初はタメ口で否定的な言葉をばかり口にしていた年上の従業員も、いつからか敬語と共に"社長"と呼ばれるようになり、敬意をもって接してくれるようになったと言う。

一緒に働く仲間を一番に想う
林社長の話を聞いていると「〇〇のおかげ」「仲間に支えられて」という言葉を多く耳にする。こうした考え方ができているのは何か大きな原体験があったわけではなく、もともとの性格としてだと言う。

お客様ファーストではなく、従業員ファースト。従業員が一緒に働いてくれるから売上が上がり、会社が大きくなる。常に従業員の幸せを一番に考えている林社長は、従業員愛が強い。

良いアウトプットは、良いインプットからしか生まれない
息をするように学ぶ。常に新しいこと、より良いものを求めて数々の出張を繰り返し、視察やセミナーに参加している。どれほどつまらないと感じたセミナーでも、何か1つだけで良いから学びを得ようという気持ちで臨んでいる。

良いと思ったものはすぐにやってみる。日々多くのインプットをしている中で、良いと思ったものはまず取り入れて、周りを巻き込んで実行してみる。常に動き続けることが大切。

こうして他社の成功事例や新たな制度をどんどん吸収し、数々の取り組みを成功させてきた林社長。常に学び続ける、常に挑戦し続ける姿勢が会社のエンジンとなっていることは間違いない。


グループワーク

🏮飯島工作所 ラッジ ジェフさん【竹細工製作】|那珂市

【今回のテーマ】
ステンドグラス提灯を広く認知してもらうための戦略と具体的な施策を考える!

まずは、ジェフさんからステンドグラス提灯の製作過程を説明していただき、現在の課題感や今後どのように拡大させたいのかという想いを伺いました。また、前回のゲストスピーカーの宮治さん(株式会社みやじ豚)もアイデア出しに参加していただき、家業の経営的な視点からたくさんのアドバイスをいただきました!

次に、参加者の方々から作品を認知してもらうためのアクションプランのアイデアを共有しました。高級旅館向けに高単価で販売し来館者に認知してもらう方法や、他のアーティストの方とコラボレーションしてPR活動を行う方法など、ジェフさん自身や作品の強みを活かした画期的なアイデアが多数出てきました!

【vol.3に向けたアクションプラン】
海外展開の可能性と施策アイデアを考える!グループワークの後半で上がった「海外展開に可能性があるのではないか」という意見をもとに、日本より先にまずは海外でステンドグラス提灯を認知・購入してもらうための戦略や施策を考えます。


🥬 株式会社樫村ふぁーむ 樫村 智生さん【農業】|日立市

【今回のテーマ】
樫村ふぁーむに人を呼ぶためのイベントについて、来年1月から月単位で企画内容やアクションプランを考える

今回はそれぞれが大きく異なる属性の人たちが参加してグループワークを行った樫村さんチーム。
始めに、樫村さんから直近で開催できそうなイベントを共有しました。シーズンを通して収穫と植え付けが可能という、圧倒的な耕作面積を誇る樫村ふぁーむでは、毎月異なる野菜の体験イベントが開催可能だそうです。

次に、参加者の皆さんから樫村ふぁーむを活かすイベントアイデアを出しました。参加者の中には、他県で農業イベントに参加している方や家業が農業である大学生もいて、多種多様な角度から農業をエンタメ化するアイデアが出てきました!

【vol.3に向けたアクションプラン】
今回出したアイデアをもとに、イベントを企画・告知する!まずは11月イベントに向けて、イベントページの作成や企画内容を具体的に決定する


👚有限会社谷川クリーニング 谷川 祐一さん【クリーニング】|神栖市

【今回のテーマ】
グループのメンバーを知り、それぞれの知見や強みを生かして会社の課題解決に活かそう!

なんと、グループワークの冒頭40分は、改めてチームメンバーの自己紹介に費やしました!前回からの参加者も新規の参加者も含めて、じっくりと時間をかけてお互いのことを知る時間を作りました。

残りの時間では、谷川クリーニングの沿革や谷川さんだからこそできる社会貢献のあり方などについて話し合いました。学生に対して講演を行ったり仕事の話をしたりする機会も多い谷川さんですが、その中で感じた「学生の仕事観が崩れている」という現状に対して何か貢献できることはないかと感じたそうです。

【vol.3に向けたアクションプラン】
今回のアイデアソンのテーマでもある、自社の強みや独特の経営形態、そして谷川さん自身を世の中に上手に発信していきたいという目標に対して、解決策の方向性を定める


次回vol.3は11/14(火)19:00から開催!

次回のvol.3が終わると、vol.4の中間報告会まで5ヶ月の期間が空きます。中間報告会前最後のグループワークということで、5ヶ月後までにどのようなアクションを実施するのかを決めるため、チーム全員で協力してアイデア出しをします!

もちろんvol.3からの新規参加も大歓迎!下記イベントページから参加申し込みをお待ちしております。

📣家業イノベーターとともに新しい挑戦に取り組む仲間を大募集📣
vol.1,2に参加していない人でももちろんOK!!
🚩家業イノベーターの挑戦を応援したい!
🚩自分のスキルや知識を生かしたい!
🚩家業に興味がある!
などなど、どなたでもご参加いただけますので、みんなで家業イノベーターの挑戦を応援しませんか?

山内 斗亜


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