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あなたの音声ライブ配信が退出多く過疎るのはなぜか

stand.fmでライブを立ち上げてみたものの、人が入ってはすぐにいなくなっての繰り返し。そして次第にもう人が来なくなる・・・そんな経験ありませんか?とてもさみしいですよね。しかし他のライブはとても賑わっているように見えて、私だけなぜ・・・?スタエフあるあると言ってしまえばそれまでなのですが、少しでも人に長く居てもらうにはどうすればよいのでしょうか?それにはまずスタエフのライブの仕組みを理解することから・・・。

本記事の前提

わたしはこの記事で、ライブをこうするといいよ!こうするとフォロワー増えるよ!でも詳しくは有料記事で・・・という者ではありません。私自身は別ジャンルのクリエイターですので、音声配信はあくまで趣味です。ただ、stand.fmについてのKindle本を書いていますので「スタエフについて正確に伝えることにメリットがある」人、ポジショントークにはならない者、です。ですので、最後までどうぞ読んでくださると嬉しいです。

stand.fmのライブルームは人通りの多いトークルーム

想像してみてください。

あなたが立ち上げたライブは、外から中が見えないライブ空間です。あなたは人通りの多いよい場所を借りられたライブ主です。そしてあなたの他にもライブをしているお店がたくさんあります。

そんな中で、お客様はなにを基準にそもそも入店してくれるでしょうか?

そう、看板と雰囲気ですよね。

看板にあたるものがライブタイトル、雰囲気にあたるものがサムネです。stand.fmではライブのサムネはユーザーアイコンが適用されますので、ライブを始めるときだけ、別のサムネにすることも有効です。

まずここで、選ばれるかどうかが決まります。

男性であれば、きれいな女性のサムネイルを見て、何かを期待して入室するかもしれません。いずれにせよ、まずそこで雰囲気が決まり、期待値がもたれます。

そしてサムネイルで期待されないときは、もうタイトルしかないわけです。あなたのライブの看板は興味を持たれる看板になっていますか?他のお店が「雑談」ばかりのなか「フリートーク」などにしていませんか?

タイトルでまず興味をもってもらえたならば、まず入室をしてもらえるでしょう。

人通りの多い路面にお店を出しても、入室してみよう、という気にさせられなければ、「とりあえず入店」されて終わりなのです。とりあえず入ってもらえばいいじゃないかと思うかもしれませんが、とりあえず入店は、とりあえずですから、よほど欲望の琴線に触れなければ、即退出が関の山でしょう。あなだたって、きっとそのはずです。

しかし、タイトルにひかれて入店したのであれば、とりあえずは少し聞いてみて様子を見よう、となるはずですから、その時点で大きな差があるのです。

では、次のステップです。

即退出はコントロールできない

おそらく多くのかたが即退出をなんとかできると思っているかもしれませんが、残念ながら音声配信はとてもシビアです。

入室前の情報がYouTubeとくらべとても少なく、入室後も音声とコメントくらいしか情報のない音声配信は、動画ライブ以上にシビアと考えましょう。

 声の好みが合わなければ、即退出

こう思って間違いないでしょう。声の好みももちろんですが、これが入室者が女性で、ライブ主が想定外に男性、となれば、まず即退出でしょう。見も知らずの男性の声を、たった一人の女性が聴く、こう考えると即退出も理解できるのではないでしょうか。

そして、音声は、動画以上に好みが分かれます。声とはそういうものなのです。多くの声優さんに異なるファンがつくように、声質は合う合わないの差がはっきりしているです。直接耳に入り、脳に近いと感じるからかもしれません。

ですから、声質の相性が合わなければ即退出、、、これってコントロールでできませんよね。

即退出は当たり前、人数0と1がチカチカするのは、単なるアニメーションだと思ってください。コントロールできないことを悩むことは人生の無駄です。

ですから、それを少しでも補うためには、まずは入室前に聴きたい人に入ってもらうことが大事になるのです。つまり、看板で選んでもらう、と。

もちろん、そうした看板をたてたとしても、「とりあえず入室」の人は一定数いますので、0と1がチカチカするのは気にしないようにしましょう。

あなたは路上ライブをやっていて、目の前を多くの人が行き交うが、ほとんどの人が足をとめて聴いてくれない、そんな状況だと思えばよいかと思います。あなたも、路上の講談者がいたとして、話を聞こうと思うことは少ないのではないでしょうか。

音声ライブはそれくらい、とどまらせるのが難しい、と考えましょう。

留まらせる工夫でできること

ここまで書きますと、コントロールできないから諦めろ、とも受け取られかねませんので、できる工夫を少しご紹介しましょう。

聴きやすい雰囲気づくり

雰囲気づくりというのは、トークをしっかりしてライブをちゃんとやることです。たとえば、カウンターが増えたら「こんにちは」「ようこそ!」と声がけしたり、人がいつ入ってもいいように、常にトークしているなどです。

「入退出お気軽にどうぞ」など、自分でコメントをして、コメントが少なくていづらい、という雰囲気を少しでもやわらげるなどです。

入室していづらさを感じられてしまえば、すぐに退出できるのがライブ配信です。音声では判断材料が少ないため、とにかくトークしていることが重要です。stand.fmではBGMを流せますが、それでもトークにまさる引き止めはないはずです。

ネガティブをなくす

生活音、とくに洗い物などは、けっこう大きな騒音になります。流し台のわきにiPhoneを置いてライブをしている人は、一度、アーカイブを聴き直してみてください。声以上に、水流の音が、騒音に聞こえるはずです。とくに、iPhoneのマイクは性能が良いので、車の通る音や風などの音を、かなり精度よく録ってしまうのです。性能がよいので声も聞こえはしますが、思った以上に、そうした生活音は爆音です。

イヤホンで聴いている人が、入室してすぐに、じゃぁぁぁぁーー=!!!と耳元に爆音が流れこむストレスを理解しましょう。

有線イヤホンマイクはブランブランして、服にかすれる音もけっこうノイズです。ワイヤレスイヤホンの人はバッテリー切れに注意しましょう。

そして、ライブ配信前に一度、限定公開ライブや収録配信で録音してみて、収録状況を確認しましょう。気軽に配信できるライブだからこそ、そうした一手間で差別化ができます。となりの部屋より居心地のよい部屋を目指しましょう。

ここまでやったら、もう後は運です。回数をこなし、どんなテーマがそもそも反応が良いのか、試行錯誤するしかありません。

コメントがなくても腐らない

たまにコメントがないとあからさまにトークをしない人がいます。また、「コメントがあれば話します」とだけコメントしてまったく無言という人がいます。

そういう状況が好みの人もいるかもしれませんが、多くのかたはその重圧に耐えきれず退出してしまうのではないでしょうか。

ライブを始めたのであれば、入室者にその雰囲気づくりを負わすことはするべきではありません。少なくともライブに期待して入室してきてくれた人なのですから。

わたしは以前、私が入室して、いつになったら話すのかなぁ・・・、と待っていたら、数字に気づいていないようで、「なんだよスタエフ、過疎ってんなぁ・・・」と悪態をついてライブを中止した人がいました。そういう所作も含めてライブなのです。

少なくとも、こうしたネガを排除したり、数字は増え続けるという幻想をなくしたりするだけで、ライブの向き合い方は変わるはずです。まずは、ライブ主がそうしたギブしないと、テイクされないないのです。

勝負はライブ開始前が8割

すでにお話したように、その場でライブ入室を決めている人をとどめさせることは、至難の技で、できる工夫には限界があり、運次第のところが大きいです。

しかし、留まらせる可能性を少しでも上げる方法はまだあります。それが、わざわざライブに来てもらう、です。

楽しみにしているライブはそうそう退出しませんよね。推しのライブはそうそう出ていきませんよね。そうです、つまりSNSや普段の収録配信などで、ライブに来る理由を伝えておくのです。

わざわざ時間を合わせて来るライブはそうそう退出しません。来る理由があるわけですから。そして、予定を合わせた自分を否定することになりますから、退出圧力も圧倒的に少なくなります。

ではどうアピールするのか。それは、時間を決め、ここに来ればxxがある、というブランディングをしていくことです。

SNSのアカウント名に「毎日21時からのイケボライブ」などつけて普段から活動するのも良いでしょう。また、SNSで「今日のライブはxxxを話します。そこではxxxのコツを・・・」などと予告をして、期待値を高めるのも有効です。とにかく、ここに来れば、どういうメリットがあるのか、それを流布しつづけるほかありません。

音声の良いところは、ながら聴きができることです。たとえば、その時間に出先に居たとしても、耳だけはライブを聴いてくれる、ということができるのです。それを生かさない手はないですよね。

行けばやってる安心感

前述しましたが、ライブ主にできることは限られています。

そのことを踏まえ、ライブ前にどれだけリスナーのために準備ができるか。もうそこから勝負は始まっているのです。人気ライブ配信は、知名度やフォロワーという時点で勝っているわけですが、それこそライブ配信前までの積み重ね、といえます。

もちろんフォロワーのことを言ったら、その時点で追いつけない差がある、と思うかもしれません。しかし、わたしの知り合いで、毎日ただただ、ゲームのライブ配信をしている人がいましたが、若い女性でもなく、ゲームがうまいわけでもないので、フォロワーは増えませんでした。しかし、継続していくとある日、ついにフォロワーが100人を超えました。

見ている人はいるのです。数は少なくとも反応があるうちはやめない。

それだけでも立派なブランディングになるのです。行けば必ずやってる部屋。これほどの安心感はないでしょ。

また、前述しましたように、声は相性がものすごく大きいです。ですから、逆に相性の良い人に巡り合うこともあるわけです。stand.fmのような人通りの多いところでライブを毎日つづけていればきっとそういうリスナーさんに会えます。リスナーさんもそういう人との出会いを待っています。

ライブ立ち上げが最も露出

最後に、stand.fmのライブ配信の露出の仕組みをご紹介します。

stand.fmのライブ配信は、もっとも露出が多いのが、「盛り上がっているライブ」の上位2つです。ここがもっとも露出し、アプリのトップ画面に出ます。ただ、時間帯によっては、人気声優や著名人など、一般人はとうてい出ることはできない場所です。

次に、盛り上がっているライブ枠です。ここは8~10のライブが露出しますが、動的に変わります。ただ、過疎っている時間帯ならば、数名のリスナーがいて、コメントをしてくれるだけでも、乗ることがあります。リスナーさんと相性のよい時間帯が見つかるとよいですね。

そして、最後に新着です。ここにはすべてのライブが表示されます。しかし、アプリのトップ画面に出るのは2枠です。どんなにフォロワーがいない人でもトップの2枠には一瞬でも入ります。競争が少ない時間帯であれば、ある程度は露出しますが、当然人も少ないので、どっちもどっちです。自分に合うほうがよいでしょう。そして、その2枠をすぎれば、まず見てもらえません。ですから前述のような工夫をしていなければ、ライブ立ち上げ時に数名が来ては出ていってが繰り返され、少し立つと全く来なくなるのです。

その状況を腐ってすぐにやめてしまえば、そこで終わりです。たとえ0人でもいったんは話しつづけ、また明日もライブする。これを繰り返していくうちに、反応の良いタイトルもわかるようになりますし、コメントの返しなどもわかってきます。そして、何より、相性の良い人がリスナーにつけば、努力はほとんど必要なくずっと居続けてくれます。だってリスナーにも心地が良いのですから。それが音声の良いところなのです。

知っている人が増えていく

どのSNSでもそうだと思うのですが、SNSってやっぱりコミュニケーションをメインに使うのが一番ですよね。変に拡散を考えたりとかフォロワーを増やしたいとかせずに。

そういう意味で、stand.fmでは知り合いを増やすことは、結果としてライブにとどまってくれる人を増やせる可能性は高まります

地道にライブを継続する
→たとえ一人でも徐々に固定的に来てくれる人が増える
→それが徐々に増えてくる
→新規ライブ枠から、盛り上がってるライブ枠へ
→盛り上がってるライブ枠でさらに新規さんに見つけてもらい・・・

という感じです。もちろん、うちわっぽくなる可能性はありますが、それでも知り合いがたくさんになりますと、そこで新たな出会いや、交流も生まれコラボも出来て、次第に収録でもコラボをし、だんだんと名前やアイコンが認知されてきて、知らない人でも「あ、このアイコン見たことある」という程度でも入室してくれる可能性は高まるわけです。

たくさんお店があるなかで、迷ったらチェーン店とかに行きませんか?たくさんライブが並ぶなかで、よくは知らないけれど、そういえば前にこのアイコン見たことあるな・・・というほうが選ばれる可能性があり、まして入室後知り合いがいればさらに退出の可能性は減りますよね。

ライブの継続はこうしたことが期待できるのです。でもこれってリアルの活動でも似たようなものだと思うのですよね。stand.fmだろうとSNSだろうと人と人との関わりあいですので。やっぱり、知り合いが多いと安心しますよね。

・ ・ ・ おわりに

このように、音声配信、stand.fmのライブでは、コントロールできないことがたくさんあります。しかし、どういう仕組みで入室してもらえているのかを理解できれば、できることもあるとおわかりいただけたと思います。

音声配信は、手軽にはじめられるからこそ、こうした細やかな気遣いや才能や相性のわずかの差で人気が左右されるSNSです。だからこそ、気負いせず運を天に任せ気軽にはじめ、継続を最優先させることが大事なのです。

人気のポッドキャスト番組もブレイクするまで数年はかかっているほどです。YouTubeのように突然ブレイクする、というのはほぼないのですよね。stand.fmはたまにアルゴリズム変更で、ボーナスタイムがあったりしますが、それはもう運なので、考えてもしかたありませんので、考えないようにしましょう。

土日祝日も含めた毎日21時に、stand.fmでライブをしています。よかったら聴きにきてくださいね。お待ちしてます。

★今日の一言
だんだんと冷えてきましたね。寒いのが苦手なので気をつけます。

ぜひ、感想・コメントお待ちしています!

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この記事は吉田喜彦個人が書いています。