【訳詩】ライフ ビセンテ・アレイクサンドレ

紙でできた鳥が 胸の中で
告げる くちづけのときは まだ訪れていないと
生きる 生きる 太陽はキーキーと見えない音を立てる
くちづけか鳥か 遅かれ早かれあるいは決して無いか
死ぬには騒音だけで充分
そして他の心臓は黙るだろう
もしくは地上のその人間の膝は
金髪のための黄金の船なのだ
金色の頭 金色のこめかみ そのようにした太陽
ここには川と共に夢の影があり
緑のイグサは今生まれた血だ
君の中にある熱かライフが 夢を支えている


注:この詩は原題は"Vida "だが、「人生、生命、生きること」等々様々な意味があり、それらを全て内包する日本語が見当たらなかった為、英語の"Life"とした。

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