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3年間友達のオーケストラを聴いて確立した私流演奏会の楽しみ方

私の友達は大学オーケストラに所属している。今までの人生でリコーダー以外の楽器に触れてこなかった私からすると、オーケストラなんて異次元中の異次元なのだが、友達はそれが当然かのように大学入学時にオケに入って、楽器を弾いている。かっこいい。

私は楽器やオーケストラに関しては全然何もわからない(のだめカンタービレを見ていたくらい)のだが、3年間ちょこちょこ演奏会に行かせてもらって確立した、私なりのオケの楽しみ方を備忘録としてまとめておく。

前提として、私が行った演奏会のスケジュールはだいたいこんな感じである。

・3曲+アンコールで約2時間
・1.2曲目は10~20分ほど
・3曲目は50分くらいで4楽章に分かれている

体感として、1曲目(前プロというらしい)はなんとなく明るめな曲が多く、2曲目(中プロというらしい)は落ち着いた曲が多い気がする。めっっちゃ個人的見解。オケとか選曲によるだろ、とは思う。
3曲目(メインというらしい)は、これも曲によるだろとは思うけど、楽章が進むにつれて起承転結みたいな感じで、終わりが近づくにつれて盛り上がる感じが多かったと思う。

では本題に入ろう。

まず1曲目の楽しみ方。
私は友達の演奏会しか行かないので、生でオーケストラを聴くのは年に1~2回のことである。だから1曲目は久しぶりの生演奏にテンションが上がっているので、みんなの衣装や、ピカピカした楽器や、指揮者の振り方や、友達を探したりして見て楽しむ。

2曲目の楽しみ方は、聴くことに集中すること。
曲に集中しようと思って目を瞑る。するとなぜか寝てしまう。中プロは寝ながら聴いてることが多いです、、、ごめん、、、。

1曲目と2曲目が終わったら20分くらいの休憩があるので、お手洗いに行ったりして目を覚ます。

3曲目のメインは全部聴きたいのでちゃんと起きてます。ただ、なんといっても長い!ので、曲に全集中すると途中で疲れて寝てしまう可能性が高い。
そこで私は、メインではめちゃめちゃ考え事をして、音楽はBGMとして聴いてます。第一楽章は入りが静かだったりすることが多くて、考え事8割音楽2割とかで聴き始める。でも不思議なことに、だんだん盛りあがってきて、第四楽章に入る頃にはほぼ考え事はしてなくて、音楽に没頭しているんです。こうやって聴くと、音楽全部が聴けるし、考え事も捗って一石二鳥!(多分違う)

こうして3年かけて確立した私流のオケの楽しみ方ですが、友達が卒業してしまうので聴く機会も無くなってしまうんだろうなぁ、、、。
高校までと同じ生き方をしていたらオーケストラに関わることなんてなかっただろうし、1年に1回でも生演奏を聴く機会を与えてくれた友達にはとても感謝しています。

友達にとって最後の演奏会で、私は毎年見に行っていただけなんだけど、アンコールの時は色々考えたり思い出したりして泣いてしまった。本当にいい演奏だった。友達お疲れ様。あとは卒論頑張ろうね。

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